|
テーマ:洋楽(3372)
カテゴリ:ブラックミュージック
昔々、一人暮らしをしていた私の部屋には有線があった。毎日、出かける前に『R&B』チャンネルを聞いたのだが、あるとき、ロッド・ステュワートの歌声が聞こえてきた・・・それが、サムクックの<ユーセンドミー>でした。サムクックはソウルのパイオニアなどと呼ばれる。ってのはサムクック以前はR&Bでサムクック以後はソウルと・・・(かなりゴーインですが)。では、R&Bとソウルの違いって何だ??とお思いでしょう!ぜんぜん違いなんてのはないのですが、少し、リズムがタイトになり、歌い方にゴスペルのそれがもろに出ることぐらいですかね。18、19才だかに RHハリスの後釜となってソウルスターラーズに入り、その容姿と歌唱力でゴスペル界の一躍スターになったそうな。で、昔ながらのゴスペルソングにポップな要素を加え、新しいゴスペルのスタイルを築いていったそうな。いつからか、ポップソングに興味を抱きそっち(俗世)の世界で歌うようになったとさ。 <ザマンアンドヒズミュージック> ゴスペル時代の3曲とポップソングのベストという構成になっており、サム入門にはもってこいです。まずは、一曲目の<タッチ ザ ヘム~>を聞いて下さい。ゴスペル時代の曲ですが、歌詞を見なければ完全なソウルでしょう。あとは、有名曲が目白押しです。どれ聞いてもどっかで聞いたことのある曲がずらりです。全体のサウンド的には軽い感じがします。歌にもビンビンにエコーがかかっていてゴスペル時代に比べ一枚フィルターが噛んだ印象。歌も確かにシャウトがないし。もの足りない・・・・と最初は思った。で、ゴスペル時代のサムの歌を沢山聞いて、サムはやっぱりゴスペルだね、と言ったりしていて、ふと、この時代のサムを聞いた。今までの印象とはまるで違うように聞えた。甘くなんかなく。軽くもなく。全てとは言わないが所々ゴスペルシンギングを感じる。さすがはサムだ。彼はゴスペルを忘れていなかった。この中の曲では、 ・ジャストフォーユー ・チェインギャング ・ワンダフルワールド ・キューピット ・ナッシンキャンチェンジジスラブ ・グッドタイムス ・ブイングイット ・ア チェンジ イズ ゴナ カム あたりが好きだ。 ブルージーな「サムバデハブマーシー」や「チャチャチャ」も好き。 そんなにイッパイの曲を聴いてられないと言うならば、 チャンジイズゴナカムとナッシンキャンチェンジジスラブを10回づつでいいので聞いてください。きっと、サムクックの良さがわかります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ブラックミュージック] カテゴリの最新記事
|