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とぶわにといっしょに かんこくとあそぼ!

出陣!全羅左水営

あらすじ&感想 2---出陣!全羅左水営---

56話 3月13日 放映

李舜臣は宣祖のまえで海で敵と戦い、絶対に負けない自身があることを伝え、水軍廃止令を覆すように強く訴えた。この問題で朝廷は再び論議が熱く交わされる。また宣祖の息子光海君も「ようやく手にした優れた家臣であるユ・ソンリョンや李舜臣をこんなにたやすく捨てないように」と懇願する。
宣祖は李舜臣を呼び、一度でも負ける事があれば、その時は李舜臣だけでなく、部下たちの命も奪う事を条件に水軍廃止令を廃した。
一方、ナ・デヨンは亀甲船の鉄板の軽量化に成功した。
1592年4月12日、ささやかな亀甲船進水式が行われた。
最強水軍の念願が込められた亀甲船の威様を前に、李舜臣はじめ全ての兵士たちの目が潤んだ・・・・

翌々日700隻の日本の軍艦が平和なプサン沿岸に姿を現す・・・

<とぶわに式 感想>激怒した宣祖がまさに李舜臣の首をはねようとした瞬間
「私をおうちくださいー!」と身を盾に李舜臣をかばうユ・ソンリョン。
当時、こういう政治家のお陰で朝鮮が守られたといっても過言ではないでしょう。今、何をなすべきかを分かっていて、国を守ろうとする友人のため、命を投げ出す勇気もあります。
どしゃ降りの雨の中、李舜臣の横に無言で立って、宣祖の返答を待ったたった数人の政治家たちも、この世にあって希望を見たような感じでした。
そして約束を取り付けて全羅左水営に帰還する李舜臣。
ナ・デヨンは死んだ兵士たちを思いながら、泣きながら亀甲船を作ります。本当はナ・デヨンは勇ましく戦った将軍だったそうです。ドラマではおちゃらけたキャラクターでしたが、この事件で人間が変わったんでしょう、きっと。
そしてようやく乱中日記にも記されている「4月12日亀甲船の大砲試験を行った」日。
それから2日後に戦争勃発なんですから、なんとも劇的です。

57話 3月19日 放映

1592年4月13日、
小西行長を先鋒部隊とした日本軍の上陸で釜山陣城と東来城が4日で陥落し、慶山左水師パク・フンは戦艦を全て自沈させ、逃走するに到った。
同じ頃日本軍が侵攻している事実をまだ知らない朝廷は、建国200周年と宣祖即位25周年記念行事にわいていた。
元均もまた日本軍の攻撃から戦艦4隻をやっと守り、逃走した。
権官イ・ヨンナムは全羅左水営に向かい、援軍の要請を訴えるが、李舜臣はこれを無視し、陣法訓練を始める。
イ・ヨンナム、ジョン・ユンは李舜臣の態度に激怒するが、実は李舜臣は諜報部隊からの情報を待っていたのだった。
一方騎馬戦に自信感を抱いていた陸戦の名称シン・リムは小西行長の鉄砲部隊に無残に敗れる。

58話 3月20日 放映

何度拒否されても粘り強く援軍を要請するイ・ヨンナム。
ついに李舜臣は日本軍は制海権掌握に目標を置かず、水軍に主力を置いてもいないという諜報部隊からの情報を得、李舜臣はイ・ヨンナムに5月5日、唐浦での合同決戦を約束する。
頼みの綱であったシン・リムの忠州防衛線まで落ちたという急報を受けた朝廷は要領を得ないまま、王位継承問題で宣祖から牽制されている光海君を戦乱2週間目にして皇太子に任命した。
ユ・ソンリョンはまだ子供のような光海君に重荷を背負わせるようで、心が痛い。


59話 3月26日 放映

艦隊を二つに分け徹底的に調査する事が、初めて出陣した全羅左水営の最初の任務である。
捜索作戦を終えた全羅左水軍は唐浦で慶山右水軍を待つが、慶山右水師 元均は唐浦での決戦は後退を意味するとし、李舜臣との約束を破り、慶山右水軍は敵陣に進撃する旨を全羅左水営に伝える。
クォン・ジュンは元均を訪ね、唐浦でなければ連合艦隊はありえないと言い放つ。
一方、ソウルを捨て、開城に留まっている宣祖は、民達の暴動に戸惑い、光海君は宣祖に民心を収拾するため、戦争責任をユ・ソンリョンとイ・サネに問い、罷免しなければならないと主張する。

藤堂高虎は小西行長がシンリムの清州防衛線を攻略したという報告を聞き、早くも戦乱は終わったも同然だと判断する。

60話 3月27日 放映

諜報隊は敵状の把握と火薬庫の爆発、全ての任務を終えて戻ってきた。
藤堂軍の残酷な略奪戦から逃れ、避難民達が全羅左水営が駐屯している唐浦に集まってくると、兵士達は戦争の恐怖感に包まれる。
李舜臣は諜報部隊が入手した怪物の仮面や鳥銃発射に驚く兵士達に李舜臣は、警戒すべきは敵の鳥銃ではなく、心の中の恐怖感であり、日本軍が仮面をかぶるのも、自分自身の恐怖を敵に見せないようにするためであると動揺を鎮める。
一方、開城に避難している朝廷では、日本軍が朝鮮200年の首都漢陽(ソウル)に無血入城したという報告を受け、再びこの開城も捨て、平壌に避難し、明の援軍を待つか否かとの議論が交わされていた。
朝廷は何よりも勝利の報告を待ち焦がれていた。

