今年もPatroziniumが終わった
O村のPatroziniumが終わった。これが終わると、教会コーラスも夏休みに入り、9月までプローべはなし。もしかしたらEinsingen省かれるかもしれない、と、朝っぱらから過去の日記を見ながら軽く体をほぐし、ハミングをして行った。しかし予想に反して、今日は丁寧にEinsingenしてくれたまずは呼吸からf、f、f、s、s、s、sch、sch、sch、徐々にスピードを上げていって、最後にf---------。そしてハミングど、み、そ、み、ど、そ、どど、み、そ、ど、そ、み、どを、ronja(ろにゃ)で、sonja(ぞにゃ)で、またronjaで、、、。ど、れ、み、、、、し、ど、れ、ど、し、、、、どを、luluできちんとEinsingenすると、高音域の声の出方がぜんぜん違う。いつもは、「ちゃんとEinsingenしないから高音が出ない」とぶーたれるオット@テノールも、今日は満足げだ。Kyrie、Gloria、Credoを一度通し、何箇所か確認して、Sanctusの始めだけをさらっと流して終了。教会へ移動。今回は目立った事故もなく、あっさりと最後までいった例年1箇所くらいは出だしのタイミングを間違えたり音を間違えたりするんだけど。Patroziniumは6回目?だけど、今までで一番まともだったような気がする。O村はコーラス自体がS村よりもずっと大人数。もっとも、S村のコーラスは小さすぎる。なんとかハーモニーが歌えるギリギリの規模。O村はソプラノだけで10人以上もいる、大所帯。アルトは多分5,6人、テノールは今回1人、でバスが4人くらい。ソプラノには声の大きな歌える人達が何人もいるので、バランスがいいとは言えない。これにS村(S4,A3,T1,B1)が加わって、バランスは良くなる方向に働いたと思う。こっちはアルトもソプラノも実質2人分くらいだしオットは、ハンスが亡くなってからというもの、普段はたった一人のテノール。O村のテノール氏も実質一人なので、パートにもう一人居るという状況をお互いに楽しんでいた。確かに、大人数だとボリュームが違う。今回歌ったRegina coeliやSanctusのように明るいアコードでキラキラした曲では、そのボリュームがものをいう。迫力があって、圧倒される。でも、CredoやGloriaのように変化のある構成で、リズムやテンポが途中で変わったり、pが入ってきたりする曲でも一様に単調になってしまいがちだ。O村指揮者のクリスチァンはさすがに表情をつけさせようといろいろ注文をつけてくるけど、大人数でpやppを歌うのは至難の業。そしてここに限らず他のコーラスでもそうだけど、pで歌えと言われるとテンポが遅くなる、テンポが遅くなると音がぶら下がる。私は、、、大人数で歌うことにあまり慣れていないので、どうも勝手が掴めなかった。中低音域では自分の声がまったく聞こえない、戻ってこない、宙に吸い込まれて消えていくような感覚で、声がまったく出てないような気さえしてくる。歌いにくい。もっと嫌なのが、上のFやGが出てくる箇所になると突然自分の声が聞こえること。それも周りの声よりも半音くらい上を歌っているように聞こえたりする。実際に周りよりも高い音を出しているのかもしれないし、ただそう聞こえるだけなのかもしれない。ソプラノパートだけで数音聞こえたりするので、それぞれが違う音で歌っているのだろう今回のメッセはオルガンの伴奏つきなので、そのままオルガンの音に合わせて歌った。私は各パートせいぜい5,6人くらいのコーラスが好きかな。最近はアンサンブルに興味がある。PatroziniumのProzessionで、クリスチァンとオットが、ゲネプロの時に誘われた9月末にO村で歌う件について話をしていた。楽譜を用意してヴォルフラムに届けてくれるらしい。またしてもすごく簡単だから、プローべは必要ない、君たちなら楽譜見ながら歌えるよと言われたらしい・・・えー、、、と。なんだかすごく買いかぶられてませんか?私たち、楽譜からなんて歌えませんけど?ソプラノはたいてい主旋律だから、それでも何とかなったりはする。でも音が取れてないと歌えなくて逆にストレスが溜まるので、プローべで覚えきれない曲は楽譜を借りてきて自宅で音取りをしている。だから新しい曲でも2回目には音が取れていることが多い。それで勘違いされているのだろうか。それとも、自主的に音取りすることを前提として言われてるのか?教会コーラスではそんな手間隙をかける人はほとんどいないもんね。大体、オットは楽譜がきちんと読めない。30過ぎまで楽器に触ったことも歌ったこともなかった人だ。CDがない作品の場合、いつも私が時間を割いて全パートをFinalePrintMusicで入力して、出番が迫ってくるとやる気のないオットのお尻を叩いて練習させている。プローべで音取りを駆け足でやるから覚えられないと文句を言う割には絶対に自分から練習しようとしないオットに、どうせ歌うならば音が取れてる方が絶対に楽しいから一緒に歌おうと、練習に付き合っている。それがあるからこそ、オットは多少なりともまともに歌えているのに。君たちが頼りにしている強力な助っ人@テノールは、こんなツマの地道な陰ながらの支えがあってこそなんですよ、私が面倒見てるんですよと声を大にして言いたいMakeMusic / Finale PrintMusic 2010