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2010.11.13
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カテゴリ:出会い
「3の倍数と3が付く数字の時だけアホになります」のギャグで一世風靡。“渡辺鐘”名義の放送作家としても知られる、世界のナベアツが映画監督に初挑戦。最高にオモロー!な映画「さらば愛しの大統領」が、いよいよ11月6日(土)より公開される。

大阪府知事に当選した世界のナベアツが、大阪の独立を宣言。大阪合衆国の大統領に就任した彼の下に暗殺予告が届き、大阪府警隋一のアホコンビが犯人捜索に乗り出す。テーマはずばり“アホ”。主演に抜擢された宮川大輔とケンドーコバヤシも、とことん笑いに徹底したナベアツ監督のスタイルを絶賛する。

ケンコバは完成した映画を観た感想をこう語る。「やりやがったなあと。渡辺さんて、意外に珍しいタイプやと思うんです。どこにも悲壮感や暗さを見せない。普段は悲壮感と哀愁にあふれた人なんですけどね(笑)。ことお笑いに関しては、それを匂わすのを嫌う。映画でもそれをちゃんとやり遂げたなあと思いました」。

宮川は監督の観察眼に言及。監督は、脚本の段階から主演の刑事役にふたりをイメージして書いたというが、「だからもう、役を作るところも何もありませんでした(笑)。自分らの良いところを出すようにしてくれていて、そこがすごい」と。その言葉通り、プライベートでも仲が良いという宮川とケンコバの、そのままの関係が映し出されているというから、是非注目してもらいたい。

映画やドラマなど役者としての活躍も目立つふたり。芸人と俳優業のバランスに話が及ぶと、ケンコバは「僕は、俳優業はそんなにやっているわけではないので、“人妻のキケンなアルバイト”くらいですかね。夫に内緒の。バイトでも本気でやりますよ!相手を満足させなね」とケンコバ節炸裂。目指す役者は三船敏郎。自分が死んだ時には、土砂降りの中で鎧を着て、泥だらけで立っている写真を使って欲しい、と熱く語った。

一方の宮川は「役者業が芸人としての仕事に活きるっていうこともあるんでしょうね。憧れの役者さんとかはいないけど、常に自分らしさが演技にも出ると良いなと。色々な現場を経験することは楽しいですし。あと、言えませんけど、役者さんや女優さんの“すべらない話”みたいな、面白いところを見つけられたりもします」と笑う。

ちなみに今作での“すべらない話”を聞いてみると、ケンコバは「前田吟さんがわざわざ自分で工夫して、付け髭を付けて来てくれたんですけど、ナベアツ監督に『すいません、外してください』って言われてました(笑)」と印象に残ったエピソードを披露してくれた。

「笑いがみんなを幸せにする」というメッセージを伝え、笑いへの愛にあふれた本作。その監督の想いには、ふたりも大いに共感するところがあったようだ。

宮川は「笑いには、絶対に救われてます。落ち込んでいたりしても、友達がポソっと言ってくれたおもろい一言で、立ち直れたりする」と言うと、ケンコバもその言葉にうなずき、「この映画は、大切な人と一緒に手をつなぎながら見て欲しい。今、どうしても悲しい映画を見てしまいがちやと思うんですよ。『泣こう』みたいな。でも『笑おう』みたいなん、良いと思いますよ」と続けた。

本作では世界のナベアツ監督が、練りに練ったギャグの応酬があなたを襲う。「アホだな~」と大いに笑ったら、抱えていた悩みすら「アホらしい」と思えるかもしれない(!?)。間違いなく笑いは大きな力を持っている。それを感じに、是非劇場に足を運んでもらいたい。





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Last updated  2010.11.13 15:03:46



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