誕生日と、謝罪と、黙想と。
日記が書けない日々だった。その期間中もシゴトもあり、お教室もあり…その中で誕生日を迎えた。毎年「祝う年でもない」と言いながら、「これからも頑張る」的なことを書き、「前向きな自分」というものを自分で好きでいた。でも…今年は何かハテナを持つ。何故だろう…。作家としては、自らの方向性に迷う。今まで生み出した作品ももちろんオリジナルなのだが、本当に意味で「自分らしい作品」とはなんだろう…。これからはどこに向かえばいいのだろう…。司会で思うことができたのは「謝罪」がきっかけだった。もちろん自分が行けない場合は謝らなければならない。つまり、間違えが許されないシゴト。しかし、自分の間違えではなく指示が間違えだった場合も表に立つ人間が謝ることになる。責任問題だから関係者には私のせいではないことを主張するのだが、マイクを通すと「クライアントのミス」を発表していることになる。それはできない。出席者は「司会者のミス」として「仕方ない」という同情の目で見る。私が悪いのか?…。社会の中で暮らしていくとどの職種も理不尽なことがあるだろう。そう、今までだってこんなこといっぱいあった。でも、今回は自分の中で何かが違う。家庭人としては、息子たちの卒業・入学を前に慌ただしい。どんなに多忙であろうとも、受験の準備や追い込みとなる行事の締め切りは守らなくてはいけない。そして、成長・変化を遂げる息子たちに、母として対応がついていけない気がしている。考えなくてはいけない。ブログを書きかけては止め、過ごした期間。立ち止まったり、足踏みしたり、後退したり…現在の自分は「黙想」の状態。こんな時間も必要だと思おう。少しゆっくりな時間を大切にしたい。 with ink.写真:真ん中が次男作品