薔薇に合う宿根草
薔薇に合う宿根草バラが咲くナチュラルな庭を目指す場合、一緒に咲かせる草花を選ぶときの基本的なポイントは4つ。では、大切な3つのポイントをご紹介しましょう。バラの草花選びポイント11つめは、バラと合わせるのであれば、バラの好む環境で生育できる植物を選ぶこと(これは絶対にはずしてはいけないポイントです)。肥料分の少ない土地や日陰地、湿地などを好む植物は、バラが栽培できない場所で上手に活用しましょう。バラの草花選びポイント22つめは、バラと喧嘩しない花を選ぶこと。例えば開花期が重なる大輪のシャクヤクや大輪のダリアなどは、バラと主役を奪い合ってしまうのでNGです(小輪など控えめなバラと組み合わせるのであればこれらもOKです)。バラの草花選びポイント33つめは、草花をバラの脇役としたいのならば、バラと開花期が重なるものを選びます。例えば、アグロステンマやヤグルマギクなどの一年草やサルビア・ネモローサ‘カラドンナ’などの宿根草がオススメです。主張のあまり強くない小花や線の細い穂状花はバラに違和感なく合わせられます。オルラヤ(ホワイトレース)レースのような可憐な白い花が、上品にバラを引き立ててくれます。オルレアとも呼ばれます。一年草ですが、こぼれ種でよく増え、あちこちから咲いてくれるので、空いたスペースを埋めるには最適。少しの風でもふわふわと揺れる繊細な草姿で、ナチュラルガーデンにぴったりの花です。バラ以外の花との相性もよく、花束のような花壇を演出してくれます。寒さ、乾燥に強く、初心者でも簡単に育てることができます。エリゲロン・カルビンスキアヌス野趣のある白い小花は、咲き進むとピンクに変化して、二色咲きのようになる可愛らしい咲き姿。低く広がる草姿なので、バラの邪魔をせず、引き立て役にぴったりです。花期の長さは、宿根草の中でもトップクラス。春から晩秋まで咲き、もちろんバラの時期もたくさんの花が咲きます。地面をカバーするグラウンドカバープランツとしてもおすすめです。草丈が伸びて花が減ってきたら短く刈り込んでおくと、花姿が整い、蒸れ防止にもなります。