CSI :Miami Files Annex

2011/09/30(金)11:15

HOUSE 6 #121 Remorse

Dr.HOUSE S3-8(131)

何だかものすごく切ないエピソードだったですね。 ハウスのキャラも、以前に比べれば随分毒が抜けたような気がします。 ゲストの患者役の人、ホラー映画かと思うほど怖かった。(汗) やり手の経営コンサルタントのヴァレリーが突然激しい耳鳴りで診断を受けることになっった。数ヶ月前にダイエットのために食生活を変えたという。 ハウスは心臓が原因だと言い切るが、検査の結果不整脈はあるものの動脈閉塞が見つからず、原因不明のまま。 ヴァレリーの夫のビルは妻にはふさわしくないような外見だが、金持ちだという。病室にヴァレリーの同僚のラスが現れ、仕事上でヴァレリーに毒か何かを盛られて失敗したと訴える。2人の間には関係があったような口ぶりで、ビルは被害妄想と診断され治療を受けている事を認め、病室から追い出される チームはラスの方がヴァレリーに甲状腺機能障害の薬を盛ったと考えるが、No.13は一人だけヴァレリーに不信感を持ち、嘘を言っているという。ハウスはベータブロッカーで治療するように命じる。 MRI検査でNo.13は、ヴァレリーの脳活動に感情を司る部位の活動が見られない「サイコパス」の兆候を見つける。ハウスは、ヴァレリーの精神病質と身体症状には関連性があるという。 ハウスは医学生時代に論文をすり替えてその後退学した同級生、ウィバリーから会いたいと言われ逃げ回る。実はハウスがセラピーを受けている時に、謝罪の相手としてウィバリーを選び手紙を送っていたのだった。 カディの部屋に隠れていたハウスは、カディとルーカスの写真に悪戯してしまう。 ついにウィバリーに見つけられ食事をすることになるが、ハウスのせいで単位を落とし、スーパー勤めをしているという。ハウスに対しては恨んでいないと言うが、ハウスは罪悪感を感じる。 No.13はヴァレリーにラスに毒を盛ったかどうか、厳しく追及する。ヴァレリーは昔から他人への同情や自分の感情を表すことが出来ないと言い、ラスとは浮気を仕掛け、その後ビジネスで失敗するように薬を盛ったことを認める。 そして、夫のビルとは金だけの繋がりで平気で嘘を突き通せるという。 ハウスは精神病質と身体症状との関連を強く疑い、第3期の梅毒かも知れないのでペニシリンを与え、もう一つウィルソン病かどうかを調べるように命じる。 カディはハウスが悪戯した写真の一枚は、父親と一緒に海外旅行をした時の唯一の写真だったとハウスを責める。 ハウスはウィバリーが本当に今は幸せなのかどうか気になり、ウィバリーの自宅に行き確かめることにする。ウィバリーは、父親の看病やローンの支払いが滞り、自宅を手放すことになったという。 梅毒検査の結果がマイナスと出て、ヴァレリーは夫に疑いを持たれてはならないと、No.13を脅す。No.13が手首を返そうとして、ヴァレリーの手首の骨が簡単に折れてしまう。 腎不全が起こっており、フォアマンがリンパ腫の疑いがあるのでハウスは放射線治療を命じるが、ずっとぎくしゃくしているフォアマンとNo.13の様子に、思わずお前たち、寝たらどうだと言ってしまう。患者はハウスと自分が自己中心的で似ていると言う。 No.13はヴァレリーが毒物に触れた可能性を知るため、ビルにヴァレリーの仕事以外の活動について尋ねると園芸教室に行っていたという。しかし、調べ直したところ、その事実はなく、ビルは妻が浮気をしていたと気づく。 ヴァレリーは動揺するビルを上手く言いくるめて、No.13を担当から外すよう求める。それだけでなく、No.13を医療委員会にセクハラで訴えてしまう。 ヴァレリーの罠にはまったNo.13はカディが接近禁止にしたにも関わらず、直接苦情を言いに行きフォアマンに取りなされる。フォアマンは自分の都合でNo.13を首にしたことを謝る。 やがて、患者が激しく血を吐き、肝臓への血流が逆流していることが判る。肝臓移植が必要となったが、ビルはヴァレリーの事を判らなくなってきたとうろたえる。 ハウスはウィルソンに相談し、ウィバリーのローンを肩代わりしてやると告げる。ウィルソンは大事な存在であるカディに謝ることの方が難しく、他人のウィバリーに小切手を渡すのは気が楽なのだろうと指摘する。 ヴァレリーに肝臓を提供しようと、姉のサラが現れる。No.13は冷淡なヴァレリーにどうしてそういう行動に出るのか不思議に思うが、サラは父親に虐待された結果、思春期になって急にヴァレリーの人柄が変わり、冷淡になったと認める。 やはり精神病質は症状で、ナッツを食べ過ぎたことで銅を大量に摂取した結果、代謝できなくなってウィルソン病になったのだった。 キレート療法で身体症状は改善されるが、脳の症状については元に戻るかどうかは判らないという。No.13はビルに元気になっても、ヴァレリーがあなたを愛するわけではない、嘘を付いているのだと告げる。 ウィバリーはハウスが手渡そうとする小切手を固辞し、実は退学したのは嘘で、論文は問題なく、整形外科医として仕事をしていたが、ギャンブル好きが高じて医師免許を失う事になったと明かす。ハウスに会いに来てはみたものの、以前のような嫌な人間ではなくなっていたので、小切手は受け取れないという。 ヴァレリーの状態は良くなり肝移植も可能となるが、ビルに対して急に悪態をつくようになった。もう嘘は付かないというヴァレリーは、感情を取り戻し始めていた。 No.13はフォアマンに協力的になり、ハウスはどうしてもカディに謝ることができずに、ウィバリーの家に小切手を黙って届ける。 No.13が気づいたのは、女の直感というやつでしょうか。 彼女もセクハラ、パワハラ、この環境で健気にがんばってきましたが、今回は珍しく激しくヴァレリーに食ってかかったのが印象的でした。相手も女として一番嫌がる事を知っている訳ですね。本当にあんな女は嫌だ~ フォアマンだって素直になれば、よりを戻す事はできるでしょう。あんな素敵な彼女を手放してはだめですよ。 そして、どうしても素直になれなかったのがハウス。 ルーカスとラブ×2のカディを指をくわえながら遠目に見るだけ。 罪悪感を償うために、そっと小切手をドアに押し込む。何というのか、日本人が神社仏閣で賽銭を投げ入れるのと似ています。(笑) ハウスもまたヴァレリーと同じように、良心や罪悪感を感じるようになったのですね。 両者の対比がなかなかおもしろかったです。でも、相変わらず片思いのハウスは切ないですが。(泣)

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