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カテゴリ:ケセラセラな日々
先日の午後7時前 ![]() 我が家の電話が鳴った。 ![]() ![]() 液晶のディスプレーを見ると 大阪の市外局番 ひとり暮らしをしている 義父の住む街のものである。 いやな予感は的中 声の主は 義父の名前を口にし ご家族の方でしょうかと問う。 心拍数が急激に上昇するのを 感じながら 一瞬のうちに 大阪行きの新幹線の最終は 何時だったっけ ![]() 明日ワタシの勤務は休みだよな と頭をめぐらせた。 電話の相手は 介護サービスの 配食センターの方だった。 義父に食事を届けたのだが 家の中から何も返事がなく 電話にも出ないという。 東京からではどうしようもないとは 思いながらも 緊急連絡先に記してあった ウチに連絡してきたそうだ。 ![]() いったん電話を切り 義父の携帯を鳴らしながら ![]() これから どう行動するべきか 冷静になろうとすればするほど 義父が部屋の中で倒れている姿や 病院に運ばれる様子が頭に浮かび ウロウロと家の中を歩き回った。 義父は携帯にも出ない。 最後に電話をしたのは いつだったっけ。 最近は食欲が戻ってきたと 元気そうに話していたのに。 週2回は家事ヘルパーさんが来てくれ 残りの日はたいてい 「特養」に入所している義母の面会と 自身のデイサービスやリハビリにも通い 日曜日は自治会の集まりや 以前講師をつとめていた詩吟の会に 呼ばれたりして 義父は 毎日のように 常に誰かと顔を合わせている。 体調に異変があれば すぐに気がついてもらえるハズと 安易に考えてしまっていた;;; グズグズと後悔するのは後にして とにかく まずは 義父の行きそうな場所を すべて確認するしかないと 義母が入所している施設の 電話番号を探していると ふたたび電話が鳴り ![]() ![]() 液晶画面がさっきの番号を表示した。 慌てて受話器に飛びつき 最悪の事態ではありませんようにと 祈る思いで耳にあてた。 「すみません。連絡ミスでした ![]() お父様は本日 結婚式に出席されているそうです。」 めでたし ![]() ![]() ![]() そういえば大阪に住む遠い親戚の結婚式に呼ばれて 祝いの詩吟を吟じて欲しいと頼まれてるんだと喜んでたっけ。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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