お客様　いづこへ？

[とある運転手のつぶやき] カテゴリの記事

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• ケツの毛までむしりますか？

  本日、組合の集会があった。わざわざ休みの日に朝から出向かわなければならないのは毎度ながら面倒ではあるが、気の小さい僕は委任状を出すこともなく出席した。毎度の事ながら良い話など無い。組合側が何かを要求すれば、それと引き換えに不利な条件を押し付けられるというのが、いつになっても、どこの会社にいても同じパターンだ。無条件で待遇が良くなる事などない。これだけ給料が安くなって生活するのにさえギリギリの状態でも、会社はまだ従業員からむしり取ろうする。個人的にはこの辺のタクシー会社では条件的には良い方だと思っているので、ウチの会社の組合（幹部）はいわゆる「御用組合」ではなく、がんばってくれているのだとは思うが、それでもこの業界は経営者の方が有利なんだなと感じる。今日日、組合側に「ストライキやったる」みたいな熱さもないし。ちなみに以前いた会社では組合が分裂していて、一つの会社の中に組合が５，６団体あった。もともと一つしかなかったのが（自交総連）、幹部が組合費ネコババした等のトラブルで組合員どうしが対立し分裂したのをきっかけに、あげくの果てに気の合う者同士で新たに組合を立ち上げたりで組合の数が増えていった。ここまで増えると従業員がバラバラで団結できず、当然組合としての機能を果たせるはずもない。会社はそれぞれの組合幹部に金を渡して組合員を押さえつけさせ、次々に悪条件を呑ませていった。僕はそのアホさ加減に嫌気が差し、その会社を辞めてしまった。結局は、経営者としては「嫌やったら辞めろ、代わりは何ぼでもおる」という事なんでしょう。実際、二種免許持ってて車が運転できたらたら誰でも雇えるわけで、その辺に経営者の強さがあるのだろう。「やっぱ、タクドラ終わってるわ」と改めて感じた一日だった。ｐｓ　僕のケツ毛は濃い

  2006.08.06

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• 誘ってるのか？

  暑過ぎる。寒いのも嫌いだが、さすがにこれだけ暑いとたまらん。暑さのせいか、流していると昼間はよく手が上がる、ケタばっかりだが。昨日の金曜日、雨も降らず、給料日後という好条件にもかかわらず、晩の人の出が悪かったが、昼間が好調だった事もあり、日付が変わった頃には足切りはクリアーしていた。最後に一発積んでやろうと思い心斎橋に着けた。ハナ番手前で６，７人の若者グループの一人の女の子と目が合ってしまった。その中のベロンベロンに酔っ払った女の子が、仲間から押し込まれるようにして一人僕の車に乗ってきた。「もう一軒行こうやー！新地行ってくれー！」などと叫んでいる。どうやら仲間達が扱いきれなくなって強制送還させられているようだ。「かなんなー」と思いつつ出発した、行き先は西区某所。この女の子、フラフラしてる割には頭はしっかりしてるらしく、自宅マンションまでの道案内もしてくれて無事到着。料金ももらったのだが、なぜか車から降りようとしない。黙ってしばらく待っていたら「名刺ちょうだい」という。何となく嫌な予感がしたので「持ってませんねん」と断った。それでも降りようとせず、マンションのキーらしき物を僕に差し出し「部屋まで送って」と言う。　　　「え゛ー！？」どうも本気で言ってるらしい。一瞬いろんな事を想像する。ルームランプの明かりに照らして女の顔を見ると、結構可愛いく、いいスタイルをしてる（ほしのあきに似ていたが、乳は小振り）。多少動揺しながら「それは具合悪いわ、無理無理」と断っていたら「このヘタレ！」となじられる。そこから車内で騒ぐわ暴れるわで、ドアや座席、天井まで蹴りまくり手が付けられなくなった。この客がもし男なら、僕は間違いなく車から放り出しているだろうが、女の体に触れるとセクハラとかになると具合悪いので、それはできなかった。警察に連れて行く事も考えたが、女の子を連れて行くというのは多少抵抗があったので、それもできず。再び降りるように説得を始めたが聞いてもらえず、そこから新地へ連れて行けというので連れて行き、着いたらやっぱり帰るといい、再びマンションに戻る。子一時間引っ張りまわされた。なんつーわがままな奴だ。仲間が持て余すわけだ。おそらくこのじゃじゃ馬娘は、親や友達、彼氏などから可愛いという事で甘やかされてきたのだろう。我が娘ならシバキ倒してるとこだ。「入庫の時間やから」という事でやっとこさ開放される。おかげで大して水揚げが上がらなかった。くそー、いてまうべきだったか・・・。

