テーマ:ワイン大好き!(30880)
カテゴリ:ワイン会
まだまだ6月の話になりますが、ちょっと珍しい古酒を入手しましたので、それと一緒に軽く熟成したワインを色々と飲んでみようという会を行いました。
飲んだワインは以下の6種類です。また個別に記事にしたいと思います。 1、勝沼醸造 アルガブランカ・クラレーザ2013 勝沼醸造が手掛ける、甲州に注力した上級ブランドのアルガブランカシリーズの中の、スタンダードなアイテムがこのクラレーザになります。最新のものは2016ヴィンテージですので、少し熟成していますが、その雰囲気を感じられました。エシェ蔵さん、ありがとうございます! 2、ライヒスラート・フォン・ブール デュルクハイマー・フロンホフ・リースリング・シュペトレーゼトロッケン2002 続いてはドイツ。今回ドイツワイン=甘口、というイメージのお強い方が多かったので、辛口のそれ、しかも、トロッケンは若いうちは酸が強烈と言う事で、それがほぐれた16年熟成のものです。華やかな香りと、まだ酸の力があるも優しくバランスのよくなった味わいで、狙い通り好印象を頂けました。 3、ヘンチキ ジュリアス・エデンヴァレー・リースリング2004 折角なのでリースリングの飲み比べを、と言う事でこちらはオーストラリア産です。ヴィンテージも2004とドイツと近いところに出来ました。ヒル・オブ・グレースでお馴染みのヘンチキのものになりますが、オイリーさ等の中にどこかユーカリ?を思わせる要素があるのは流石。 4、シャトー勝沼 赤1965 そして、これが上記ちょっと珍しい古酒になります。なんと、50年以上の熟成を経た日本ワインです。セパージュも、マスカット・ベーリーAとブラッククイーンと言う国産品種100%となっています。これがなんともいい状態。また、時間経過でラブルスカの気配も少し見えました。こちらも、エシェ蔵さんにお譲り頂きました。 5、ダンハムセラーズ スリーレッグド・レッド2004 このワインは、以前から飲みたかったアメリカ・ワシントン州のものです。落ち付いた雰囲気のあるワシントンワインですが、それでも若いうちはやはり果実味基調の味わいになります。それが14年の熟成でどうなっているのかを見たかったのですが、非常に均整の取れた辛口となっていました。 6、ルイ・グルペギ・ムガ ゴンザロ・デ・ベルセオ・グラン・レゼルヴァ2001 熟成した赤といえばスペイン・リオハと言う事で飲んでみました。コスパワインでちょっと騒がれた生産者のものになりますが、土っぽい昔のリオハと言う感じではなく、フルーティさと、熟成によるバランスの良さが感じられる「モダンな熟成リオハ」と言った感じのワインでした。 7、シャトー・ラ・ジラード1996 会のメンバーが前日にお一人増えたという事で、イオンで売っていたこちらを購入してみたのですが、これがなかなかしっかり熟成感のあるボルドーしていました。お手頃なボルドー・シュペリュールといって侮るなかれなワインで、嬉しい誤算でした。 参加者の皆さんのイメージに無かったドイツの辛口リースリングや、アメリカ=濃厚!のイメージをエレガントに裏切ってくれたダンハムのもの等も印象的だったようですが、やはりシャトー勝沼の1965ヴィンテージのインパクトは群を抜いていました。何より、これだけ熟成した日本の赤が、ワインとして美味しく頂けるというのは衝撃的でした。 若くフレッシュなワインも勿論美味しいですが、熟成したワインと言うものにはやはり独特の魅力がありますね。今回のものの様に~20年程度の熟成のものでしたら、価格的にも発見の難易度的にも割と手に入れやすかったりしますし、ワイン会などでももっと積極的に飲んでいきたいところです。 今回の会は、フロマジュリー・ピノ岡山店さんにて開催させて頂きました。1965年のワインはやはり自分で抜栓するのが恐ろしかったので^^;、社長がご在店のタイミングを見計らい抜栓をお願いしました。ありがとうございました! お料理は、いつものチーズプレートとサラダに加え、今回のメインはラザニア!チーズ専門店と言う事で、たっぷりのチーズのまろやかさとコクが間違いない美味しさ。また、ミートソースも、パスタで以前いただきましたがここのものは侮れない美味しさ。赤ワインにはよく合いました。 こちらは、はんぺんでもフレンチトーストでもなく、焼いても溶けないというキプロスのチーズです。独特の食感と、焼けた部分の香ばしさ、それにまろやかさな味わいに程よい塩気がワインのいいつまみになりました。 今回のワインです。左から、クラレーザ、ドイツ、オーストラリア、シャトー勝沼、アメリカ、リオハ、ボルドー。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年07月21日 23時57分57秒
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