NCIS~ネイビー犯罪捜査班 20 #457 Black Sky
『ブラックスカイ』シーズンフィナーレ。めでたく21シーズンもあり、本国ではそろそろ始まるのかな。エンタメ関連組合員のストライキがありましたので、放送スケジュールに変わりがあるかどうか、気になるところです。ちなみに20周年を記念した「NCISマラソン(連続放送)」があるみたいですけど。ダッキーが警告する不穏な計画を明らかにするため、刑務所に入っているユーリからトーレスが囚人として潜入し、聞き出すことになった。この件は刑務所所長は知っているが、看守たちは知らない。ケイシーは刑務所の監視カメラに侵入して様子を確認し、トーレスに危険が及んだ時は警報を鳴らすことはできるという。ユーリはモスクワにいる父親の命を受け、スパイ活動をしていると見られる。父親コスチャ・ヴァルコフは、元KGBで政府にもマフィアにも通じていると言われ、NCISは手が出せない。人質交換に応じず、国内に留まったスパイのエヴリン・ショーが昨夜同房者に襲われた。2週間前にユーリがエヴリンに面会していることから、ユーリは「計画」の事をエヴリンに話したかもしれない。コスチャはエヴリンの口封じを命じたのか。トーレスに、ユーリとそのロシア人子分が接触してくる。適当にあしらうトーレスにユーリは関心を持ったようだ。トーレスと同房のレオンはロシア人はやばいと忠告する。レオンは18歳ながら、詐欺罪で起訴されたが、自分は嵌められたという。エヴリンはコスチャについては命の危険があるのでしゃべろうとしない。ナイトは証人保護プログラムを持ち出し、ユーリの父親の大きな計画がもう動き出しているという証言を得る。さらに、ユーリは刑務所に捜査官が潜入しているという情報を得ているという。ヴァンスはすぐにトーレスを撤収させろと命じる。トーレスの房に手下を連れたユーリが来て、お前がネズミだろうと問い詰める。ユーリは刑務所内で自由に携帯を使っており、看守も息がかかっているようだ。トーレスはとっさに部下のボリスを殴って、その場を切り抜ける。パーカーはトーレスの弁護士を名乗って面会する。ヴァンスの命令で潜入捜査を切り上げろというが、トーレスは聞き入れない。ユーリがトーレスに計画について話す見込みもないが、トーレスはユーリがもっていた使い捨て携帯の製造番号を見ており、これをチェックするようにいう。ユーリはそれで父親とやり取りをしているようだ。トーレスはレオンの面会相手に注目する。親子のやりとりは数字を使った暗号でマクギーが解読を試みる。刑務所の運動場でユーリの部下レヴがトーレスに近づき、本名と生年月日、出身校を教えろと迫る。潜入に当たって経歴はケイシーが偽の情報を仕込んでいるが、レヴがしつこく聞くのでトーレスはなぜネズミがいると思うのかと返す。ユーリには特別な情報提供者、つまりコスチャがいるのは確かのようだ。コスチャは武器商人として世界を股にかけて暗躍している。ユーリは父親の力で刑務所から出られると考えているようだ。マクギーは暗号メールを解読し、コスチャがアメリカの送電網を狙って全国的に停電を引き起こす攻撃を計画していることを掴む。いわゆる「ブラックスカイ」という攻撃で、恐ろしい結果をもたらすだろう。しかしどうやって停電を引き起こすのか。トーレスが渡した経歴情報について、ボリスが聖バーナビーという学校に在籍した記録ないと因縁をつけてくる。トーレスは聖バーナビーには2つあり、自分は更生学校にいたと言い逃れをする。トーレスはケイシーに、ユーリがネットで確認するだろうから、もう一つの更生学校のサイトをアップしてくれと頼む。ユーリはメールで父親に「アナスタシア」という名前を出し、コスチャからそのことを注意されていた。なにかのコードネームかと見られ、ヴァンスは各機関に停電が起こるという情報を流す。トーレスがレオンに面会していた男について尋ねると、母親の恋人で真犯人を探してくれていると答える。しかしレオンは男のことを信用していないという。この男が現れてからはろくなことがない。ケイシーの機転で、ユーリがトーレスの身元調査をするのを乗り切り、ユーリはすっかり信じてしまう。トーレスに親しみを持ったのか、ユーリは姉がいて、父親は姉をプリンセス扱いをしていたという。