  2006.07.29

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• ふと我に返る

  本日は雨で多少涼しかったのと、冷蔵庫にイカがあったので、鍋を作った。僕が師と仰ぐ料理人、平野寿将氏のレシピに従い、イカをさばいて、アシを細かく刻み鶏ミンチと混ぜ筒に詰め、バターとイカの肝を利かせた味噌仕立てのスープで野菜などと煮込むというもの。非常に良い味になり家族からも好評で完食だった。娘が通知表をもらってきた。ここ最近、僕がみちっり勉強を教えてることもあり、良い成績であった。テストなども１００点がたまにあったりで良くできていて、娘は満足していて心理的にもかなり落ち着いている。僕も時間割いて教えている甲斐があるってもんだ。タクシーは安月給であるが、うまいもん作って家族が喜んだり、娘に勉強を教えてその結果がうまく出たりと、そんな感じでとりあえず個人タクシーの資格がとれるまで家族円満でそれなりに幸せでやっていければいいか・・・などと思っていた今日このごろであったが、今日同業者である、とあるタクドラさんが書いているブログを拝見して少々ショックを受ける。以前からブログは見てたのだが、彼も僕と同様にどこか仕方なしにタクシーに乗っているという雰囲気を感じていたのだが、最近何か大きなチャンスがあり、場合によってはタクシーを降りるかもしれないとの事。文面は非常にポジティブで希望に満ち溢れている。何の面識もない人ではあるが、タクシー業から脱出できそうな彼に対し、僕は素直に喜ばしい事だと思えた、と同時に「俺ってこのままでいいのだろうか？」とも思った。実際、何度かタクシーを降りるべく転職活動を行った事はあるのだが、さっぱりうまくいかず、ある種の「あきらめ」が個人タクシーを目指すという動機になっているのは確かだ。しかし彼の文章を読み冷静に考えてみれば、自分はなんとも小さな世界で生きているのだなと認識せざるを得ない。周りからも「若いのにタクシー乗る事ないやろ」みたいな事はしょっちゅう言われるし・・・。でも何をしたらいいのかわからんし・・・己の無能さを痛感する。彼には心からがんばって欲しいと思うし、良い方向に進んで欲しいと思う。そんでもって能力のある彼がとても羨ましい。僕も何かできる事を見つけなければ。

  2006.07.20

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• トキメキなんかを探して馬鹿見る

  この間は朝から水揚げが全然上がらず、夕方ごろで３千円というひどい出来だった。普段は無線をほとんど取らないのだけど、この日ばかりはさすがに焦りもあり、行けそうな所はとりあえず食い付いてやろうと思っていた。以前いた会社ではかなり無線に頼った仕事をしていて、走ってる時でも常時マイクを握り締めて吠える用意をしていたのだが、今の会社は無線の数が少なすぎて、そればかりをアテにしてると散々な目に会うので、無線に頼らない走り方に変えてきていた。それが普通になってくると逆に無線を取るのが「おっくう」になってくるから不思議だ。まず一発目ゲット、西成区の某病院、ワンメーターだった。「まあこんなもんだ」と思う。二発目、何度か取った事のある本町の会社、ここからのお客さんも近所しか行った事がない。しばらく待っていると、若いお姉ちゃんが出てきた。「まあ、近所やろなぁ」と思っていたら行き先は堺の新金岡だった。「ラッキー、取ってみるもんや～」気分も一気に良くなり、そのお姉ちゃんもノリのいい子だったので会話もはずむ。そういえばお姉ちゃんとこんなに楽しげに会話するのは久しぶりだった。美人という感じではないが、なんとなくかわいく好みのタイプであった。そこでモテナイ君である僕の性が出てくる。「タイプの子と１０分間会話すると惚れてしまう」という性が。運転手になってから密室で女の子と二人きりになるという状況は決して珍しくはないが、ちょっとときめいたりとかドキドキしたりとかする事は滅多にない。女の子の乗客といえばほとんどがホステスさんだが、ホステスさん達は、基本的に「話しかけてくれるなオーラ」を発している為、会話する事はほとんどないし、大抵１０分もあれば行き先に着いてしまうので話す時間もない。小一時間会話した頃、目的地に着く。何となく名残惜しい気持ちになったが、メルアドすら交換する事もなくお別れになる。当たり前か・・・ちょっと惜しいな。しかし教えてと言ったら教えてくれたのではなかろうか。そんな雰囲気だったし・・・気のせいか。教えてくれたところでどうしていいかわからんし・・・嫁に知れたらエライ事になるし・・・これでよかったのだと自分に言い聞かせてみる。しかし結婚してしまうとつまらんな～嫁の体型はドム（モビルスーツ）の様になってくるし、娘は反抗期やし、それに・・・ブツブツ・・・・

