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百花繚乱

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2008年12月04日
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カテゴリ:気紛れな記事



プロローグ(0-1)


今となっては、少しばかり遡ること数年。

大阪府の梅田周辺に小さな一戸建てがありまして、そこで、お爺さんとお婆さんが何不自由なく暮らしていたそうな。
ひとつだけ、不満なことは、彼らには子供がいなかったことでした。


ある日、お爺さんはレンタルビデオ店へバイトへ、お婆さんは夕飯のお買い物へ出かけました。
お婆さんがため息をつきながら商店街を歩いていると、

「へい!そこのおばちゃん!今ならモモが安いよ!おっ!おばちゃん美人だねぇ!よっしゃ、今なら一盛り二百円に負けてやらあ!」

と、気前のいい八百屋のおじさんがモモを押し売ろうとしました。
こういうことには弱いお婆さんは、しぶしぶモモを購入すると、おじさんに耳打ちされました。

「この桃はな、黄金の桃なんだ。」
「そうかい?私にはピンク色に見えるけどねぇ…」
「ところがどっこい!この桃を食べると、なんと!二十分だけ、昔に戻ることができるのさ」
「嘘も休み休みにしないと、そのうち信用なくなるよ…」

お婆さんはいそいそとおじさんの前から離れ、夕飯のお爺さんの大好物のハンバーグの材料を買って、帰路へ就くのでした。ずっと、おじさんの言葉が胸に引っかかったまま……



(続く)





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最終更新日  2008年12月04日 14時16分46秒
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