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テーマ:韓国!(17020)
カテゴリ:韓国
先週の水曜日だったか、昼休みに管理部のチョン次長と話していた。 「部長は集会に行きましたか?」と訊くから、何の事だと問うに例の「牛肉輸入再開反対」のロウソク集会の事だと言う。 あのねぇ、君は知らないかも知れないけど、僕はこれでも日本人なんだからさ、他国の内政問題のデモに参加なんかしたら、手が後ろに回っちゃうでしょ。 へぇ、そうなんですか?とチョン次長。じゃあアレどう思うんですかと訊く。 どう思うって、まぁバカみたいだなとしか思えないけどねぇ。 そもそも李明博大統領の言い分は、輸入はするけど消費者の判断で、イヤなら買わなきゃいいでしょ、ってな事じゃない。 僕は尤もだと思うけど。 そういう訳にはいかないんですよ部長。米国産の牛肉は、国産だとか豪州産のものより、何倍も安く売るって言うんですよ。 なんだい、結構な話じゃないか。 大体「輸入再開反対」って言ってる人達は、勿論米国産牛肉は買わないんだろ?米国産以外の肉が、急に高くなる訳でもなかろうに、輸入しようがしまいが、彼らにとって状況は何も変わらないハズだけど? だから、安い肉が市場に出てきたら、買っちゃうじゃないですか。 へ?・・・ちょっとまて。安全性に問題があるから「輸入反対」なんだろ?そうやってデモだか何だかやってるんだろ?なのに買っちゃうのかい? 韓国人はそうなんですよ。 おいおい、するってぇと何かい?何か確固としたポリシーがあって「ハンタァ~イ」ってやってるんじゃなくて、安いのがあったら何でも買っちまうっていう、自制心に自信がないから輸入してくれるなって、そういう事かい? いや、それは・・・そういう事だけじゃなくて・・・李明博大統領のやり方に対して、国民は怒っているんですよ。 何やら歯切れが悪い。 ところで一つ訊きたいんだけど、ああやってデモだかやって、それで具体的に何か解決するのかい? チョン次長はちょっと狼狽した様子で、「いや、韓国で一番大事なことは「情」なんですよ。国民の「情」をこうやって表現するっていうのが重要なんです」 と何やらよくわからない説明だ。 ~(-_-~)・・・・・・ 茶飲み話だから、そう深い議論には所詮ならないけれど、それでも其処此処に「如何にも」韓国人らしいというポイントがいくつも見て取れる。 一つには、これまで何度か過去の記事で指摘してきた事ではあるが、自発的な行動なり解決法の摸索という態度が、全く無い事だ。 韓国社会の、救いようのないピラミッド構造と、何事につけても上からの命令を待つ、という気質に因るものだ。 実業界出身である李明博大統領の「イヤなら買うな」の発想は誠に正しい。国民一人一人に自主的な選択を委ねるやり方は、しかし韓国愚民にとっては、選択を強いられるというふうな捉え方をされた。 自ら何も考えることなく、上がこうしろと言ったことをそのまま実行するほうが、彼らにとって楽だし、自主的に何かを考えて選択する、なんていうやり方は考えられないのだ。 二つ目は、これは予想通りというべきか、デモなり集会なりの目的はいつの間にか曖昧になり、漠然とした「李明博NO」の雰囲気のみが蔓延している事だ。 デモの参加者も、その多くはお祭りに参加するのと大差のない状態と考えられる。もちろん本人たちにその自覚はなく、自分は何か大切な大きなことをやっている、という錯覚に囚われているのだろう。 集団心理というよりも寧ろ「集団催眠」状態というのが相応しい。 現に、僕の参加しているサムルノリサークルの連中も、鐘やら太鼓やらを抱えてイソイソと出かけて行ったのが何人かいるのだが、二三時間で帰ってくるつもりが、結局翌朝の4時まで市庁の前で大騒ぎしていたそうだ。 「なんだか、2002年のワールドカップの時の熱い雰囲気を思い出す」なんて、とぼけた事を抜かすところを見ても、単に雰囲気に呑まれて騒いできただけ、というのは明らかだ。 ・・・・・・(~-_-)~ おおよそ5千万の人口を抱える韓国だ。中には「米国産の牛肉が、どうしても食べたい」という人がいても不思議ではない。 しかしそんなことを言おうものなら、即座に「非国民」という罵声が飛ぶ。 一体世の中何が恐ろしいと言って、愚かな大衆の「集団ヒステリー」以外に何があろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月15日 23時05分30秒
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