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カテゴリ:韓国
宝塚歌劇のソウル公演に行ってきた。日韓友好年行事の一環らしい。
妻は日本で一度見た事があり、大変良かったそうだ。今回も絶対行く!とずいぶん前から張り切っていた。僕は初めてである。 ┌(・。・)┘♪└(・。・)┐♪ 会場は、以前妻が韓方治療に通った慶照大学の講堂である。 ![]() 開演は3時からだが、散歩がてら早めに出掛けたから、1時くらいには着いてしまった。大学正門前の部隊チゲ屋で昼メシにする。チェーン店だが、結構ウマイ。 天気も良かったから、構内をブラブラ歩いたり校舎内を見学したりしているうちに、人がゾロゾロ集まりだす。驚いたことに日本から観劇ツアーを仕立てて、バスを連ねてやってくる人が沢山居た。すでに10台ほどもバスが到着していた。 ![]() 観客はそのほとんどが 会場にはプロモーターの他に、大使館員や役人の姿も見える。ひとしきりバタバタと走り回っていると思ったら、ゲストが到着した模様。 真っ赤な服を着たハデな顔立ちの女性は、どこかで見た顔だ。確か宝塚OB。黒服の場違いなオッサン達が何人かいるなぁ、と思って胸元を見れば、日本の議員先生だ。オマイら税金使って遊びに来たんか?と思ったが、後で調べたら会議か何かのお仕事で来韓した模様。ご苦労様です。(もっとも、僕は日本国に税金を払っていないから、カンケイ無い) 恰幅のいい小柄なオバサンがノシノシやって来たと見れば、おぉ、扇千景センセイじゃないですか。確かこの人もOB。 ┌(・。・)┘♪~┌(・。・)┘♪~┌(・。・)┘♪~ 10分ほどオシて開演と相成った。演目は有名な「ベルサイユのバラ」。有名なと言いつつ、実はよく知らない。 中坊くらいのとき、クラスの女子が何人か騒いでいた記憶はあるが、漫画も読んだことがない。 どちらかと言うと、小倉冬実とか一条ゆかりなんかはよく読んだが、池田理代子のあの妙に尖がった長い顔のタッチが好きになれなかった。 肝心の公演だが、実のところ大変オモシロかった。スジが少し解りづらかったり、セットが若干安っぽかったりはしたものの、成る程熱狂的なファンが多いのも頷ける気がした。 何せよ初めて観たから、誰が誰だかわからない。聞けば特定の役者さんには、親衛隊のような組織もあるそうだ。 男役の主役がトップスターで、娘役がナンバー2と言うことだ。スターが何かするたびに、客席から黄色い歓声が上がる。確かにスターはスター然とするのが似つかわしい。 └(・。・)┐♪~└(・。・)┐♪~└(・。・)┐♪ スターだけじゃ無く、全部で40人くらいの部隊だから、当然下っ端もいることだろう。僕はスターも何も良く知らないから、むしろ周りのその他大勢、のほうを良く見ていた。 宝塚では男役のスターになるのが最高なのだそうだ。一旦娘役になると、後から男役に性転換することは出来ないのだとか。さすれば娘役を命ぜられた役者は、その後の出世の道がその場で断たれたのと同義ではないか。 会社で言えば、新入社員に「お前は定年まで働いても係長止まり!」と言って配属辞令を出すようなものだ。これはなかなかキビシイ世界だ。 それでもプロとして、粛々と娘役をやる人も必要だろう。舞台は当然のこと、組織の運営にはスポットの当たらないところにこそプロが必要だ。 └(・。・)┐~♪ その他大勢の中で、1人上手い役者が居た。娘役だ。上手いというのが適切かは分からないが、何と言うか気負いのようなものがなく、ノビノビしている様な雰囲気が感じられた。 立ち位置がそんなに端っこのほうではなかったから、中堅どころなのだろう。こういう人がプロっぽくて好きだ。 いま苦労して調べたら、どうやら「しのぶ紫」と言うひとのようだ。経験20年近いベテランだ。道理で。 ┌(・。・)┘♪ とまれ、初めての宝塚は大満足だった。こんなことなら日本でもっと早く観ておけばよかった。 ところで、こんな宝塚を お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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