神奈川の土地専門店

[小説「家創り」] カテゴリの記事

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• 小説です

  今日は、西八王子に「街体験」に行ってきましたが、その模様は、明日の朝に・・・小説の続きを書いていませんでしたので、夜はその続きを前回までの話はこちらからそれでは、続きです食事は終わったけど、片付ける時間も無く、シンクの中には食器のあれこれが、散らばっていた。でも身支度は整っていた、出発前の準備は完了。そして最終チェック最終チェックに重点をおくのは、なんといっても、娘の美樹が飽きないための道具だった。（これを忘れては、朝の格闘が無駄になる）そう、心に思った美香は、白い大きなショルダーバックの中を覗き込んだ。（お絵かきセット）（パズル）（絵本）（お菓子）心の中で確認しながら、でも、今はそれを見せてはいけない、感ずかれてもいけない、そんな思いで確認作業をしていた。（この娘は、おとなしくいてくれるかなぁ、大丈夫かなぁ、あぁ気が重い）彼女の心の中は、いろんな不安だけが巡っていた。一通り、バックを確認し、準備は整った、靴で散らかった玄関に美樹を呼び、自分は先に靴をはく、子供と出かけるときにおしゃれは必要ないし、動きやすい服装のほうが何かといいと思って選んだ服は、ジーパンにスニーカーだった。ましてや、不動産屋にお洒落していく必要もないだろと思っていたから、主婦はそれでよかった。「行くよ」と、玄関を開けたが、靴を履くのが遅い・・・戦争は玄関から始まった。美香は娘の靴をはかせようと、手を延ばしたが「だめ！自分で履く」美樹は、手を振り払う「もう、時間が無いんだから早くして！」朝、修一との会話の時点から、かなりの戦闘モードに入っていた美香の発した言葉は、娘に恐怖心を与えるには十分な声色だった。「うわぁーーーーーー」（しまった）心の中で叫んだが、もうすでに遅かった彼女の顔は、一瞬にして、いろんな水分に覆い尽くされた。なんとかなだめようと、抱っこするかのように、手を差しのべたが、美樹は体を９０度くねらせ、つかまらないように大泣きを演じてみせた。（ダメだ）完全に泣きのつぼに入ってしまっている、足は、散らかっていた靴たちを整列させるかのように片隅においやった。美香の脳裏には、（ここで追い討ちをかけるわけにはいけない）という気持ちだった。大きく深呼吸した美香は（さて、今のこの娘に、一番良い方法はなんだ？）泣いている娘を観察してみる（お菓子か？いや違う・・・）一通り考えて、美香がひねりだした、答えは、意外な答えだった。「ねえ美樹」娘の両肩に手を置き、泣いている娘の顔を覗き込んだ「今日行くところにね、かっこいいお兄さんがいるかもしれないよ」テレビで見ている、体操のお兄さんが好きな娘に、（もしかしたら）と思って発した言葉だった。「うわーーー」（ダメか）一瞬諦めたが、さっきより若干、声色が落ち着いたように思えた美香は、「かっこいいお兄さんに会いたくない？」と、さらに続けた。「うっ・うっ・うっ　お兄さん居る？」（おっとまさかの復活）美香は、輪をかけた「居るかもよぉ～　やさしくしてくれるといいねぇ」「うんうん」大粒の涙は、相変わらずだけど気持ちは少し落ち着いてきたようだ。（ませガキが、誰の娘だ）「じゃあ会いに行こうか？」美香は、娘の頭をなでながら立ち上がった。「うん！ママも、かっこいいお兄さん好きだもんね？」（私の娘だった）美香は、ショルダーバックを肩にかけ、軽くため息をつきた。さっきまで、大泣きしていた美樹は、いろんな水分をぬぐいながら母親の顔を笑顔で見上げていた。玄関での死闘は、２０分を過ぎ、いよいよ玄関からでることができそうだった。今日、訪問する予定の、不動産会社は、「新都市住販」という会社で、広告にのっている物件の数も多くて、綺麗な広告がいつも入って来る会社だった。広告からは、良いイメージが伝わってきていたから、美香の頭の中では、良いイメージが出来上がっていた。２人は、手をつないで駅前に向って歩き出す。途中、先日、入った不動産会社「英興業」を横目に見ながら、（かっこいいお兄さんが出てきますように）と、美香は念じていたし、隣にいる小さなＤＮＡも同じことを考えているんだろうと思いながら、「新都市住販」を探していった。「あった！」英興業よりも３０ｍほど駅よりに、「新都市興業」存在していた。ただ、その時回りを見渡した美香は、少しびっくりした。（こんなに不動産会社があったんだ）今まで気にしていなかったから気がつかなかったのか、それともあまりに街並みにフィットしていたから気がつかなかったのか、広告もはいっていなかったような不動産会社が、カラフルなのぼりをはためかせながら、街行く人たちを誘っているように見えていた。－－－続く－－－今日はここまで果たしてこのくらいの文章で短いんでしょうか、長いんでしょうか？よくわかりませんが、とりあえずここまで！お付き合いありがとうございました。

