こちらでは心配された台風４号の直撃は免れたようです。

どよーんとした曇り空ですが、風もほとんどありません。

関東方面は交通にも影響があったようですね。

各地域の被害が少ないことを願います。

今朝の岩手日報によると、お隣の二戸市と釜石は臨時休校としたそうです。

自然災害に対する防災意識は震災以降どんどん高まっています。

災害に強い街、体制、経済…　どんどん改善していきたいですね。　



さて、

暴風雨を覚悟していましたが、それほどでもなかったので一安心。

ちょっとブログ用に写真を撮りに敷地内をぐるっと散歩しました。


いつの間にか山葡萄の芽がニョキニョキ。



ウドも大きく育ちました。まだ若芽は天ぷらで食べれます。



キセキレイが卵を産みました。あちこちに巣があり賑やかです。






九輪草の花畑。

サクラソウ科の多年草で山野草として人気があります。
毎年この時期、赤、白、ピンクのきれいな花で楽しませてくれます。
（実は安比高原牧場にて販売させてもらっています。）




これはビオトープ。

ホタルの繁殖を目的に自然の生態系を再現させた人工の池です。
今の時期はオタマジャクシがいっぱい泳いでいます。

卵塊があちこちに。



そして、ホタルの餌になるカワニナもたくさん。



このカワニナを繁殖させるのが、ホタルを繁殖の第一条件。

そしてカワニナの餌も必要不可欠。

野菜屑などを与えるとモリモリ食べます。


昔ホタルが多かった一つの理由に、生活排水があります。

下水道や浄化槽が完備されていなかった時代、

生活排水は水路にそのまま流されました。

その排水には栄養分がたくさん含まれ、カワニナ、タニシなどが繁殖しやすかったのです。

今は汚れた水は浄化処理をして川に流していますし、

用水路もコンクリートで出来ているために流れが速く水中生物の定着も難しく、

また、農薬などで汚染された水も流れ込むケースがあるため

カワニナ等が繁殖しにくい環境といえるでしょう。

よって必然的にホタルの個体数も少なくなります。


ホタルについて調べていたときに、こんな情報がありました。


ある高級旅館が、お客様を喜ばせようと敷地内でホタルが舞うように取り組み、

庭園内の水路にカワニナの餌として野菜屑を置いていたところ、

それを見たお客様からクレームがあったそうです。

「水路に残飯を捨てているのはいかがなものか？」と。


私もそのクチコミ投稿を見ましたが、かなりご立腹でした。

気分を台無しにされたと。


ホタルの光だけを見ていれば、感動のみが残ったのかもしれません。



お客様を喜ばせようとした取り組みでしたが、

いちどネガティブな視点で物事を捉えられてしまうと、

その他のすべても不満、不快感となってしまう傾向にあります。

おもてなしをする立場として気をつけなければいけません。



というのも、今朝ほどチェックアウト時に１組のお客様から

いろいろと貴重なご意見をお伺いしたからです。

お客様の期待に沿うことが出来ず、不満だらけの滞在になってしまったようです。


もう一組のお客様は、「お世話になりました。また来ます！」

といってニコヤカにお出かけになられたのですが…


同じ条件での滞在でも、お客様の価値観、期待値、満足度はそれぞれです。


すべてのお客様にご満足いただけるように、

各宿泊施設は努力しているわけですが、

お客様からのご指摘で、初めて気づくことも多々あります。

クレームを活かして、改善改善！！


若者風メンバーの宿はポジティブ思考が多いので日々改善しております。

ご満足いただけなかったお客様申し訳ございませんでした。


視点を変えること大事ですね。


ということで、



今年もツリーイング(ロープを使った木登り）やってます！

体験会もこれから企画しますので、樹上からのバードビューで視点変えてみませんか？

下から見上げる森と、上から見下ろす森。

この違いで、あなたは何を感じるでしょうか？




ということで、

本日のブログはロッジタンデムの矢部がお届けいたしました。

次回当番の頃にはきっとホタルが飛び始めていることでしょう