  2006.06.22

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• 禁断の夜食

  昨日は宵の口にパタパタと客がつき晩飯を食うタイミングを逃してしまった足切りは早々とクリアーしていたが、終電の客を送った頃には客足も途絶え「今日はもう終わりかな」と思っていたとたん腹が減っているのが気になった「ラーメンにしようかな・・・」私はラーメンならば、毎日でも食べれるくらいのラーメン好きであるが肥えるのと、食べた後、油が噴出すくらいに顔がギトギトになるのでなるべく食べないようにしているしかし、夜中に開いている店といえばラーメン屋くらいしかないどこにしようか考えたが、「まず駐車場のある店だな・・」と思う世間で話題にはなっているが、六月に入ってからは気軽に易々とは路上駐車はできなくなってしまった普段から駐禁はしないようにはしているが、夜中にちょっと夜食を食う為に、店の前の路肩に駐車する事はたまにあったまた、小さいラーメン屋などは駐車場の無い店が多い「駐車場があって、夜中に開いている店といえば・・・横綱くらいか」最近のラーメンブームよりもっと前からあるチェーン店でここのラーメンは、かなり油っこくニンニクの匂いがかなりきつく、（さらに唐辛子にんにくが置いてある）そして食べた後必ず胸焼けがするラーメン通に言わせるそんなに美味いラーメンではないかもしれないが半年に一回くらいここのラーメンが無性に食べたくなる夜中の入庫前に夜食を食べる事はめったにないけど駐禁の厳しくなった現在、また「横綱」にお世話になる事が多くなりそうだ

  2006.06.05

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• 

  狙われている

  最近なぜか嫁が弁当を持たせてくれている常々「金が無い」と私がぼやいているので嫁なりに私の懐を気遣って、出勤の日の朝作ってくれている嫁は基本的に料理をする事が嫌いなので以前は子供が弁当持って行かなければならない日のみついでに私の分も作るという感じだった中身は冷凍食品をチンした物か、前の日に私が作った晩飯の残り物が入っていたりするがそれでも、非常にありがたかったりする外での食事代は、けっこう馬鹿にならない毎日、吉野家で豚丼（並）を食うというのもつらいしわざわざ家に帰って食事をするという手もあるがやはり時間的にロスになってしまうし弁当が無かった時は、昼飯はおかわり自由な一膳飯屋で腹一杯にして晩飯はパンを買って、それをかじりながら仕事をしたりして食費を節約していたがこうゆう食べ方をしていたからか、だいぶ肥えてしまった人通りの少ない公園の傍は、セールスマンの営業車やトラック、そしてタクシーの溜まり場となる私にも行き着けの場所があって、そこで弁当を食べるのだが食べてる最中、何者かの視線を感じる・・・こいつだ！私の弁当を狙っているいろんなドライバーから恵んでもらっているらしくどこか慣れている私も恵んでやった事があるのだが、この日は少しじらしていたら後から来たタクシーの傍へあっさり鞍替えしやがった要領のいい奴だ

  2006.05.26

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• not golden

  連休には家族サービスの為の資金もいるものだったので昨日までは休日出勤などをして、休みを取らず働いていたそして今日から五日間休みですこんなに沢山休みをもらえるなんて、タクシー会社にしては休みが多いほうだと思う　有難い事だ久しぶりの休みで現在少々呆けているが、今日は友達と飲みに行く約束がある本当なら今日は家でゆっくりしたいところであるが嫁から与えられた私の自由時間は、休み中今日しかないのである明日からは家族サービスな日々だ結婚してから私にとってゴールデンウィークはさしてゴールデンではない銅くらいではないだろうか普段サービスしていないので仕方ないけど

