田舎暮らしカウンセラーのひとりごと　〜日常のなかの心理学〜

心理学者としての歩き方　〜論文完成記念〜

1年ぶりに、論文を仕上げました。わたしが長年のライフワークとしている、心理職による心理的支援をテーマに。いや、がんばった。書き上げるときは一気なのに。書き始めるときも、やる気満々なのに。なぜ、中だるみをするのか。いや～、これが課題だ。中だるみの特性は、心理学において、あちこちの視点から研究されています。初頭効果、新近効果というものがあり。（親近、ではないのでご注意を）人間、目新しいものには飛びつき、意欲も記憶定着もいい、といった傾向がある一方。今の自分に近いものは、これまた意欲も高く、記憶も良い。それに対し、少し時間がたったもの、間が空いてしまったもの、中間にあるものなんかに関しては、なかなかモチベーションが上がらない、手が付けられないという状況にあるよう。いかに、目新しさや新近性を高めるか、そう意識するか。それがミソなようですね。さてそんなこは置いといて。完全な推敲、完稿したぞ～～い。論文を書き上げた時って、出産に似てる。まさに生みの苦しみと喜び。わが子のよう。どんなに苦しくても、また生んでしまう。燃え尽きて、しばらくいいかな、と思いつつ、時間が立つと、また生みたくなってしまう。また、あの感覚に会いたくなってしまう。そんな達成感、充実感、があるようです。まさに、出産ですね。わが子を育てるよう。と、3人の子どもを持つわたしは、思ってしまいます。わが子は手がかからなくなったので、研究のほうにてをかけよっと。