2023/10/19(木)21:45
The Blacklist 10 #209 The Sicilian Error of Color
リストナンバーなし、ということでキャラクターエピソードですね。
誰の?というところが、肝です。
コアなファン向けのサービスなのかなあと思いました。
NYのレッドの滞在先を監視中のシーヤは、ハービーから実の母のことを知りたいのならレッドに直接聞けば良いと言われる。
シーヤはレスラーからレッドに借りを作るなと言われていると答える。
寝込んでしまったシーヤに、レッドが声をかけ住まいの中で手作りの食事を振る舞う。
レッドはメキシコ帰りで、伝説の闘牛の角を持ち帰っていた。
シーヤは養子だったことをなぜ自分に黙っていたのか、母親の秘密を知りたいとレッドに話す。
ハドソン上院議員がクーパーのタスクフォースについて調べているが、パナベイカーからは返事が来ない。
ハドソンは歳出委員会のドーフ上院議員に追及の矛先を変えることにする。
レッドは長年集め、世界中に預けてきた貴重な骨董品を一所に集めて、手放すことを考えていた。
レッドは次の預け先にシーヤを伴うことにする。
シーヤの母ミーラ・マリクは30年前CIAの捜査官として、MI6のナイジェル・サットン捜査官とコンビを組み、ロシアのミンコフについて捜査していた。
サットンはチェチェン人のギャングと関わったことから、金が必要になったと言いミーラに10万ポンドを用立ててくれという。
当時幼いシーヤを育てていたミーラは、CIA捜査官としてコルカタでの行動を問題視され、サットンの要求には抗えなかった。
何とか金を工面するものの、再びサットンから要求され、サットン一人のミスだけでは済まないと脅される。
コンビでの成果をあげたものの、サットンの良くない噂はミーラの上司も知ることになり、調べるという。
世界各地を回って骨董品を持ち帰ったレッドは、それらを集めて販売会を開く。
貴重なものであることを知らない客にも破格の値段で引き渡すレッドは、シチリアのエラー切手をある女性に渡すつもりで、情報を流していた。
世界に2枚しかない大変貴重な切手について、今は亡き夫の思い出を語る女性に、レッドはわずか2000ドルで譲るという。
ミーラはミンコフの監視任務で、室内に入ったサットンにミンコフが戻ってきた事を伝えなかった。
サットンはミンコフの用心棒に殺されてしまう。
ミーラはサットンを見殺しにしたことを隠して上司に報告し、避けられなかったことと処理された。
一旦はドーフ議員に断られたものの、ドーフ議員は莫大な予算を使うチーム836のことをハドソンが委員会で質問すればメディアの注目を集め、票にもつながるだろうと言いこの件で協力することになった。
クーパーとアグネスもレッドの販売会にやってくる。
レッドはクーパーにはUSSコンステレーションのオリジナル画面を渡す。
クーパーはレッドの心境を慮りながら、次のブラックリストがほしいという。
レッドは待っていてくれと答える。
レッドは今日一日の手当として、シーヤに2000ドルの小切手を渡す。
そこに書かれたキャスリーン・サットンという人物が、シーヤの出自を知る手がかりになるという。
さすがに過去シーンにミーラ本人は使えなかったのですね。
サットン役の人は見覚えあります、「ダウントン・アビー」でイーディスの結婚相手だった。
シーヤの父親はサットンなのかなとも思わせましたが、多分ミーラにはコルカタで何かあったのでしょう。
ちなみに、カルカッタがコルカタになったのは2001年だそうなので、カルカッタで良かったんじゃないかと思いました。
レッドは年を取って何かとシンプルにしたいと思って、お宝を処分しているのでしょうが、切手をサットンの未亡人に渡すのはシーヤにヒントを与えるために、わざわざ手を回したのですね。
今シーズン、シーヤをキャスティングしたのは単にシーズン1から見ているファンへのサービスかと思いましたが、一応、掘り下げるわけだ。
レッドに感謝ですね。
まあミーラに何があったとしても、ブラックリストの本筋とは関係ないのでしょう。
どういう風にふくらませるのか楽しみに待ちます。
本筋はハドソン議員の本気の追及で、納税者のために義務を果たさなければならないと堂々と戦いを挑んでくるのが清々しいです。
クーパーがもしハドソンと戦うならドーフ議員が狙い目かもしれませんが、やはりレッドが助け舟を出すのでしょうか。
クーパーに渡したUSSコンステレーションというのは、ついついスタトレファンとしては反応してしまう。(笑)
アメリカ海軍の帆船の軍艦なのですね、歴史に感動します。
毎回レッドのウンチクが楽しみなこのシリーズですが、サッフォーにはそそられるなあ。
古代ギリシャの女性詩人で芸術、音楽に影響を与えていて、ついついインターネットの海に漂ってしまいます。