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カテゴリ:AC・共依存・心のメカニズム
フランスで、子供のテニスの対戦相手計27人に睡眠薬を飲ませ、うち1人を交通事故死させたとされる父親が9日、実刑判決を受けたそうです。
その男性は警察に逮捕されたとき 「子供の対戦成績で人から評価されていると感じ、全試合が重荷だった」 と話したそうです。 他人の評価で自分の価値を判断し、自己肯定感を感じるというのは、 典型的な共依存ですね。 ふつう子供の対戦相手に睡眠薬を飲ませるというような極端なことはしないでしょうから、気づきにくいのですが、 多かれ少なかれ、ほとんどすべての人がこのような傾向を持っています。 犯罪になるような極端なことはしなくても、 他人の評価で自分の価値を測るようなことをすれば、 そのとたんに、自分の価値の決定権を他人に手渡してしまうことになりますから、 あなたの心は他人次第になってしまいます。 自己肯定感は他人に振り回されることになります。 ところが、 実際にこの父親のように他人に自分の価値決定権を手渡してしまった人は、 その価値基準を絶対視しているのです。 たとえば、 この父親であれば、 そもそも子供の評価が親しての自分の価値になっていると感じている時点で 自分と他人との境界性があいまいになっています。 それを仮に認めたとしても、 子供の評価はテニスの試合結果だけではないですよね。 たとえば、挨拶がしっかりできるだけでも、 親として評価されることもあるはずです。 しかし、 もうこの父親には、子供のテニスの成績しだいで 自分の価値のすべてが決まってしまうかのように感じられているわけです。 日本なら、 子供の成績で自分の価値を感じている親も多いのではないでしょうか? この場合であれば、 学歴や成績を絶対視していますから、 その基準だけで子供の価値も判断してしまうはずです。 絶対視してしまう価値基準はさまざまであっても、 問題のポイントは、他者の評価で価値を決めてしまうことです。 そうではなく、あるがままを認める、 この姿勢を基本に持つことがとても大切なのです。 ■今回のブログはいかがでした?(^-^) 『まあ、いいんじゃない(^^)』と思われたら、 ランキングボタン↓を押してね(^^)♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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