2019.11.03 オカン、丸一日眠る
日曜、曇り。母が入院したので見舞いに行く、神戸滞在2日目。■午前のガラクタ病院の面会時間は11時からということで、午前は実家でぶらぶら。庭にはいろんな不用品が。雑草の生えた植木鉢、瓦、大昔に飼ってた犬<ジョン>の小屋、これは加古川から引っ越した時に捨てたと思ってたが。ほかにも紫外線でボロボロになった使ってない洗濯ばさみなんかがある。もう少し整理すればいいのにな・・・モノがいっぱいで溺れてしまいそうだ。■昼の睡眠父とともに兄の車に乗って、母の病院に行く。病室で母は眠っている。手を握ってみたりするが、眠ったまま(昨日は「掌がなんか湿ってて気持ち悪い」などと言われてしまったが)。結局夕方まで眠りっぱなしだった。昨夜の麻酔が相当効いているのだろうか。点滴とか血圧、心拍といったセンサーのプローブ類、鼻の酸素吸入器など、いわゆるパイプだらけ状態である。自分の親のこんな姿を見るとは・・・結局そういうお年頃に自分も達したということか。■兵庫駅前昼、父と兄とともにランチ。歩いて15分ほど、山陽本線の兵庫駅前の寿司屋へ。市場ずし駅前 兵庫本店 ランチを注文。味・・・○。神戸も一応瀬戸内海に面していて、魚の種類も多くうまいと思う。最近何かと悪口の多い父もおとなしく食っている。価格・・・1300円くらい、味に見合っているアコモ・・・カウンター10席、テーブル数席ほど。座敷もあるようだ。明るい店内で好印象。アクセス・・・兵庫駅北側すぐ。食後、また病院へ。足腰の弱った父、えっちらおっちらと20分ほどかけて戻る。1kmもない距離だが、兄が「せやからタクシー乗ろゆうとんやんけ!いちいち心配かけやがって、云々」などと。老いては子に従えというが、ちょっとどうか。しかしこのような父と四六時中一緒にいる、兄の気持ちもわからんではない。■親戚話母は相変わらず眠り続ける。また弟や叔父たちが来るが、母は眠り続けているので特にすることもなく。病院の談話室で時間つぶし。いつものように父の昔話を聞くことになる。伯父さんのだれそれの学歴の話とか、いとこがどうなった、とか。父方の最年長の伯父が児童文学の研究者だった、という話を初めて聞く。ペンネームを松井荘也という。Googleで出てきた。1950~60年代の著作物が国会図書館に所蔵されているらしい。そういえば数十年前、父の実家の図書室にあった本に伯父が書いたという部分があったっけ。父の名前も、少し珍しくてGoogleでヒットする。会社に入って間もないころの、化学業界の冊子に掲載されたエッセイだ。今後の化学産業の発展のため、大量生産とか公害について、けっこう青臭い提言が書いてある。父よあなたは若かった(笑)さらに、父が遺産相続の話を繰り返す。聞くのは3回目くらいだが、ああそう、そういえばうちは食ってくだけのカネはあるのよ、と、<ジョジョの奇妙な冒険>の億安君のようなセリフで応える(笑)■これがほんとの昭和かぶれ今日も父、兄は先に帰宅。自分は夕方にいったん夕食、また兵庫駅前へ。昭和初期風の風情のある兵庫駅、プチ神戸駅という感じのコンコースを抜け南側へ。この駅はかつて山陽電車の東側のターミナルもあった場所。いまでも和田岬線があり、駅前はかなり余裕をもって広く作られている。このあたり、関西の余裕みたいなものが感じられるな。今度は<宮本むなし>チェーンでかつ丼を。味は特徴はないが、旨かった、気がする。食後病院に戻るが、母は相変わらず寝たまんま。実家に戻る。