2008/04/03(木)23:35
運良く判明
こっくりとしたコーヒー色のこの石、ベスビアナイトです。
買ったのは、私好みの「掘る」お店。
いろんな石がごちゃ混ぜで籠の中に入れられていて、まさしく玉石混淆。
自分の目と乏しい知識を頼りに「玉」を探して掘りまくる。
それが醍醐味なのですが、デメリットは「知らない石は正体不明」になること。
普通のお店なら、わからなければお店の人に聞けばなんとかなります。
それは、仕入れてくるときに「これは●石」と、
間違っていることもあるかもしれないけれど、一応名前が付けられているからです。
ところがこの「掘る」店は、仕入れの時から玉石混淆らしく、
いろんな石がごった煮状態で入ってきます。
そのため、お店の人にも不明な石があるのです。
時にはお店の人も一緒に首をひねって「この石なんだろ~?」ということも。
このベスビアナイトも、危うく「正体不明石」になるところでした。
小さいけれどきれいなコーヒー色にひかれて手に取ったものの、私の知識では正体不明。
お店の人に聞いても、逆に「なんだと思う?」
トルマリンっぽいけどちょっと違うし……と首をひねっていたら、
ちょうど別のお客さんが来店されました。その人は宝石の鑑別等もされる方だそうで、
一目見て「あ、ベスビアナイトですね」。
さらにルーペを取り出し、ちょちょいと確認。
「間違いないです」
……カッコイイ!
家に帰って産地とベスビアナイトの名前を頼りに検索してみると、
なるほど、同じ産地から同じ色のベスビアナイトが出ています。
これで安心。
私は水晶に偏った石好きなので、水晶以外となるとかなり不安。
それでもこの「掘る」お店のおかげで、「たぶん、アレ」と
目星が付けられるようになりました。(正しいかどうかは保証できませんが)
本を読んで「勉強」しても、なかなか頭に入りませんが、
実物を前に「これが何か知りたい」と思うと、それが調べるきっかけになり、
結果として覚えることにつながります。