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カテゴリ:ケセラセラな日々
長男チロはカツ丼が大好物。 熱々のトンカツを作っても 「ボクのはカツ丼にしてね」 と言われるので せっかくの 揚げたてで サクサクっとしたトンカツの衣を 丼のツユと溶き卵で ベショ~っとさせてしまうのが なんか 虚しい その日も チロのリクエストにより ひとり分のカツ丼を作ってやった。 「コレって ツユだくにできる?」 少し食べかけたところで チロが箸を止めた。 「ああ、 うん。できるよ。 ツユは余分に作ってあるから。」 少し鍋に残っていたツユを シュンとひと煮立ちさせて チロの目の前で丼に直接注ぐことに。 「どれくらいがええかなぁ。 ちょっとずつ注ぐから言ってね。」 ゆっくりと熱々のツユを 「ちゅ~~~~」 幼い頃に そうしていたように 効果音を入れながら少しずつ注いだ。 すると チロもそれに合わせて 「ちゅーーー」と声を出しながら ツユが注がれるのを見つめている。 いつも生意気なヤツであるが こうしてクチをとんがらせている姿は まるで小さなコドモのようだ。 なんだか なつかしい空気が流れ いつまでもこうしていたい気分。 うふふ。 ちゅ~~~~ 「ちゅーーーー」 ちゅ・・・・ 「あのさ まだツユがいるわけ?」 そろそろやめないと ツユだくどころか だくだくになってしまうで。 「そうかって・・・・」 なによ。 「オカンが『言え』と。」 誰がマネせえっちゅうてん ストップって言うんやろうが ( ̄ー ̄) ふっ。 負うた子におちょくられ 一瞬あの頃にタイムスリップしていた自分が あぁ悔しい ←ちゅーって。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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