|
カテゴリ:カテゴリ未分類
↑ クリックしてもらえると励みになります。 この舞を舞うと舞手が数年以内に死ぬと言う言い伝えのある舞が 採桑老です。 過去、何人かの舞手が採桑老を舞った後に実際に亡くなったことがあったため、 長らく封印されてきたのだそうです。 ただ、すべての舞手が死に至ったと言うことではないようですが、 何らかの不吉な印象がこの舞に付きまとっていたのでしょう。 今まで長い間封印されてきた採桑老を復活させた方がいらっしゃいました。 その方が東儀俊美さんでした。 平成19年、今から4年前に復活させ、 私は乃木神社で、私にとっては最初で最後の 東儀氏の採桑老の舞を見る機会がありました。 舞楽を見る機会は数少ない私ではありますが、 採桑老は今まで見た舞とは明らかに異なった、 何か幽玄の世界を垣間見たような特別な舞だったような気がします。 年老いて皺深い老人の面と色味の無い白い装束、 今にも倒れそうな歩き方でありながら、 何故かしっかりと踏みしめている様子。 今から思えば本当に不思議な舞でした。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 【採桑老】 不老不死の桑葉を求めてさまよう老人が次第に老いてゆく姿をあらわした曲。 これを舞うと三年以内に死ぬと言われ、江戸時代には失伝しすでに演じられなくなった。 教訓抄によれば『多(おおの)家が秘曲として伝承していたが、 1100年に多資忠(堀川天皇に雅楽を教えた楽人)が山村正連に殺害されて一度絶えたが、 後勅命により秦公貞によって復曲されたと』ある。 近年も一度国立劇場で上演されたが、その舞人は次の年に亡くなっている。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 東儀俊美氏死去(元宮内庁首席楽長、日本芸術院会員) 東儀 俊美氏(とうぎ・としはる=元宮内庁首席楽長、日本芸術院会員)20日午前6時27分、血液性がんのため神奈川県横須賀市の病院で死去、81歳。東京都出身。葬儀は近親者のみで行う。5月21日午後1時から港区南青山2の33の20の青山葬儀所で「しのぶ会」が開かれる。喪主は妻道子(みちこ)さん。(2011/04/20-20:18)時事ドットコム ご冥福をお祈り申し上げます。 動画をご覧になりたい方はこちら↓ 【採桑老1】http://www.youtube.com/watch?v=CUX8IcDeIYE&feature=related 【採桑老2】http://www.youtube.com/watch?v=98YFgnoZ-Y0&feature=related お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年04月23日 01時01分33秒
|