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カテゴリ:読書日記。
東野圭吾著『クスノキの番人』を読みました。
「人殺しの話ばかり書いていると時折ふと、 人を生かす話を、書きたくなるのです」 「読み終えた人が明日に希望を持てるように、 と思いながら書きました」 著者が帯に寄せて書かれた文章です。 痺れます! ![]() 祈念すると願いが叶うというクスノキ。 その番人を渋渋引き受けた主人公、と伯母の千舟、 クスノキに祈念・受念に訪れる人々の物語です。 ![]() イメージは京都・東山の新熊野神社の楠。 生命力に溢れ、神秘的で、大好きです。 主人公の玲斗が、聡くて優しくて。 彼の成長する姿と クスノキの謎を読み進めるのが面白く、また嬉しかったです。 読後感は温かく優しい。 でも、自分は祈念も受念も、する勇気、ないなぁ。 せめて生きている間に、思いをたくさん伝えようと思いました。 続編が出るのですね! 楽しみです。 映像化は難しいだろうな、でも観たいな、と思います。 おすすめです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.04.06 00:09:52
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