  2006.05.03

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• 新車！

  新車に乗る事になった今までは走行距離約４０万キロのオンボロ車が固定車だったエンジンなどは特に問題無かったが、クッションがへたっていてちょっとした道路の段差の上を走ると「ドスン」とショックがくるのでお客さんが乗っている時なんかは気を使ったものだったタクシー暦８年で新車を宛がってもらうのは、今回で３度目だ私は２年前にタクシー会社を変えていて今の会社で新車をもらうのは初めてである今回その話が来た時、そんなに嬉しくはなかったというのも私は新車に替わると、なぜか事故に遭ってしまうからだまっさらの車は傷が付く事に気を使う少なくとも相謹より先に傷は付けたくないしかし過去に新車に替わった時は、二回とも私が先に車にぶち当てられたり、自転車に突っ込まれたりしたなので新車よりも、もう少し新しい誰かの「お古」が欲しいと思っていたのだが実際、新車に乗ってみると、やっぱり気分がいいエンジンも静かだし、クッションもよく効いている高速道路に乗ると感覚が今までのボロとは全く違う同じ車種とは思えないほどだ新車の匂いが、むせ返るほどプンプンしてるのでお客さんからも「これは新車やな、ちょっと得したわ」などど言われ、やっぱりいい気分になるしばらくは、これだけで気分よく仕事ができそうだ今回は相謹に負けないよう、事故に遭いませんようにっと

  2006.04.27

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• 遠回り

  金曜の深夜、心斎橋のところで客待ちしてた時の事パリッとした感じのＯＬ三人組がタクシーの列のそばをうろうろしていたえらいべっぴんさん揃いやなーと思いつつ見ていたのだが三人が別れて一人ずつタクシーに乗ってきた私が一番後ろの三台目である行き先は鶴見、しかし方向が逆を向いている先頭は直進、二台目が信号無視して横断歩道でＵターンをかます私も後を着けようかと一瞬考えたが、Ｕターンと信号無視の二重の違反はまずいだろうと思い僅かながら遠回りになるが、四ツ橋筋から中央大通りを走ろうと考えていたところがべっぴんのお客さん、不満そうである「どこ走って行くつもりですか？」と冷たくつっこまれる私は、信号に引っ掛らない道を行くので料金は高くならない、（待ちメーターが掛からない）と説明するのだが納得してないようだ当たり前の話だが違反はしたくない私の場合は個人タクシーを目指してるから尚更だ荒れ狂ったヤクザに強要されるなどのよっぽどの場合でなければ、自ら違反をすることはないそれでも、なるべくメーターが上がらないようにと、抜け道などを走り必死こいて飛ばしていたら料金が思ったより安かったのか、私の努力を汲んでか僅かな会話を交わせる程に機嫌を直して降りてくれたやっぱりちゃんと始めに説明しとくべきだったかな

  2006.04.16

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• BIG WAVE

  昨日は朝から珍しく好調夕方まで雨が降っていたせいもあるだろうがどこを走っていてもお客さんの手が上がる前に空車が走ってても手が上がる乗ってもらうとウチの会社のチケット持ってたりとか普段お客さんが立ってる事などないようなヘンピなトコでも「バスが来ない」と言いつつ乗ってきたりとかお客さんは私の車だけを待っているような気さえしてくるいわゆる「ツイてる」状態だこの状態を私の仲間内では「ビックウェーブが来てる」と言っている「今日はガンガン来てるなー」と思いつつ気分も乗ってきて、宵の口には足きりをクリアーしていたしかし、ここがツキのピークであったいつもの場所で客待ちをしてると、何度か乗ってきた事のある感じの悪いワンメーターのおばはん時間は割り増しが掛かる初っ端の勝負時波が引いていくのを感じたもちろん態度には出さないが、かなりガックリきた案の定そこから入庫までサッパリ上がらず結果、大した水揚げにはならなかったなかなかうまくいかないもんだ

