ワインヲタ入門生のチラシの裏

2018/07/19(木)23:26

サントリー登美の丘ワイナリー 登美・赤2013

日本ワイン(347)

6月のブロガーイベントでのサントリー登美の丘ワイナリー見学時のワインもこれで最後です。トリは、やはりトップキュヴェで。 ​登美・赤2013​。その名の通り、登美の丘の自園産ブドウ100%で造られる、ボルドーブレンドのワインです。2013年は6月~8月にかけて非常に少雨となり、例外的とすら言えるほどの良いヴィンテージとなったそうです。 セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン49%、メルロ29%、カベルネ・フラン20%、プティ・ヴェルド2%。ワイナリーでは今後適性を見せているプティ・ヴェルドの栽培面積を増やすそうですが、このワインのアッサンブラージュ比率も今後変わってくるのでしょうか。 価格は、カタログ価格では12000円です。 色は黒紫。しっかり黒く、エッジに紫が見えるといった感じでまだまだ若さを感じます。透明度は今回の試飲でのワインの中では最低ですね。 香りは黒ベリーやプラム、ダークチェリー、ベリージャムやチェリーのコンポート、それにベリーのドライフルーツなど、フルーツ感がありつつも濃さのあるそれとなっています。また、感想といえばドライトマトっぽさもあったでしょうか。さらに、ブラックオリーブやバルサミコっぽさ、軽い下草の雰囲気といったものも。その他、ビターチョコや茶色いスパイス、黒コショウといった要素も感じられました。 味わいは開けたては閉じていましたが、時間経過で各要素印象は強まります。ただ、その強まった要素も非常に均整の取れたもので、突出したのはありません。深みのある果実味がアタックに広がりつつ、そこに渋みとしっとりした酸が加わってくるといった出方です。タンニンは舌触りに感じられるほどですが、ボディはしなやかさとハリを感じるミディアムフルといった所でした。 このワインも食事とは合わせていませんが、もし合わせるならこれはもう、フレンチで肉料理と行きたいところです。 ジビエを使ったもの、鹿や鴨といった赤身のローストなどは勿論、煮込みの類でも行けそうです。コースのメインに合わせたいワインですね。確かに、海外の同じようなセパージュのワインと比べれば大人しさ・繊細さはあるかと思いますが、その分、昨今の素材の味わいを活かしたフレンチには合わせやすいのではないかなと。 ただ、和食系でもそういった野禽を用いた、例えば猪の鍋や、味噌ベースのものなどなら面白そうではあります。 まあこれはやはり流石のワインです。ヴィンテージの良さもあるのでしょうが、香りの深さ、味わいのバランスの良さ、それでいてまだ固く強く、今後の熟成も大いに期待できそうでした。 ​登美 赤 2013 登美の丘ワイナリー インターナショナル ワイン チャレンジで金賞&部門最高賞受賞 日本ワイン 赤ワイン ワイン 辛口 フルボディ 750mlTOMI AKA [2013] Suntory Tomi No Oka Winery​ 楽天内にも現時点ではチラホラ見かけます。こちらのお店では11318円。特別な機会に飲みたいワインです。 にほんブログ村

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