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『チョコレート・ファイター』を見ました。タイ映画です。阿部寛が日本のヤクザ役で出ています。
阿部ちゃんが現地の女性とデキちゃって生まれたのがヒロイン。“ジャージャー”だか“ジージャー”だかいう愛称?がついてるようですが、タイやベトナムの人の名前は、ひとっつも覚えられんなぁ。劇中では日本人の父親にちなんで“ゼン”と名付けられとります。 阿部ちゃんとデキちまった女性は、実は地元のマフィアの元締め?の愛人で、冒頭を見る限り、かなりなすったもんだがあったようです。 女性はゼンと二人でひっそり暮らしてるんだが、病気治療のためにお金が必要に。そこで、たまたま見つけた昔の貸付帳をもとに、集金して回るゼンと幼なじみの小太りくん。が、相手は堅気かと思いきや、悪い人たちばかりで、素直に金を返してくれない。ま、母親も昔は極悪人だったから仕方ないんだが、ゼンは無理矢理金を奪い取ってくんだよね~。 このゼンちゃん、脳の発達に問題がある設定。でも運動神経はすごくて、近所の兄ちゃんたちがキックボクシングしてる姿を見て動きを覚えちゃう。さらにカンフー映画を繰り返し見ることによって、カンフーまでマスター。まさかの独学なんですよ!しかも見よう見まねとかはせず、必要な時に自然とその動きができるという…むちゃくちゃですな。 あんな細くて、ろくに食べてなくて、体も鍛えてない女子が、長時間ムキムキ野郎たちと渡り合えるのは無理あるな~。体力もたんでしょ。 それはさておき、CG、ワイヤー、スタントなしという、すごいアクションをかましてくれます。撮影中、何人か再起不能になっててもおかしくなさそう。氷屋、運送会社の倉庫、食肉工場…とアクションもどんどん過激に。クライマックスのパルクールみたいなのも、見ていてドキドキしたわい。心臓に悪いよ。 阿部ちゃんも刀を抜いて頑張ってましたけど、ゼンの足元にも及ばないやね。 しっかし、元締めがサラサラのワンレンなのが気持ち悪くてさぁ。いい年してその髪型はないよ…。辻さんですか? あと、ミッツみたいなごついオカマちゃんたちがいっぱい登場。お国柄が出てるね。軍団の大将がしぶとくて笑えました。もうギャグの域だね。 ストーリーとしては…元締めが何をしたかったんか、よく分からず。阿部ちゃんと決着をつけたかったようですが、あそこまで派手にやる必要が? まあ、アクションは見ごたえあったからいっか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.10.19 14:43:31
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