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読売新聞夕刊「地球びっくり箱」に掲載されていました。 「壮観 拘置所ダンサーズ フィリピン・セブの州立拘置所で、収監されている未決囚約1500人が一糸乱れず踊るダンスをマスターした。 その様子が動画投稿サイト「ユーチューブ」上で公開され、囚人らは一躍人気者に。 彼らに会いに現地に飛んだ。(フィリピン中部セブで 遠藤富美子)
セブ島の、ホテルなどが集まる地区から車で約40分。山の間から拘置所がこつ然と姿を現した。 塀の中にいる入所者のうち約7割が殺人やレイプなど、保釈が認められない凶悪犯罪で起訴された人達だ。 「整列!」 多数の人を殺し、入所して6年目になる元警察官レオ被告(46)の号令に合わせ、オレンジ色の服を着た男たちが所内の広場に集まってきた。・・・ NHKの子供向け番組で人気の「アルゴリズム行進」もレパートリーの一つ。もともとは数人で一列に並び、「前へならえ」やお辞儀を交互に行う難しい体操。1000人以上が一列になって挑戦する様は、壮観だ。 面会所で、レオに話を聞いた。 『薬物、酒、女、ばくちーー所内では以前、何でもはびこっていた。でも、もう悪事は皆無。ダンスで規律が生まれたんだ。踊ると心配事も忘れられるしな』・・・ 彼らをネット上のヒーローにしたのは、拘置所を管轄するセブ州政府の保安担当のバイロン・ガルシア氏(46)州知事の弟でもあるガルシア氏・・・ ガルシア氏がダンスを取り入れたのは、昨年4月。問題行動が常態化していた拘置所の規律を強化するためだった。 従来は、入所者に軍隊式行進をさせていたが、『音楽は万人に共通のコミュニケーション手段だから』と、楽しいダンスに切り替えた。プロの講師を招き、月曜から金曜まで1日2時間以上の訓練を課した。 当初は嫌がる者も多かったが、『練習に参加した人だけおやつをあげる』という作戦で、入所者の心をつかんだ。 ダンスの上手な26人を班長に選び、班ごとに練習をさせると連帯感も生まれた。また踊りで疲れ切った入所者には、『問題を起こす気力がうせてしまった』という。 ダンスのレベルはみるみるうちに向上。・・・今年7月、米歌手マイケル・ジャクソンの大ヒット曲『スリラー』に合わせて踊る動画を投稿。 ホラー映画風のミュージック・ビデオを再現した内容は大人気で、閲覧数は約700万件に達した。 8月のセブ州の記念日には外出許可を得て、州庁舎前で踊りを一般公開した。グウェン・ガルシア州知事は、ダンサーたちを『セブの誇り』とたたえた。 今や、ダンスのレパートリーは12曲以上。・・・」
この動画は以前見たことがありましたが、何かの映画のワンシーンかな、と思っていましたが実際の拘置所ダンサーズだったのですね。動きがぴったりと決まっていてきれいですね。 アルゴリズム行進の動画はこちらです。 スリラーの動画はこちらです。
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Last updated
Oct 6, 2007 03:14:02 AM
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