Homeland #63 The Covenant
個人的には萌シーンが多くて満足しております。それだけかい、と言われそうですが、現実には逆の選挙結果だったかも知れませんが、今現在の世界状況を思い浮かべてふーんと思うような展開で、興味深く見ています。クィンはガス室の出来事を夢に見てうなされる。助け起こし抱きしめてくれるキャリーにクィンは思わず反応し、拒否される。セクーの弁護士レダは、キャリーが勝手にサードに近づき証言を求めたことから、取引が撤回されたとしてキャリーを非難する。キャリーは自分の責任でセクーに刑期が倍になることを伝えるという。ソールはアブダビでイラン代表団のナフィーシに接触する。ナフィーシは国際会議に出席するとしてアブダビに現れるが、常に単独行動し、違法な武器取引を行っていた。女遊びも激しい。モサドの諜報員が娼婦としてナフィーシをはめ、いかがわしい写真を撮っていた。リーダーのドリトはナフィーシの尋問をソールに任せ、ソールはナフィーシが北朝鮮に行ったかどうか確認する。モサド側の情報では、イルクーツクまで行ったことは確認されているが、その先は確証がない。ナフィーシの携帯を調べたところ、アブダビ銀行で大金を出し入れしている事がわかった。この金を何に使うのかと問われて、ロシアから地対空ミサイルS-400を購入する手付金を払ったと答える。アブダビ銀行は、核兵器関連の取引で国家間の仲介をつとめており、北朝鮮もこの銀行を使っている。ナフィーシはイルクーツクでロシアの役人に会ったことは認めるが、北朝鮮には行っていないという。ソールはナフィーシを釈放し、いつでも写真をばらまくと付け加える。ナフィーシは別に核兵器が欲しいわけではないという。30年間にわたる経済制裁を解除させるために、遠心分離機を購入し、世界の注目を集めた結果、結局目論見通り進んでいるという。ソールはイランにも防衛ミサイルを購入する権利はあると言いつつ、調達した秘密資金を北朝鮮に送金した可能性は高いとも言う。ソールはアダールに、ナフィーシから北朝鮮との接点を見いだせなかったと報告する。アダールは次期大統領に、イランが北朝鮮と組んで核合意を欺いていると報告する。まだ、核兵器はないかもしれないが、イランの弾道ミサイルに北朝鮮の核弾頭を組み合わせれば兵器になるだろう。意見を求められたあダールは、イランに対して経済制裁と、ホルムス海峡に第5艦隊を送って強硬姿勢を見せるべきだという。前回の大量破壊兵器の件もあるので、慎重にならざるをえないという。キャリーはセクーに、自分のせいで取引はなくなったと告げ、セクーは激怒する。キャリーは昔なじみの仕事仲間ロジャーを訪ね、コンリンとサードの通話内容を入手してほしいと頼む。クィンはキャリーが家を開けている間に、何者かが上の階に侵入したのではないかと感じる。それが向かいの家の人物で、キャリーを監視していると察したクィンは、クラリスを呼び出しボーイフレンドのトミーのところへ連れて行けと頼む。トミーはクィンがテロで命をとりとめた兵士だと知って、殴るべきではなかったという。クィンは銃が欲しいと言い、力づくでトミーから銃を奪う。キャリーのところに花束と共に、音声データが届く。それはサードとコンリンがセクーをはめようとした事を証明する会話で、キャリーはそれを持ってコンリンを訪ねる。コンリンはこんなものは証拠にならないというが、キャリーはセクーの告発を取り下げなければ司法長官に送りつけると言う。その後、再び次期大統領に呼ばれたキャリーは、アダールの報告について疑問を持つ。諜報員は断定はせず、独特の表現を使うものだという。ソールが「決定的」というはずがない。次期大統領が懸念を持つなら、自身が大統領に意見を言うべきだと答える。ソールは不仲だった妹の家を訪ねる。義弟のモシェはイスラエルに戻り信仰を重視する生活を送ったが、そのせいでソールとは対立した。ソールは契約の地だからといって、パレスチナの人々を追い出して住むことは平和を遠ざけるという。深夜ソールは何者かに呼び出され、車に乗り込む。クィンはキャリーを監視する向かいの家の人物を監視し始める。クィンにスイッチが入りましたね。「深呼吸して」と言われて、キャリーの匂いをぐっとかぐとスィッチが入ったのか?(笑)いやまあ、それは定番の展開でしょう。それよりも、留守宅に侵入者?ということで、優秀な工作員の血が吹き出したということかな。あの時はヘロヘロしていて、トミーに2,000ドル奪われたのを、あっさりとやり返すところがさすがです。どうやら左半身の麻痺が残っているようですね。それでも、徐々に力が戻ってきているという感じ。キャリーの身に危険が迫ったとなるとば、それが彼のリハビリになるのかもしれません。妄想が爆走する展開です。(笑)キャリーはいつまでもキャリーらしく。私が私がと、先走って失敗、同僚から批判されて、結局は自分でケリをつける。ロジャーは前に出てきたかどうかわかりませんが、あの人もキャリーに言われると断れないらしい。会うことも身の危険をもたらすのに、ちゃんと仕事をしてくれた。みんな、良い人です。ソールの妹のストーリーは興味深かったです。タイトルは「聖約の地」から来ていたのか。前シーズンのソールはアリソンに骨抜きにされていましたが、今回は任務に忠実でソールらしいですね。そして、ソールはどこに連れて行かれた?キャリーを監視しているのは、アダールの命令なのかな。キャリーが次期大統領のお友達でいる限り、自分のやり方にじゃまになるのでキャリーをなきものにしようとしている?となれば、いつか、アダールvs.クィンの子弟対決になるかも。それは今から楽しみですが、そうなるのでしょうか。