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わかどりのヤキトリ日記

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wakadori0102

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wakadori2007@ Re[1]:インド人・その後の1年(07/23) ぽんさん ものすごく久しぶりですね。 …
ぽん@ Re:インド人・その後の1年(07/23) |・ω・`)!? ブログみっけ~笑 静岡出て…
わかどり@ あ! あ、らぴゅたさん・・・・・
December 21, 2006
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カテゴリ:日常
わかどりには大きな誤算があった。
ジョウジア大学で2年間の研究生活があと数ヶ月で終わろうという時、
次にどんな仕事をするかについて、
わかどりにはいくつかの選択肢があった。
(1)アメリカに残り企業に就職すること。
(2)もう数年別の研究室で研究すること。
(3)日本の企業や大学に就職すること。
結局わかどりが選んだのは(3)が一番近いと言えば近いのだが、
わかどりが選んだのは正社員採用ではなく、契約雇用だった。
正直、正社員採用がいくつもあったのに、
わざわざ契約雇用の今の仕事を選んだのには理由があった。
当初の話では、4月からわかどりはタィを中心とした東南アジア諸国での
海外勤務をすることになっていたのだ。
仕事で海外に飛ばされた場合、生活費全般は出張経費でほぼまかなえる
ことが予想されるため給料全額が貯金にまわせる。
また、東南アジア諸国は生活費が日本と比較した場合、
信じられないほど低いため、
支給された出張経費さえ貯金にまわせる降参が大きい。
それから、無視できないのがタィに滞在することになった場合、
ジョゥジアで知り合ったタィ人コミュニティーとのつながりが
わかどりの生活を強力にバックアップしてくれることが確約されていることであった。
そんなわけで、わかどりは東南アジアで必死に働いて一財産ためて、
3年後の契約満了時には家の一軒も建ててやろうくらいの気でいたのだ。

しかし、実際はそううまくは行かなかった。
わかどりのプロジェクトチームは、わかどりを残して全員がタィに出張してしまい、
行ったっきりでほとんど帰ってこない。
そしてわかどりだけが一人だけで広いオフィスに取り残されて、
ひたすら国内の雑用をこなると言うことになってしまったのである。
そういった役割分担ははじめの約束では他の海外勤務の人と交代で行うことに
なっていたのだが、待てども暮らせども自分が海外に派遣されることはなかった。
11月にようやく1週間の出張があったのだが、今年度はもう出張はないことになった。
一度、ボスとも相談してみたのだが、結局、このわかどりの役割分担は
これからもずっと変わることはないということだった。
とかく世の中は思い通り行かないものである。

まあ、金銭的な問題に関してはわかどりの動機が不純であったという点で、
大いに反省した上であきらめることにするが、
もうひとつ大変大きな問題があるのだ。
わかどりは、職場では朝から晩まで誰とも会わず、誰とも話さない日がまれではない。
わかどりはそもそも15人近く人がいるオフィスにいたのだが、
わかどりが就職して程なく、東南アジアプロジェクトチームのオフィスが
別館に移動になったのだ。
東南アジアプロジェクトはもちろん複数名で構成されているのだが、
わかどり以外、全員東南アジアに行ってしまった。
今まで辛抱していたが、さすがにこの生活が9ヶ月を過ぎた今は
職場に来る時も帰る時も一人の状況は大変辛抱しがたくなってきた。
来週、数ヶ月ぶりに同僚全員が東南アジアから帰ってくる。
年末・年始は全員帰国して日本で年越しということらしい。
大変気が重いが、今度全員メンバーがそろった時、
わかどりはできるだけ早い時期に仕事をやめたい旨を伝えたいと思う。

わかどりはこんな状況だが、日本に帰国後、いいことがひとつあった。
わかどりは長い間、家族と離れて過ごしていたが、
今は毎日家族と会うことができる。
小学校から高校までの間、ずっと育ててもらった祖父母とは、
大学入学以来ほとんど顔を合わせることがなかった。
今年に入ってからのように、ゆっくり共に時間を過ごせたのは何年ぶりだっただろうか?
やはり人生は万事、塞翁が馬なのかもしれない。






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Last updated  December 21, 2006 09:25:21 PM
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