江戸っ子が斬る!! 感情的起因からの論理思考

創聖のアクエリオン　Vol．3

「創聖のアクエリオン」先週のレビュー
http://plaza.rakuten.co.jp/webtrpg/diary/200504050000/


今週から「勇者王ガオガイガーFINAL」がその後枠に入る
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/GGG/
やるなテレ東。このディレクトリ名↑。解ってる奴がつけてる（W
ジェネシックガオガイガー FINAL Ver.

続けざま観るんで、どうしても見比べてしまう訳

OVAだったのをTVで流すってのと、OVAリリースも当然企画に含むTV放映ってケースなんですが

ロボット戦闘が射出型より肉弾戦で描かれるのが多いせいで、人間が手で書いてるGGGの方が圧倒的にスピード感がある。
３DCG使ってるアクエリオンはメリハリとか溜めが無い。
途中でCM流れてるトランスフォーマーよりは遥かにいいですけど、
TFはどうしちゃったのGONZO？ってくらい、ビーストウォーズレベルのもっさりした機械での計算のみ動きだからなぁ

基本的にメカや動かす背景とか小道具は機械に描かせた方が人間は楽できる筈。等速や慣性運動とかは、物理演算させればいいんだけど、それだけじゃ自然ではあっても迫力とは別なんだよね

GGGもCG使いまくってるんだけど、コンピュータ表示画面をらしくCGでやるとか、モーフィングとか光沢の処理とかがメインだからね。
３DCGはモーション職人頑張らないとって感じが。
でも、もうスケジュールだの決まってるから、作業中で驚異的な発展とかは無理だろうけど

制作スケジュールがGGGは最後はもう「ジャイアントロボ」並にダラダラだったけど、スタッフは毎週だの追われるよりは逆にいい？
そういうクオリティとか、資金面での安定ってプロデュースとして必須だけどね
人の協力を得ようとするならば、仕事のしやすい環境の方が成果も良いに決まってる。
人を使うなんて考えてる奴からこそ、指揮権は奪え。リーダーはサーバントリーダーをって事でしょう

GGG自体はテレ朝土曜5時台枠のTAKARAスポンサー勇者シリーズがこれで打ち切り！おしまい！って事で、高橋良輔がプロデューサーに引きずり出されたんだけど、
「どうせなら若いのに任せて自由にやらせてみるか」
って事で米たにヨシトモとか、木村貴宏とかが抜擢される形でやってみたら、当たっちゃった！！って作品

子供に媚びを売り玩具を売るビジネスモデルとして、ロボットアニメというのはテレビ放映されるのが前提だったのだが、アニメファン層はM1、F1世代成長と共にだんだんと大人も視聴層に含まれるようになってきており、幼稚なものはそれらのファン層からそっぽを向かれ、ハードになりすぎると子供がわからないので無視されるという矛盾を含んでいた訳だが、GGGは子供のマーケは知らないが「大きなお友達」に大いに受け入れられHITしたのだ。
確かに勇者シリーズって子供向け作品に属すシナリオ部類だと思う。
柔らかい内容の為か、一部に女性アニメファンが付いたりもしたのだが、アザトイやおい向けマーケとかをやってそっぽを向かれ打ち切りを早めたであろう事実もある。なので「ダグオン」だけは俺の中の勇者シリーズエアポケット。ブレイブサーガ系ゲームとかでも、選択肢に入ることは決してない！

GGGは子供が好きな感じを含めた古典的特撮風の台詞回しや、アニメ演出としての外連味などを小気味良く入れ、スピーディーに画が運ぶ。
子供向け話運び用登場キャラクターが多すぎるきらいがあるが、
青年と児童の二人主人公構造は上手い組み合わせだったのでは無かろうか

兜甲児やマジンガーZには憧れても、シローやロボットジュニアとかには子供って憧れないだろ？
マジンガーZ　BOX（2）

ライダー少年隊とかウザイだけで、なりたいとかは思わない筈
仮面ライダー　VOL．13

大人の勝手な思い込みだよな

子供には憧れるカッコいい大人を見せる方がいいのでは？
この間、散歩中に「マジレンジャー」の玩具を振り回しながら遊ぶ子供を見た

マジレンジャー／スーパー戦隊シリーズ　魔法戦隊マジレンジャー　VOL．9

でも本来なら、孟母三遷的に子供が真似をするのは社会に役立つ大人の方がいいよなーとか思った
強いオヤジとか優しい母親とか(逆も大いに可)
仕事ができる人間や、頭の良い人間とかを見せて、それがカッコイイって事で真似をしていけば、そういう人間に至るのでは？

当然、小説やマンガや映画やアニメや特撮のフィクションヒーローでも構わない
実際、マンガやTV番組が切欠で本当のプロスポーツ選手になる人も稀にはいるので

でも多分、昨今のヒーローに子供が憧れるのは「強さだけ」じゃなかろうか？
悪人を懲らしめるという感じが希薄な感じがする

この間、ふと連載マンガTOP10ってテーマの中でジャンプ連載中マンガを鑑みて驚いた事がある

描かれている殆どが身内や小規模コミュニテーの闘争ばっかりで、
社会の為にとか、世界の為にっぽいのが「武装錬金」位しか見当たらなかった！

DVD 武装錬金 5 (取り寄せ)

まぁ「ボーボボ」みたいなギャグは置いとくとしても（W
「デスノート」？あれは思考戦ゴッコマンガでしょ。お話今の所までしか考えてなかったせいで大変だね。こんなにHITするとは思わなかったって事でしょ。無理に引き伸ばす続きはグダグダになるであろう事は容易に想像できる。絵しか見てない人間も多いんだろうけどねー。

割と利己的な私闘なんだよね。描かれてるの。
人の役に立つって思考も、大抵仲間内のみ。
「ワンピース」とか「ナルト」もせいぜい「街の人」レベル

これってワカランが、核家族化とか、狭量な利益思考の影響？

社会的にどうこうって考えれば、
現実じゃ「暴力振るう事のみが得意です」って人間は持て余し者のハナツマミだよな
社会が成熟するほど侍やナイトがウロウロしてる事は無くなってく訳で

公共だの税金だの、みんなの為だの、社会の為とかって言われてるものは、現実にはピンと来なかったり、一部の利権の為になし崩しになっているものかどちらかが殆どだけどな

ダラダラといいかげんな使い道のモノに、ガキの小遣いから５％が掠め取られてるのにそういうことに関心が無くなる。
で、1割も増税する計画だろ。その前に無能な政治家や役人の給与を半減させたらどうだ？

スケールの大きいものの方が描きにくいし、読む側も見えにくいってのは解るけどね

いつでも打ち切れるように小さく纏めとけって編集の作為って見るのが一番納得が行くか（W

なんか、子供に見せるメディア論の後は、出版社看破とかに至ってる
相変わらず思いつきで書き込んでるが、自分用メモなんで。