その時ナイフを持ったボリスが近づいてきた。ケイシーはロックダウンの警報を発して、ユーリがボリスを止めようとするが、レヴがナイフを奪ってユーリを刺してしまう。ヴァンスは今すぐにトーレスを刑務所から解放しろと命じ、部下2人がなぜボスの命を狙うのか、NCISで取り調べるという。結局、ユーリに倒されて意識を失ったボリスを置いて、レブがNCISに連れてこられる。トーレスも潜入捜査を降り、レヴと向き合う。ボスを殺した理由はステーキを分けてくれなかったから、というが、コスチャの命令に従っていることは確かだろう。レヴは弁護士を要求し、呼んでもいない弁護士が到着したことがわかる。NCISはパーカーが弁護士と名乗らずに弁護士のふりをして先に面会させる。レヴは信じたのか、アナスタシア宛にメモを渡す。それには「ダッジ・チャレンジャー ナンバープレート RF20723E」と書かれてあった。暗号のように見えるが、ボンバルディア社製の小型ジェット機であることがわかる。ミンクスのダミー会社が所有する航空機が10時間前にモスクワを離陸し、DCの145キロ東を降下中だという。この機にコスチャが乗っているということか。その時、大規模な停電が始まった。変電所の襲撃や電磁パルス攻撃でもないとすると、ポリモーフィックのコンピュータウィルスによるものと思われる。携帯が使えない状態でも無線機は使えることがわかり、NCISはコスチャが到着するであろう空港に向かう。コスチャは危険なのになぜわざわざアメリカに来たのかを考えると、コード名のアナスタシアが女性の名前でプリンセスの名前でもあったことから、娘のためなのではないかという。ユーリは姉の存在に言及し、コスチャがプリンセス扱いしていた。コスチャが乗ったと見られる航空機がカルペパーの空港に降りたことがわかった。そこはエヴリンが証人保護プログラムで匿われている場所だ。エヴリンはコスチャの娘だったのか。マクギーはエヴリンならポリモーフィック型ウィルスを作ることができるという。一同がカルペパーのセーフハウスに到着すると、警護の保安官が殺されており、コスチャとエヴリンがPCを前に作業中だった。突入して銃撃してくるコスチャを射殺し、エヴリンを逮捕する。エヴリンことヴィクトリア・ヴァルコフは父コスチャと共にこの作戦を実行しようとし、身柄を保護されるよう刑務所内であえて襲われたのだった。ユーリ自身は役目が終わり、邪魔になったので排除されたようだ。コンピューターウィルスはマクギーと善玉ハッカーが対処し、大規模停電は回復し始めた。トーレスはある男の家に侵入する。その男はトーレス一家にとって因縁があり、トーレスはお前の死を見届けるといって銃を向ける。最近母と姉と連絡を取っていたトーレスが、刑務所で一家を不幸にした男を再会し、長年の恨みを晴らすのか、というところでクリフハンガーですね。ちなみに、顔を見ただけでどうやって住所まで調べたのかは気になるところです。あれからレオンに電話をかけて、住所を聞き出したのでしょうか。後、さすがにちらっと携帯の画面を見ただけでその個体番号を認識したというのはやりすでしょう。せめて電話番号くらいでないと。いずれにせよ、アクションと家族のストーリーができるのはトーレスだけなのかなあと思います。レオンに指摘されるまでもなく、もう若くもないし、そろそろシュッとした若手を入れたらどうだろう。個人的には「ハワイ」が若手が多くてうらやましい。ウィルマーも人相の悪い役柄のほうが似合うようになってしまって、残念です。まあ、それはそれとして、ロシアの大物犯罪者が護衛も着けずに娘と2人きりで作業をしているのは、ちょっと物足りないなあ。娘を溺愛していたとはいえ、お粗末な最後でした。エヴリンも爪を隠していたのですね、プログラムはどこかに隠してあったのだろうか。まんまと騙されたところは、恐れ入りましたというところですね。ダッキーは最後にリモート出演でノルマを果たして華を添えました。来シーズンはクーパーの永遠の恋人のストーリーとナイトとジミーの同居するとか、何とかが扱われるかな。ちなみに今シーズンから「NCISシドニー」というのが始まるようです。またクロスオーバーがあるならば、こちらでも取り上げることになるでしょう。