  2006.04.06

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• いつまで寒いのやろ

  昨日は花金であったが散々な結果であった足切りすらクリアーできなかった待ち時間は長いし、お客さんが乗ってもすぐ降りてくれるのでゆっくりラジオが聞けました金曜日は伊藤セーソクさんの「ロックオン」という番組があるのだがここでは結構マニアックな激しい曲がかかったりするのでお客さんが乗っている時は聞くことができないが昨日はたっぷり聞くことができました昨日はSLAYERなんかがかかっていて、すごいなーと思ってしまったこんなのが聞けるラジオはあまりないだろうこんなん聞いてる運転手もあまりいないだろうふてくされて入庫し手入れも適当に済まし同僚の誰とも会話せずさっさと帰りました早く暖かくならんかな

  2006.03.25

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• 春の足音

  最近だいぶ暖かくなってきた寒いのが大の苦手な私にとってはありがたい事ではあるのだがタクシーは通常、一台の車を二人で交代で乗務する一日おきで交代したり、昼間と夜とで交代したりその辺は運転手の勤務形態により多少異なるがいずれにせよ、勤務が終わった後は車を手入れしてから次の乗務員に明け渡すというのがルールであるそんな訳で、寒かろうが雨が降ろうが入庫した後には車をきれいに洗わなくてはならない冬場はこれが結構つらいうちの会社の車庫はトタン屋根がついてるだけの吹きっさらしだ朝から夜中まで走り回って売り上げがさっぱりだった時ここで、眠気をこらえながら雑巾で車を拭いてると何とも空しい気持ちになる気温が氷点下の時などは、濡れ雑巾でボディを拭いていると水分が凍ってしまい、氷を塗りつけているような感じになる巷には「洗い屋」と呼ばれるタクシー洗車専門の店があり千円足らずで車の手入れをしてくれる寒い時期なんかは、ほとんどの運転手はここで手入れを済ませ入庫するのだが私はめったに行くことが無い「自分の商売道具なのだから、自分自身で手入れしないと気がすまない」というこだわりを持っている人もいるが私の場合はそんな物はなく、単に金が無いので自分で手入れをしている少し気温が暖かくなる頃、黄砂がよく飛んでくる先日、入庫前に降られた黄砂まじり雨で、車が一瞬にしてドロドロに汚されてしまったこれをやられると汚れが取れにくくなり、手入れに倍時間がかかる同じ頃、私は花粉症持ちなので鼻がムズムズしだし、くしゃみが頻繁に出るそして「春が来たなぁ」と思う黄砂と花粉で季節を感じるというのも、何とも風情のない事だ

  2006.03.13

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• 千里の道も

  お客さんの要望に答え、いろいろな場所へいくわけですがよく知ってる地域とあまり知らない地域がある本来ならばお客さんに頼まれた行き先なら何処へでも「かしこまりました」と自信をもって即答し最短、最速、最安値でお送りするのが義務であるのだが行き先が自分の苦手な場所であった時、お客さんとの対応は慎重にしなければならないもちろんご乗車直後に、自分の頭の中の地図と照らし合わせて行き先、道順をお客さんに確認してから出発するのですがわからない場合は実物の地図で調べたりお客さんに教えてもらいながら走らなければならないこれは運転手にとっては結構恥ずかしいことだかといって場所がわからなくては走りようがないので「お客さん、どの道いけばよろしいか？」と聞くのだがその瞬間、お客さんに不安を与える時もあり、中には「おまえプロのくせに道わからんのか！」と怒鳴られ自らドアを開けて降りていかれる方もおられる不景気でお客さんの少ない中、やっと乗ってもらってるのにこんな時は、何ともいえないほど情けなくなる実は昨日このような事態になりかけた夜11時頃、仕事帰りに一杯ひっかけてこられたサラリーマンのお客さん大阪市内から行き先は北千里、万博公園の近所の○○台という所自慢じゃないが、千里ニュータウンは大の苦手だ「どこやろ？わからん、やばいなー」と思った仕方ない、聞くしかない「すみません、どの辺か教えてもらっていいですか？」お客さんの雰囲気が変わる「とりあえずその方面行ってよ、近づいたら道言うからさー」私は謝りながら、お客さんの気を取り繕うべく、一言二言話しかけたどうやら怒ってはないみたいだ、むしろ気さくに会話してくれた少しほっとする話を聞いていると、たまにタクシーに乗って帰るらしいのだが行き先は自宅ではなく、単身赴任者の社員寮らしい千里に来てから日が浅い事もあり、その周辺の地理をよく把握してないというさらに聞くと、タクシーに乗ると運転手がよく道を間違えるらしくそのお客さんも知らない場所に連れて行かれて往生しその度に大喧嘩をしているというおそらく相当ややこしい地理なのだろうと思いそれを聞いたとたん私は「一応確認しときますわー」と言って慌てて地図を取り出したとりあえず地図で場所は確認できたので、再び安心し談笑しながら走り続けるところが、地図で確認した目標が出てこない・・・距離的には近くまで来ているのは何となくわかるのだが嫌な汗が出てくる・・・「どうやら道を間違えたようです、すいません」正直に言ってみた「そうみたいね、ここは知らないなー、ちょっと右曲がってみよう」そんな適当に進んで大丈夫だろうかと思いつつ、私の力ではどうにもならないので言われるままに車を走らせていたすると、お客さんがわかる道にたまたま出る事ができ、何とか目的地へ着く「今日は怒ってないよ、遠回りにもなってないし」お客さんは機嫌よく降りられたように思えた優しいお客さんで良かった・・・後で地図を確認すると、本来曲がるべき信号の一つ手前で曲がってしまったようだまだまだ青い　反省

