ワインヲタ入門生のチラシの裏

2017/02/05(日)12:33

リンゴのワインを飲みました

最近は日本でもよく作られているシードル。海外でも、「プリン体の無いビール的存在」として人気を増してきているようです。 日本ワインの大きな産地である山梨、長野、北海道辺りではリンゴも作られているという事でシードルに取り組まれる生産者さんも多いようですし、リンゴと言えばの青森では、ワイナリーでは無くサイダリーとしてスタートされているという動きも活発化しているようですね。 また、中国地方でも、広島の県北ではリンゴ栽培をしている地域があるそうで、そこのリンゴを使ったシードルが今作られてきているとの事。 さて、実は、岡山にもリンゴ農園あります。県南東部和気町は盆地となっており、その気候を生かして佐伯観光りんご園という場所でリンゴ栽培がおこなわれているのです。長野県の指示を仰ぎながら、14品種、計1050本のリンゴを栽培しているとの事。 昨年、岩手へ行った際に五枚橋ワイナリーさんを訪問させて頂くつもりでしたところ、知人の方で、そのリンゴ園の活動を応援している方が居まして、リンゴのアルコールにご興味あるかなとリンゴワイン飲んでみませんかとお誘いしたところ、是非飲んでみたいというお話でしたので、その際に購入、先日飲んでみました。 また、以前日本のシードル飲み比べに参加させて頂いた、小田原の鴨宮かのや酒店さんに、12月に東京で中国地方のワインの会を開催させて頂いた帰りに立ち寄らせて頂いて、シードルも1本調達しました。 それがこの2本。五枚橋ワイナリー 五枚橋林檎ワイン・ジョナゴールドとキモリ・シードルドライです。 リンゴワインは、ワイナリーさんで試飲させて頂き、最もとっつきやすいかなと考え選んだものです。キモリは、中国地方のワインの会の後、ご参加いただいた方が美味しいと仰られていたので飲んでみたいなと^^ 林檎ワインはその名の通りジョナゴールド100%。やはり、岩手もリンゴ処という事、また、五枚橋ワイナリーさん自体がオーストリーとつながりが深く、向こうではリンゴワイン結構メジャーという事もあって手がけられているようです。 林檎を半分に割り、じくを取り、 芯をくりぬいて、さらに弱めの圧力でじっくり圧搾した果汁を醸造するという非常に手のかかったもの。フレッシュなリンゴの香りが、しかし優しく香り、やや辛口の甘みのある味わいによく馴染みます。度数も11度あり、複雑味や膨らみ、ハリといった質感も楽しめます。 キモリ・シードルはドライ。無濾過、炭酸添加ではなくタンク内での二次発酵で作られています。 ただ、キリキリ辛いというタイプではなくリンゴの果実味を感じられるものです。泡も、流石二次発酵というべきか心地よい刺激。無濾過なのでガッツリ澱があり、注いでもにごりしっかり。その影響か、少しパルメジャーノチーズのようなニュアンスの香りも感じられました。 どちらも美味しく頂けましたが、リンゴ園を応援されている方々は特にシードルの丁度いい辛さや泡の雰囲気などが印象的だったようです。 また、その中で、使用されているリンゴは醸造専用に栽培しているのか、生食用のものなのか、落果等も使っているのか、等色々と気になるところも出てきました。 今後、岡山でシードルが作られるようになる、かは分かりませんが、私も最近まで知らなかった岡山のリンゴ、今後どうなるか楽しみにしたいところです。 にほんブログ村

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