ついに全羅左水営が玉浦の敵を倒すべく、決戦の日がやってきた。
約束の日時は過ぎたが、李舜臣は元均の艦隊が来るのを待ち続ける。連合艦隊を構成し、決戦に挑む事ができるのだろうか・・・


61話 4月 2日 放映

ついに慶山右水軍が唐浦に姿を現した。しかし元均は慶山沖での戦闘であるので、自分が大将となり、慶山右水軍を先鋒として敵の本拠地を討つという抱負を述べる。
「それは無理である」という李舜臣。
今回の出陣では接近戦を避け、砲撃戦を展開するという計画を明かす。

連合艦隊は玉浦へ進出する。初陣に兵士たちは緊張気味である。その一人一人の肩を叩きながら励ます李舜臣。

そして、日本の斥候隊と接触。
玉浦に艦隊を停泊させていた藤堂高虎は、先日の偵察隊による火薬庫爆破に続き、朝鮮水軍50隻による奇襲に当惑するが、朝鮮艦隊に大砲が装着されていない事を見て、兵士たちを乗船させる。
藤堂高虎は朝鮮艦隊に進撃し甲板を掌握、白兵戦を展開する作戦だったが、藤堂軍が全て乗船し終えたタイミングを計り、李舜臣はついに砲撃命令を出す。

全羅左水軍の突然の砲撃に混乱する藤堂軍があたふたと散開すると、李舜臣は艦隊の陣形を広げ(一字陣)再び砲撃を全艦隊に命じるが、元均はこれを無視し、無謀な突撃戦を始める。

<とぶわに式 感想>はあああ・・・正直かっこよかったです。お金もかなりかけていたようです。そしてエキストラの数もすごそうです。
元均は無条件に突撃しろ!という非常に無謀なタイプですね。作戦とか、考えない人みたいですが、反対に李舜臣は緻密に作戦を練って、そして、待って待って待ち、ここだというタイミングで攻撃します。
李舜臣の頭の中にはこの海戦以降の戦闘の事も描かれているらしく、今まで隠してきた戦力を簡単には全て明かさないという考えで、亀甲船も温存しています。
この分析力と判断力はどこから来るんでしょうか・・・
国を守りたい思いというものは、人間から果てしないアイディアを創出させるものなのでしょうか。

62話 4月 3日 放映

奇襲を受け、すでに形勢逆転するには遅い事を直感した藤堂高虎は、李舜臣の乗る司令船を残った兵力で集中攻撃しようとする。
敵艦隊が迫り、司令船が敵の鳥銃の射程距離に入っても李舜臣もやはり藤堂高虎の大将船と前面対決に挑む命令を出す。
ついに藤堂の大将船を撃破、連合艦隊は敵船26隻全てを破壊するという完全勝利をおさめた。

藤堂軍が敗走した玉浦沖、元均は捕虜を護送するパンタプ軍の戦艦の前に立ちはだかり、今すぐに捕虜の首をはねろと命じる。元均は武装していない捕虜は殺してはならないという李舜臣の命令に叛く事はできないという李純信に弓矢を向け、李舜臣の退却命令を無視し敵を掃討しに、上陸を試みる。
それにジョンユンまでもが荷担しようとするが・・・


<とぶわに式 感想>・・・思いっきりやられていました。藤堂軍・・・
かわいそうなのはこの藤堂高虎。朝鮮進出の計画段階から、朝鮮水軍に警戒し、対策を立てなければならないと言っていた人物なのに、意見を他の勢力から無視され、姿が明らかではない朝鮮水軍に対し無防備のまま出陣して、このありさまです。
さぞかしびっくりした事でしょう。
李舜臣の初勝利となったこの玉浦海戦は、敵船を全滅させ、朝鮮水軍は一隻の船も失わず、一人の犠牲者も出さなかったという完全勝利です。
7年戦争の初勝利でもある玉浦海戦により、意気消沈していた朝鮮の雰囲気は上がり、郭栽祐などの義兵隊の結成の契機となりました。

また李舜臣は捕虜にも温情をかけていた場面がありましたが、軍規を乱すものには味方であっても容赦しない厳しい人でもあったようです。噂によると戦場で犠牲になった数よりも、李舜臣に処罰された兵士の数の方が多いとか。

ところで元均、最初は李舜臣と幼なじみで子役の李舜臣が「均ヒョン!」と慕っている姿に激怒した視聴者も多かったのですが、最近はそのイメージが崩れっぱなしです。この姿が国民が持っている元均のイメージに程近いものなのでしょう。
ドラマ上では年上でプライドの高い元均を、なかなか統制する事のできない李舜臣です。しかし、戦争に勝つためには軍規を厳しく守り、上官に従わなければならないのはどの時代でも同じようです。

李舜臣は厳格さと温情をうまく与えたリーダーだったようです。


次は--激戦の四川海戦、負傷を超えて編--へ


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