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テーマ:コーラス(2704)
カテゴリ:その他のコーラス
オートドックス教会から出演したアンサンブルは、アルト1人ソプラノ2人という女声3人組で、10代の終わりかせいぜい20代の初めくらいの若い女の子達だった。 特にアルトの子がとてもイイ声でしっかりと歌っていて、心地よい声 ソプラノの片方の子の声はほとんど聞こえなかったけど、実質二人であれだけ歌えれば大したものだと思った。 しかし、教会の真ん中くらいに座っていたオットによると、主旋律を歌っているソプラノが全然聞こえなくって、アルト主役の独り舞台みたいだったとか 最前列に座っていた私には、二人のソプラノのうち一人の子の声はとてもよく聞こえていたんだけど、、、。 発声の悪い声は、近くで聞くと大きく聞こえるけど、離れてしまうと聞こえないというのはつまり、このこと? 自分のことは丸っきり棚に上げてそんな生意気なことを考えた。 ホント声って面白い。 しかも、彼女達が歌った曲は、中音域が中心の歌が多く、アルトとソプラノの音域の差がほとんどなかった。 ソプラノの子の声は、少なくとも中音域では空気が混ざっているような声だった。 これがよく聞く、響きの悪い声は離れると聞こえないってことなのね。 ソプラノの子も、高音域では息の音が極端に少なくなった。 息が混ざらないまっすぐな声。 さらにオットは、ソプラノの子はヴィブラートが掛かっていて美しくなかったと言っていた。 私には息が半分くらい混じっているように聞こえたけど、それがビブラートだとは感じなかった。 位置関係が変わるとそんなに聞こえ方が違うものなんだろうか?? そういえば、S村教会コーラスの指揮者ヴォルフラムもヴィブラートを嫌う。 オペラならばヴィブラートをガンガンきかしても構わないけど、教会音楽はまっすぐに音を保てなければダメ、というのが彼の意見。 確かにコーラスはそうだろう。 隣で声がグラグラ揺れる人が歌っていると、音程の感覚が狂うし、その声を聞きすぎて船酔いみたいに気分が悪くなったこともある。 でもソリストは、聞いていて心地よい自然なヴィブラートならば、掛かっていても構わないと思う。 同じく、3人アンサンブルのトップを歌うソプラノは、ヴィブラートが掛かっていても構わないと思うんだけどな~。 ロシアの歌/ポクロフスキー・アンサンブル お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
November 15, 2009 06:21:36 PM
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