2019/04/03(水)22:42
チョミン・エチャニス チャコリ・チョミン・エチャニス・ロサード2015
3月に行いましたベトナム料理とワインの会のワイン、続いてはやはりアジアンな料理には定番のロゼです。
チャコリ・チョミン・エチャニス・ロサード2015。生産者チョミン・エチャニスはスペイン、バスク地方のワイナリーです。チャコリは、バスクなどスペイン北部の地域で造られている微発泡のワインで、地元の地酒といったものでしたが、近年はモダンな造りを志向するワイナリーも増えているようで、チョミン・エチャニスもそんなワイナリーの一つ。因みに、バスクは雨が多いそうで、ブドウ栽培も日本の様な棚栽培を行う所があるのだとか。
セパージュは、オンダリビ・ズリというチャコリ定番の白ブドウと、その近縁種である黒ブドウのオンダリビ・ベルツァが半々。価格は3000円程度です。
色は紫感のあるピンク。透明度は高いが薄い淡いとは違う感じ?
香りはピンクグレープフルーツに、ラズベリやーストロベリーなどの赤いベリーなど、フレッシュなフルーツ感がありつつ、フルーツでも熟したチェリーやドライベリーっぽさなど濃い要素も。その他軽い洋梨?の様なニュアンスや、若干のスパイスやハーブ、それに赤い花といったものも感じられたでしょうか。
味わいはフレッシュ。明るい酸がじわりと、しかし前に出つつ広がります。そこに、意外とトーンの低い果実味がすっと乗っかる感じ。ボディはライトで、パリッとしたハリがあり、かつ、微発泡していますのでその辺がフレッシュさにつながっているのかなと。また、ロゼですが、流石に渋味の印象は無し。
会では、ゆで豚のタイミング位から飲み始めました。個人的に少し残していた青パパイヤのサラダとの相性はまずまずで、白ほど劇的ではありませんが、フレッシュさと食感の相性、それに、豚やエビを合わせてやることでそのコクとの相性の良さを感じることは出来ました。
一方でゆで豚とはソース次第な感じでした。魚介系のソースとは、意外と魚の生臭みを引っ張るような感じがあり微妙。スイートチリ系のソースなら、その甘みやスパイシーな香り、それに豚の旨みに対し、ワインのフレッシュさや程々のコクがよく合いました。
その他、牛肉のブドウの葉巻きとは牛肉のコク、ブドウの葉の香りが思いのほかよく合いましたし、鶏肉のヨーグルトラーチャン包み焼きの甘みと旨みにも良好。
こちらも、食事にはよく合ってくれました。シンプルに泡のフレッシュさがビール的に合うのもありますが、やはり香りの赤いニュアンスやスパイシーさ、果実味と言ったものの存在の大きさはあったように思います。
ワインとしては、意外な果実感の強さを見せてくれましたが、それでもやはり微発泡と言う事もあって爽やか、それこそ花見の席や夏場の夕暮れなどに楽しいワインではないかと思います。
チャコリ・チョミン・エチャニス・ロサード 2015【スペイン】【ロゼワイン】【750ml】【ミディアムボディ寄りのライトボディ】【辛口】【微発泡】【バスク】【ピンチョス】【オンダラビ・ズリ】【オンダラビ・ベルツァ】
楽天内では写真のお店で投稿時3002円。花見ワインとしては間違いないでしょうね。
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