CSI :Miami Files Annex

2014/05/08(木)22:25

Major Cimes 2 #18 The Deep End

Major Crimes ~重大犯罪課(105)

見終わった後に、冒頭のシーンがラストとバランスを取るように構成されていたのだな、と思いました。 事件も悲惨でしたが、それに向き合う重大犯罪課の面々も辛いですね。 本当は、そこにラスティがいることはあり得ないのでしょうが、彼が私たちの気持ちを代弁してくれているように感じます。 オリンピック選手を多く育てた、水泳のコーチ、チャールズ・フレイの自宅で発砲事件があった。 朝に隣人が不法侵入を思わせる音をきき通報したが、警察が到着するとフレイが侵入者を撃ち殺して呆然としていたという。 フレイによると侵入者は2名で、もう一人は逃亡したというが、共犯者は車のキーを残して立ち去ったと思われる。 リオス検事は殺されたのがラテン系の青年だという噂が広がり、人種問題に発展しないように扱うべきだという。 殺された侵入者は近くに住む23歳のマテオ・トレスと判る。 重大犯罪課はフレイの家に侵入したのはトロフィーなどを盗むつもりだったのか、と考える。 フレイは犯人ともみ合って怪我をしており、逃げた犯人に銃を向けられたので正当防衛で撃ったが、その後はショックで通報することもできなかったという。 犯人については見たことがないと言い、家の防犯ビデオに逃げたもう一人の姿は映っていなかった。 レイダーはフレイのあいまいな記憶に基づき、逃亡した共犯者の似顔絵を作成することにする。 マテオの両親は、息子には友人は少ないが最近は断酒会に入り新しい友人ができたようだという。 親しいのはいとこのレイモンドだけだという。逃げたのはレイモンドではないか。 レイダーがマテオの死亡を告げると、父親はショックを受け「自分のせいだ」という。 実はマテオはかつて水泳選手で、才能を信じた父親がフレイに息子を預けた。 しばらくは良い成績を残したが、次第に成績が落ちてきて、フレイはこれ以上続けるのは金の無駄なので、辞めさせろと言ったという。 その際も、ショックを受けないように、両親の都合で水泳を辞めるように言えと言われた。 水泳を辞めた後、マテオは成績も落ち、酒や麻薬に手を出した。 やがて心を閉ざしてしまったが、2日前に23歳になったのを契機に自立するよう、促した。 その時に水泳を取り上げられたと言われたので、コーチの決断だと告げるとマテオは何かを思って部屋に閉じこもって閉まった。 重大犯罪課は、フレイがマテオを知らないと言ったことに疑問を持つ。 フレイは教えたのは子供の頃ですっかり変わっていて、その後も大勢を指導したから覚えていなかったと答える。 マテオの家の捜索で数々のトロフィーが見つかるが、レイダーはやはりマテオのことを知っていたはずだという。 タオはマテオのパソコンの分析を急ぐ。 ラスティは先日のクリスの両親とのディナーで、いろいろ詮索されて、正直に話してしまい、その結果、クリスはラスティとは会わないように言われてしまったという。 ラスティは気にしていないというそぶりだが、重大犯罪課にクリスの母親が現れ、レイダーと話がしたいという。 クリスの両親はさすがにストローの裁判や脅されている事などから、娘が心配だとレイダーに理解を求めた。 マテオのパソコンには、作成中の動画が残されていた。 それは子供の頃、マテオが信頼していたフレイに性的虐待を受けていたという事を訴える内容だった。 フレイは事実について、選手を首にした逆恨みだと言い、子供たちには手を出していないという。 未だに一緒にいたはずのレイモンドは見つかっていないが、仮にレイモンドに銃で脅されたとしても、不法侵入したマテオを銃で撃ち殺しても、フレイは正当防衛が認められる。 また性的虐待についても、時効が過ぎているため、起訴する事ができない。 レイダーはプレスリリースで「児童に対する性的虐待の噂は事実無根」と書くことで、マスコミの反応を見ることにする。 ラスティはマテオに同情を示す。 レイダーは、クリスには本当の事を話すべきだったのではないかというと、ラスティは自分は大丈夫だと答える。 レイダーもただ、ラスティに親切で安全でいて欲しいだけだという。 翌日、かつてのフレイの教え子らが警察に被害を訴えに現れる。 多くはすでに時効を迎えていたが、最新の被害者が勇気を持って証言してくれたため、フレイを逮捕することができそうだ。 マテオの父親はプレスリリースの意味を知りたいとレイダーに会いに来て、息子の動画を見てショックを受ける。 何よりも、ずっと負け犬だと思っていた息子が人知れず苦しんでいた事を判ってやれなかった事が悔しいという。 レイダーらが、フレイを殺人罪で逮捕できないが、その代わりマテオの告発で多くの少年たちがこれから被害に遭わなくて済むと説明すると、父親は息子がヒーローならば自分は何者なのかと問う。 フリンは、娘の結婚式に出席するように言われていたが、妻が再婚した相手と一緒に3人でバージンロードを歩くのが嫌だと断っていた。 しかし、やはり出席することにしたという。レイダーも友人として一緒に行くという。 フレイが任意で警察に出頭することになり、マスコミが待ち構える中、マテオの父親が近づいてフレイを撃ち殺してしまう。 ラストの展開は、CSIマイアミで散々見た展開なので、多分そうなるだろうと思っていました。 プレスリリースを使うのはレイダーの得意技のようですが、これも諸刃の剣ですね。 今回、マテオの家族への配慮が全くなかったですね。 あの動画を見せておいて「息子さんはヒーローです」と言われても、遺族はそれで納得できないでしょう。 動画や告発に来た少年たちの涙を見ると、本当にフレイに腹が立ちました。 親が仕事で留守がちなのを利用したとは、親たちも悔しいでしょう。 あの後、一件落着でレイダーとフリンは結婚式に行けたのだろうか。 またLAPDが不手際を責められる事にはなりはしないか、気になりますね。 リオスとサンチェスの関係はどうやら終わりのようですね。 先週の一件でサンチェスの方から振ったみたいな感じですが、そもそもリオスがしがない中年刑事と付き合っていた方が不思議でした。 ラスティはやはりクリスと別れさせられてしまってかわいそう。 確かに、親としたら心配するのは当然だし、わざわざ会いに来たクリスの母親も悪い人には見えませんでした。 ラスティとしては、こうなるのは想定内の事だったかも。 そこが辛いですが、一番傷付いたのはクリスだったでしょうね。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る