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Wedding Kiss blog mix

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2016.02.08
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この春にご結婚式のブルーレイ撮影のご注文を頂いたお客様より、ご質問を頂いた、

「ブルーレイやDVDの収録時間はどこも2時間以内と決まっているのでしょうか?」

 

前回の長時間収録の問題点についての続きです、今度は逆に 「短い収録時間(1時間)」に編集された映像の問題点について。

 

前回、長時間収録されたブルーレイやDVDについて、手抜きと表現しました、

では1時間モノの映像はどういうものでしょうか?

 

(ここで言う1時間モノは収録時間と言うよりも、どんな結婚式&披露宴の映像も「とにかく1時間にまとめてしまう編集」をしたブルーレイ、DVDとお考え下さい。前回も書きましたが私が編集しているブルーレイでも、当日の披露宴が歓談メインであったり、スピーチなどの各イベントが短かったり、プロフィールやエンドロールなどの映像上映が無いと言う場合は、最終的に1時間~1時間15分程度の映像になることはございます。)

 

「とにかく1時間にまとめてしまう編集」をした映像を表現するなら・・・、それはごまかしと言って良いと思っています。

 

2時間を超えると一気に見るのが辛いと言ってたんだから、1時間で結婚式の一日を振り返れるのはベストじゃないか!と思いますよね?視聴時間だけで言えば私もその通りだと思います。

 

でも内容についてはどうでしょうか?

 

前回も書きましたが、挙式が約30分、披露宴が2時間30分から3時間、当日のスケジュールだけで合計3時間を超すボリュームな訳ですが、それをなにがなんでも1時間にするという事はカットされるシーンが多くなるのは想像できるかと思います。問題はカットするシーンの選別をどのようにするかなんですね。

 

お二人から渡された当日のスケジュール、披露宴の進行表に沿って、書かれているイベントをダイジェストで収録していく、仮にイベントが20個あるとして、単純に分けると1イベント=3分となります。挙式の入場から誓いの言葉で3分、指輪の交換、キスシーンで3分、フラワーシャワーで3分、披露宴の入場で3分、ウェルカムスピーチで3分などなど、おおっ!均等に分ければ各3分で20シーン、丁度良い配分じゃないか!

 

もちろん、こんなにきれいに等分は出来ないのは想像出来ると思います、でも長いイベントもあれば短いイベントもあるし、トータルで1時間になるのはそんなに難しくないのでは?と思われるかもしれません。

 

各イベント、各シーンのハイライトをダイジェスト的に抜き出した結果が1時間であれば、全く問題無いと思います。ケーキ入刀や乾杯のようにイベントのハイライトがどんなシーンか分かりやすければ問題も無いでしょう。

 

でもスピーチや余興などはどうでしょうか、例えば主賓の方のスピーチを例にすると、約5分のスピーチの中で、自己紹介、お祝いの言葉、新郎新婦との付き合いや思い出など、今後へのアドバイスと言ったように、主賓のスピーチというイベントひとつ取ってみても内容は色々なパーツから成り立っています。

 

そのうちのどこを選んで1時間以内に収録するかと言うのは編集者の判断になりますが、その判断はどこでするのでしょうか?スピーチだとまだパーツを選びやすいかもしれませんね、でもこのようなハイライトの抽出を全てのイベントでやろうとしたら、編集者は3時間から4時間近くある素材を全て普通再生して視聴しなければなりません。単純にそのまま素材映像を見ることはないにしても、当日の様子を把握して選別していくのにはかなり時間がかかるのは想像して頂けるのではないでしょうか?

