カテゴリ:コミック 「神の雫」
エルザと別れ帰国した遠峰は1本のワインを取り寄せる。 ビンテージ違いの2杯のワインの片方を選んだルネ。彼女の作ったドレスは、クレールからも絶賛の言葉を得る。 第十の使徒編 第16話 長かったお正月休みも終わり・・・ 長かった第十の使徒編もいよいよ大詰め。 おそらくは次号決戦の場を迎えます。 遠峰は、第十の使徒を「非常に入手しにくいワイン」と言いました。 どうやら、雫達と同じワインにたどり着いている様子。 たぶん、雫の前にあった2杯が、遠峰との決戦にも適用されるのでしょう。 2杯のうち、ルネが選んだワインは「エレガントだけど生命感あふれる」と表現され、クレールの選んだワインは「優雅だけど繊細すぎ、眠りにつくような落ち着きがある」とあります。 限界を超えた深度の海、遠のく意識の中でワインを探った遠峰が、クレールと同じワインを選んでいても不思議は無いと思えます。 問題は2つのヴィンテージ。 素人考えでは、雫達が選んだワインの方が当たり年のように思えます。 市場に残っているヴィンテージで考えるなら90年代。 さすがに、大ハズレの'92は持ってこないでしょうから、'97・'98あたりの勝負になりそうな予感がします。 ま、まてよ・・・ 当たり年に'91を持ってくると、ジャン・グロやアンヌ・エ・フランソワ・グロのリシュブールっていう手がある。 市場に残っているかどうかは・・・ 定かではありませんが、名門(ブランド)であり、超レアであることは間違いないです。 まだ、グロ家にこだわっています。(爆 kuniさん予想のシャルル・ノエラだったら、80年代。 ブルゴーニュ通を気取る作者なら、80年代も持ってくる可能性大ですね。 いずれにしても、モノ・ポールで飲み残されるワインではありませんが。(爆 ストーリーはと言えば、遠峰はエルザとの別れを惜しんで帰国。 雫は2杯のワインを飲むことができず、ルネに選択を委ねる。 そのルネは、選んだワインをドレスの染料として使用し、クレールも作品を絶賛。 ワインを染料として勝つなんて、なんだか姑息な手段としか私は思えませんが。 まぁ、ファッション漫画ではありませんので、軽く流しましょう。 そして、直前まで「叩き潰してやる」なんて言ってたクレールも好い人になってる。(苦笑 やはり、神の雫に登場する悪役は、全て改心してしまうというのは硬く守られているわけです。 「ソムリエール」の悪役には彼らなりのスタンスがある・・・という描き方とは似て非なり。 語られるところの質は、雲泥の差です。 まぁ、そんなこんなで、お話しは「超説明的」、万人が予想する展開をキレイな挿絵付きで並べられただけの感。 興味はひたすら、第十の使徒決戦の場のみとなりました。 次回は #329 1月19日(木)発売号です。 今週登場したワインはありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年01月12日 11時33分59秒
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