ある偏狭な音楽的映画レビュー

2014/09/27(土)08:48

ホラー映画音楽特集2 - 納涼ホラー祭り第5弾

音楽 [映画、連続ドラマ](6)

Mike Oldfield (Wikipedia) Progressive Rock プログレッシブ・ロックを聴いてみましょう!【番外編】 ホラー映画音楽特集2 ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタぎゃあああぁぁぁぁぁ..... バックが黒なのは、 貴方のPCの故障でも楽天の不具合でも 何でもありません 所で・・・ さっきから貴方の後ろに立つ人は誰? ギャ━━━━━━Σヾ(゚Д゚)ノ━━━━━━!! ・・・さて本日は、 ホラー映画で使われた名曲の幾つかをご紹介いたします コードネーム「氷」 題して 『納涼ホラー祭り!!!』 それでは始めましょう・・・・ ヒイイイイイイイイイイイイイィィィィィィィ.....(゚ロ゚;ノ)ノ △▼△▼ △▼△ Mike Oldfield's - Tubular Bells (1974) マイク・オールドフィールド - チューブラ・ベルズ Mike Oldfield (Wikipedia) 恐怖映画という言葉しかなかった頃、 ホラーというジャンルを確立した記念碑的名作。 本作で起用された楽曲 『チューブラベルズ』 の作者Mオールドフィールドは 本曲をロンドン・オリンピックの開会式でも演奏する程の ヨーロッパでは高い評価のあるミュージシャン。 実際に映画に使われた音楽は、映画用に新たに録音した楽曲ですが 今回はMオールドフィールドの方をご紹介いたします。 監督は 『フレンチ・コネクション』 でオスカーを受賞したウィリアム・フリードキン。 怪奇映画と無縁の映像作家が起用された事が 作品に質と格調を与えて、本作を世界的な名作に押し上げました。 △▼△▼ △▼△ John Carpenter - Halloween Theme (1978) ジョン・カーペンター - ハロウィン メイン・テーマ John Carpenter(Wikipedia) 監督は、この映画でブレイクした 『遊星からの物体X』のジョン・カーペンター。 スプラッター映画として知られている本作ですが、 特殊効果として費用のかさむ残酷描写は 低予算の本作では頻繁に使用されておらず、 実際にはそれ程の描写はなされておりませんでした カーペンター監督は音楽も担当し 一度聴いたら忘れられない テーマ曲を作曲して来た 独特の作家性を持つ マルチな才人です 神経を逆撫でる様な 独特のミニマル・サウンドが サスペンス感を倍増させ 画面との有機的な連携を働かせる事で  低予算の穴を埋める最大級の 不気味な演出効果をもたらしています 音楽が映画を世界的な大ヒットに繋げた 最たる作品と言えます △▼△▼ △▼△ Jerry Goldsmith - The Omen Main Theme (1976) ジェリ・ゴールドスミス - オーメン メイン・テーマ Jerry Goldsmith (Wikipedia) 『リーサル・ウエポン』 シリーズのリチャード・ドナー監督作品。 シリーズを通して、単なる恐怖映画ではなく 映像と音響を駆使した 格調高い恐怖を与える演出を特徴として作られた ゴシック・ホラー作品です 音楽は 巨匠ジェリー・ゴールドスミス 冒頭のテノール奏者の 『巻き舌』が いい味を出して 全編がオルフの 『カルミナ・ブラーナ』 風 合唱曲で占められた 恐怖描写に格調を与える 堂々としたスコアとなっています 後のスプラッター・ブームで エンタテインメントとしてのホラーが主流となって行った中 演劇的な精神的恐怖感をもたらした映画の骨頂として 現在でも評価の高い作品です △▼△▼ △▼△ Wendy Carlos - The Shining Main Theme (1980) ウェンディ・カルロス - シャイニング・メイン・テーマ Moog synthesizer Modular 55 (Wikipedia) 『2001年宇宙の旅』 のスタンリー・キューブリック監督が ホラーの巨匠スティーブン・キングの小説を脚色した問題作。 多くがキューブリック独特のシュールな感性の 精神的違和感を感じる画面で占められ 原作のファンタジーとも取れる霊的要素を一切排除した サイコ・スリラーとも言える仕上がりとなっています それが原作者の怒りに触れ バッシングを受けたものの 同時に 全くの別作品として 高い評価を受けている作品でもあります 音楽はキューブリックの友人でもあるW・カルロス。 日本の冨田勲同様のシンセサイザー奏者で クラシックの電子音楽化を世界的にした 最初の人物でもあります 本作では ベルリオーズ<幻想交響曲>の第五楽章が シンセ・アレンジされて オープニング・テーマ曲として使用されました   他には、バルトーク、リゲティ、ペンデレツキなどの作品が使用されましたが 現代音楽の作品が映像を通し なぜかホラーに聴こえるという 難解な音楽の表裏一体を見る思いがした 絶妙な選曲でした △▼△▼ △▼△ というわけで今回は歴史的名作の中からお送り致しました。 お楽しみいただけましたでしょうか? さて 次回は一体 何が 更新されるでしょうか ごきげんよう。 所で・・・ 肩に 手が!!!  ヽ(ヽ;゜ロ゜)ヒイィィィ!!!

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