マイクロチップ義務化と獣医師会
まずは、この数字をご覧くださ~い都道府県別の犬の登録頭数と予防注射頭数等(厚生労働省HP)平成21年度(年度末現在) 登録頭数全国 6,880,844徘徊犬の抑留及び返還頭数抑留 57,276返還 14,627で、返還率は約25%となっています迷子になって飼い主さんを待ち続けても再会を果たせないまま処分となる犬が多いですね一方で迷子にしてしまったご愛犬をの行方が分からずずーーっと捜し続けておられる方もとっても多いです保健所や警察にも届けられポスターなどで呼びかけても消息が分りませんどうして保健所で保護された迷子の犬と飼い主さんは巡り会えないんでしょうか迷って遠くまで行ってしまい保護された場所がご自宅から予想外に遠いときは警察や保健所同士の情報の連携がなければ保護情報が飼い主さんへ届かないかもしれませんすでに処分されたあとだったら決して「もう処分しました」なんてことは教えてもらえないはず(処分には譲渡も含みます)公示期間があまりにも短いので届けが遅れるとそんなことに・・他の保健所で保護されてて照会が遅れて気づいたときは遅かったってこともあるかもしれません殺処分をやめて譲渡を推進しよう、とよく言われますでも、それ以前に、返還に力を入れてほしい、と私は思います保護された犬の中には棄てられた犬もいるでしょうでも、可愛いお洋服を着ていたりリードや鎖を引きずっていたりもちろん、ちゃんと首輪をしている犬がほとんどでトリミングもされていて可愛がられていたことが分かる犬が多いのです飼い主さん、捜しているだろうな~どんなにか心配していることか・・ と思います保健所等では飼い主さんからの連絡を待つだけでなくさまざまな方法を講じて返還に努力してほしいと思うわけですがで、ここで、これがあれば飼い主が分かるよ、とマイクロチップの義務化という話がでてきますねそのメリットは大きいですからね~すでに2008年に全国の保健所、センターにはマイクロチップのリーダーが備えられましたそして、獣医師会ではマイクロチップ普及を強力に押しすすめていますそりゃそうでしょうね~~マイクロチップが義務化になると儲かりますからね~装着料については獣医さんによってかなりばらつきがあるようです●マイクロチップ本体の代金●獣医師の施術費用合わせて3,000円から10,000円くらいまで●AIPOへのデータ登録料登録料は1頭につき1,000円かかりますこの登録料ですがAIPOに支払うことになりますAIPOとは(環境省HP)AIPO(動物ID普及推進会議)Animal ID Promotion Organization 平成14年12月チップによる動物個体識別の普及推進を図りデータの管理を行うために設置された組織構成団体 (財)日本動物愛護協会 (社)日本愛玩動物協会 (社)日本動物福祉協会 (社)日本獣医師会AIPO 事務局は獣医師会となっていたり日本動物保護管理協会となっていたりしててで、その組織がこれです (社)日本動物保護管理協会AIPOって、なんかヤヤコシイ組織構成だな・・と思いながら役員、会員の名簿を見ると、、、なるほど~~獣医ばっかりのようですと思ったらマイクロチップによる動物個体識別(動物ID)普及推進の手引きに「日本動物保護管理協会は平成22 年4 月に日本獣医師会へ吸収合併され、現在は日本獣医師会が行っています」と書いてありましたなんのことはない、登録料だって獣医師会のものになるってこと私も、マイクロチップは普及すると良いと思っていますけど、こんなふうに獣医師会の思惑に乗せられたくないなぁ~って、ひねくれ者の私は思うのですよね~マイクロチップが義務化されたら、獣医師と獣医師会はウハウハですねだから、私は、パブコメにも書きました「マイクロチップを義務化するに当たってはその登録に関する組織を新たに構築しなおしてほしい」と自治体が主体となって管理する組織づくりをしてほしいわけですそれでもマイクロチップによる動物個体識別(動物ID)普及推進の手引きで「マイクロチップの動物への埋込み施術は、獣医療行為となりますので、動物病院等の診療獣医師が行うことになります」とのことだからまあ、それ↑ 勝手に獣医師会が言ってることにすぎませんけどそうだとしたら装着料は絶対に獣医師に入るわけで、動物愛護管理のあり方について(案)の中に「普及率向上のために獣医師以外の者にも施術の道を開くことが有意義との意見がある」とありましたが、フーン、なるほど~と今更ながら思いましたでも、たとえば、保健所等には必ず獣医さんがいるはずです開業医でなくても動物行政にかかわっている獣医さんによる装着でもですよねそんなに難しくない施術であれば「チップの装着は獣医師ないしは動物行政職員が行う」というのでは、どうでしょうかそして、「登録に関するデータ管理などは自治体が連携して行う」こんなこと考えてるのは、私だけでしょうかね~マイクロチップに払ったお金が行政において動物愛護関係の財政に組み込まれるようになればもし、将来的に鑑札の代わりにマイクロチップを、という話になった場合自治体は登録料で得ていた財源がなくなってしまいますよね今後、動物愛護関係の業務は増えてゆくわけで財源の確保が課題になってくるはずです今のうちに、組織を新たに構築しなおすのが良いように思うけどこんなこと、浅はかなオバサンの戯言でしょうか~多くの皆さんが、義務化、義務化、って言ってますけど、、、うーーん、このままで義務化されてもイイのかな~って思ってとりとめもなく記事にしてみました登録されないまま飼われている犬もいますよね狂犬病予防接種もしない飼い主もいます鑑札(登録)とマイクロチップ(登録)と狂犬病予防接種さて、どのようになりますことやら~・・~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~パブコメの出し方私の「動物愛護管理のあり方について(案)(「動物取扱業の適正化」を除く)」に関する意見です、私の「動物の愛護及び管理に関する法律施行令の一部を改正する政令案等の概要」に関する意見です、ご参考までに・・ポチッとよろしくお願いしますにほんブログ村飼い主さんのお迎えを待っています埼玉県保護収容動物情報早く見つかってお家に帰れますように迷子の犬を捜しています