悲叫

叫び声で目が覚めた 未だ夜も明け切らぬ 薄闇の中に 暁の空を切り裂いて 私の耳に届いた あまりにも悲痛なそれは 意識に深く突き刺さり 音を立てて中に入り込む 一体誰の声なのか そう自問した だが答えはすぐに出た これは 私の声だ