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カテゴリ:ナイスバディ健康ダイエット
最近寒天ダイエットがブームになってるようです。
このブームを作ったのは、おそらく「発掘あるある大辞典」(2)でしょう。第61回06.12放送の『寒天で本当ににヤセるのか!?』が大きなきっかけになっていると思われます。 では、はたして寒天にダイエット効果があるかどうか? それは確実にあるといえると思います。 ただし、そこには大きな落とし穴が! Dr.ガイアさんの楽天プログ『ラストホープ 健康・美容かけ込み寺』の「寒天のダイエット効果は本当か?」の中で、番組で紹介された論文を取り寄せて調べた内容が載っていました。 それによると、 ----- 引用開始 ----------- 研究論文ではそれぞれのグループの摂取カロリーが算出されている。 対照群の夕食の摂取カロリーが664kcalであるのに対して、寒天群では324kcalに減っている。 これだけで約3カ月間で約2kg体重が減ったことの説明が付く。 いくら寒天の効能を列挙しようとも、体重が減った主な要因は寒天を食べたために夕食が減ったことに他らない。 ----- 引用終了 ----------- という結論に。 私もその見解にほぼ賛成です。 番組で紹介している効果も確かにあるでしょうが、 はっきり言って寒天ダイエットではリバウンドする可能性が高いです。 どういうことか説明しましょう。 そもそも、一般にダイエットを『体重が減る』とあいまいに捉えていること、ここが問題です。 ■体重が減る要素 1.水分が減る 2.宿便が減る 3.脂肪が減る 4.筋肉が減る 5.骨格などが減る 体重が減っても、脂肪が減っていない隠れ肥満では、 健康的なダイエットとは言えません。 さて、 この寒天ダイエットの方法と減量効果を見ると、 市販のトコロテン1パック150グラムを朝、昼、晩の3回、食事の前に食べるだけ。 さて、初日に1キロ痩せたという女性の場合は、 「3日間でなかったものが、もう毎日でるような感じで」 つまり、宿便が出たということで、当然脂肪が減ったわけではありません。 とはいえ、寒天の食物繊維効果で便秘が解消したのは良かったですよね。 でも、この減量はこれでおしまいでこれ以上減ることはないと思われます。 そして、寒天を止め、また元の食生活に戻ったらおそらく繊維不足でまた便秘になる可能性大です。 2日目にすでに1.3キロの減少したアイス屋さんの息子さんは、 「腹持ちがよくて、あんまり食べれなくなってしまった。たまに間食しちゃうけど、それでもかなり減ってきた」 とのこと。 この方、84.9キロが83.6キロに減少とのこと。 これは、単に食べる量が減ったことが大きな要因と考えられます。 これもまた、寒天を止めたら、以前と同じ量を食べてしまう可能性大。 いろいろな効果は確かにあるのかもしれないけれど、 その脂肪減少効果は少ないと考えられます。 ■それよりも、大きな問題は、 食べるカロリーが半分に減った時に、 栄養素は、前と同じになるような工夫をしているのかどうかということ。 おそらくしていないでしょう。 今の日本人の食生活は、たんぱく質が不足している人が多いのです。 特にダイエットをしようとする人の場合、それが顕著です。 私たちの身体は、ダイエット中であっても、新陳代謝をしています。 新陳代謝で新しい身体を作るたんぱく質が不足すると、筋肉から材料を調達します。 しかし、代謝でカロリーを消費しているうちの7割が基礎代謝で、その4割が筋肉で消費されています。 つまり、筋肉(特に赤筋)が落ちると、基礎代謝量が落ちて、太りやすい体質になります。 そして、そのことは、同じ「あるある大辞典」で、第20回 08.22 『基礎代謝は必ず上がる!』以降、何回か取りあげてあるのに、今回はその部分に触れていません。 寒天も他の栄養素が必要量きちんと摂れるようにしながら使えばいいのですが、単純に痩せ薬のような感覚で、食べる量を減らすための道具として使うだけだと、寒天を止めたとたんに前より太りだす可能性が高いので、気をつけてください。 ■今回のブログはいかがでした?(^-^) 『まあ、いいんじゃない(^^)』と思われたら、 ランキングボタン↓を押してね(^^)♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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