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カテゴリ:時事
チリ北部コピアポ郊外のサンホセ鉱山落盤事故で、地下700メートルに閉じ込められた作業員33人の救出作業が始まった。
掘削した救出用トンネルを通じ特殊カプセルで1人ずつ地上に引き上げる方法で、成功すれば、 8月5日の落盤事故以来、68日ぶりの「奇跡の生還」となる。 作業はトンネル(長さ約620メートル、直径約70センチ)に「フェニックス(不死鳥)」と名付けた救出カプセル (長さ約4メートル、重さ約450キロ)を入れ、大型重機と鋼鉄製ケーブルで地下から10~20分で地上に引き上げる。 現地の12日午後9時半(日本時間13日午前9時半)過ぎから、無人のカプセルが2回地下へ下ろされ、試験が行われた。 救出作業にはチリの大統領やゴルボルネ鉱業相らも立ち会い、国家を挙げたプロジェクトとなった。 ゴルボルネ鉱業相は33人全員を救出するまで、開始から「48時間かかる」との見通しを示している。 作業員33人は落盤事故で脱出口をふさがれた後、地下の避難所に保存してあったわずかな食料と水を飲んで生き延び、 17日後の8月22日に生存が確認された。 その後、チリ政府は3台の掘削機を投入し、3本の救出用トンネルの掘削を開始。 今月9日、井戸用高速掘削機を使用した2本目のトンネル「プランB」が坑道まで貫通した。 チリ政府は迅速な救出作業を期待し、現地時間の日付が変わる前に1人目の救出を目指している 救出された作業員は医師による問診の後、家族と対面。 その後、ヘリコプターでコピアポの病院へ搬送され、精密検査を受け、2日間入院する予定だ。 サンホセ鉱山周辺では大勢の鉱山技術者や、医療関係者、家族・親族のほか報道陣が詰めかけ、救出作業の行方を見守っている。 無事、全員が救出されると良いですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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