 

私は撮影も編集もしていますから、この時はこんな盛り上がり方をしたなとか、こんなサプライズもあったよな、など当日体験した様子を考えながら編集作業に入ります、でもそのようなやり方でも、披露宴のハイライト、エッセンスを抜き出すのには苦労します、しかも時間的には倍の2時間の収録時間があってもです。

 

当日撮影したビデオカメラマンと違う人物が編集する場合、挙式から披露宴の流れを把握して、ハイライトシーンを選び出す、この作業は相当時間がかかることでしょう。要するにブツ切り状態で収録するくらいの覚悟で無いと、いつまで経っても編集は終わりません(そういう意味では私自身の編集はいつまで経っても終わりません(^^;)。

 

では編集スタッフの労力を減らすにはどうしたら良いでしょうか?前回の「長時間モノ」でも書きましたが、編集しないことが一番の効率化ですから、撮影の時点でダイジェスト的に撮ってしまおうという発想になっているのでは?と考えています。少なくてもブツ切りで編集出来るような撮影をしている筈です。

 

スピーチの内容や余興の盛り上がりに関係なく、全体像、新郎新婦のアップ、ゲストのアップ、これらを繋ぐとなんとなく流れを抑えた(ような)映像になるんですね。

 

見た目の映像だけなら良い方法だと思います、でもビデオの最大の特性は音声や動きがあることですよね、画面は流れを追っているように見えてもスピーチの内容はブツ切り、余興の盛り上がりは写っているように見えても、それをみて喜んでいるゲストの顔のアップ、それホントにその余興の時の反応なの?となっているのではないでしょうか。

 

正直、スピーチの内容やその場の臨場感と言うビデオ最大の特性を犠牲にするのなら、ライトウェイ・ウェディングさんやフォトフォリーさんの撮った写真をスライドショーにして、好きなBGMをかけた方が良い作品になる気がします。

 

そしてこのようなブツ切りでも編集できるように撮影するというのは、撮影技術の低いビデオカメラマン、もしくは新人でも出来るんですね、だって当日のリアルな流れを無視しても良いのですから。

 

そうするとここでも「長時間モノ」と同じ構図が浮かび上がってきます、技術の低いビデオカメラマンに撮影させて、当日の流れを無視して素早く編集する、この方法もやはり撮影業者には一石二鳥です。

 

確かに長時間モノよりは手間がかかりますが、一見手の込んだ編集をしているようでも実は手っ取り早い、ごまかしと言いたくなってしまう編集方法です。

 

あくまでも個人的な意見ですが、ブツ切りされた映像とただただ全てが収録された映像を比べたら、まだ撮っただけの映像のほうが楽しめると言うか許せるなと思っています、もちろん最初からダイジェスト版を求めているのなら問題ありませんが、選択肢が無いとすると1時間モノは厳しいかなぁと思います、究極の選択をした場合ですが。

 

何年か前から、お問い合わせのお客様から「自分達の結婚式場の専属業者に注文すると1時間に編集したものになるんだけど、Wedding KissのブルーレイやDVDはどれくらいの収録時間になるの?」という質問が増えてきました。

 

この質問を最初に頂いた時に、「なかなか大胆なことやる業者だな、そこまでやるのか・・・。」なんて感じましたが、どうも傾向として増えてきているようですね。長時間モノであれ1時間モノであれ、お客様の記念の一日の思い出の為に編集しているのならば良いと思いますし、そういう考えでやっている業者も必ずいると思います。手抜きやごまかしと断言する気は毛頭ありません。

 

でも・・・、でもやっぱり効率化が主な目的なのは、決して的外れではないとも思っています。

 

繰り返しますが長時間モノ、今回の1時間モノ、どちらについても日本中の製作会社のやり方を見てきた訳ではありませんから絶対ではありません、またビジネスモデルとしてそれらの編集方法は正しいとも思っています、でなければこの商売全く儲かりません(笑)。

 

こちらの記事を読まれた方には、そのような傾向があるという程度で参考にして頂ければと思います。

(おそらくビデオカメラマン、編集マンであれば、おおよそは賛成してくれるとは思いますが・・・)

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フリーでご結婚式&ご披露宴を撮影して18年目!
撮影、編集、全て私が責任を持って担当します。
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Last updated  2016.02.09 10:00:59
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