  2006.03.08

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• Blue Monday

  今日は休みだが、気分がlowだ天気が悪いせいかもしれない仕事は最近不調だし疲れもたまっているようだギターでも弾いてみようと思い、押入れを探ってみるとＸJapanのスコアのコピーがあったので今さらながら「紅」のイントロを練習してみたりする昔は全く弾けずにあっさりあきらめたがあらためてやってみると、結構弾けたりするもんだ最近スタジオにも行ってないしたまには大きな音出したい

  2006.03.06

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• 「めっちゃ忙しいです！儲かって儲かって笑いが止まりませんわ～」

  ・・・って一度でいいから言ってみたい「タクシーは景気のバロメーター」なんですか？世間ではそう言われているようで、お客さんから「最近の景気はどうなの？」と聞かれる事が結構多い「あきませんわ～」「ますますあきませんわ～」「そろそろ首つろうかと思ってます～」いまだかつて「良い」という返事をした事がない（私がタクシーに乗り出したのはバブル崩壊後なので）そんな話の中で、私もお客さんにどんな仕事をされているのか、どちらの業界におられるのかなどを聞きつつ「政治が悪い、小泉さんのせいや～」「名古屋あたりは景気ええらしいで～」みたいな事を言い合いながら、お客さんをお送りしてます世間では、大手企業の決算が良くなっている、株価が上昇しているなど景気は回復していると言われているようですが私達はもちろんその実感はないしお客さんからもそんな話はほとんど聞かれない「阪神タイガースが強いと大阪は景気が良くなる」とかも言われてましたが私達はむしろヒマでしたおそらく、普段は飲みに街へくり出す人なんかも仕事が終わると即帰宅して家でナイター中継を見ていたからではないかと思われます大阪のタクシー業界がどん底なのは、いろいろ原因があるのでしょうが政治的な事からも問題が生じている、というのはあると思います政治家の人達なんかはタクドラの事なんて何も考えていないのだろうな～そもそも政治の仕事自体をやってるんでしょうか？ニュースは例のメール問題一色になってますが今国会で行われているのはこの件だけなんですかね？最近の民主党議員が起こす事件は、セコい秘書の給料のネコババ、学歴詐称、弁護士資格の名義レンタルですか ほとんどのタクドラが政治に対しタクシー業界の現状改善を望んでいると思います個人的には野党第一党である民主党にも期待を寄せてはいるのですが今回のようなつまらない事件が出てくる度にがっかりしてしまいますほ～、当事者の永田氏は東大出てはるんですか～　メールは受信者と送信者が同一で～それでも本人はニセモノと認めず～　武部さんはおかんむりと・・・どーでもええわ！　ていうかもうあきた！こんなつまらん問題に関し、半月近くも報道され続け政治家の方々が時間と労力が費やすのはいかがなもんかと誰が喜ぶのでしょうかほかにすべき事かあるのでは？と思ったりしますはぁ～　明日は忙しいといいな～

  2006.03.01

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