  2010.06.08

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  料理と小説・・・完全に趣味ブログです

  昨日、料理を作りすぎたので、今日の晩御飯も昨日の残りでした夜は、あまり食べたくないんですけどねぇ～呑んでるだけでもかなりのカロリーですからちょいと太ってきた篠原ですやばいです、絶食しないとそうは言っても料理はやめられません昨日は、５品ほど作りましたが、小出しにしていきたいと思っています今日はこちら名前はありません先日行った、居酒屋さんのを食べて、たぶんこんなもの使っているんだろうなぁと思いつつ、アレンジしたものです。まず、ニンニクのみじん切りと玉ねぎのみじん切り、それに醤油、コショウ、わさびを入れて混ぜ合わせます。そこにクリームチーズ（常温）を入れてさらに混ぜ、さらに万能ねぎをいれ混ぜます。混ぜ終わったら、そこにマグロの中オチをいれて、さらにまぜあわせ、そこにソースソースは、バルサミコ、オリーブオイル、マヨネーズ、ハチミツでつくり、これを回しかけてできあがり美味いです作るの面倒だけど食べてみたい人は、私を呼んで下さいまぁ簡単にできますけどねさて、もう１つの趣味小説の続きです先週までの話はこちら前回までの話では、続きです「美樹美味しい？」「うん、美味しいよ」「美樹、ママね、今日、お出かけしたいんだけど、おとなしくできる？」修一を送り出したあと、起きてきた娘の美樹と食事をしながら、美香は娘の美樹にこれからの話をしていた。「いいよ」ニコっと笑った顔には罪悪感は無かったが、美香には（本当におとなしくしててくれるのかなぁこの娘）という疑いの気持ちが走っていた。今朝の、修一の言動を見ていると（私にはできない）と、思われているように感じていたのだ。しかし、（あのおじさんだけにお願いするのは嫌）だからここで引き下がるわけにはいかない状況なのは明白だった。しかし、朝から新聞の広告を並べ、見比べるていると（なんで、不動産会社の広告って同じ物件ばかりが出ているんだろ？もう、どこ選んでいいか分からないよ）美香は朝からその思いばかりで、できないと思われたくない自分と、現実のギャップに、戸惑っていることは、言うまでも無かった。「ママ！どこ行くの？」何かを期待している娘の美樹が、美香の目を見るが、美香の目には、修一の言いなりにはならないと、心に誓う気持ちが強いため、返事の内容は薄い「ちょっとね、大事な話をしに行くんだ！おりこうさんでいてくれる？」この時点で、美香から娘の美樹に発せられる言葉は「おりこうさん」しかなかった。「大事な話って？遊ぶとこは無いの？」娘の美樹には大事な話よりも大事なことがある・・・しかし、美香の頭の中に、家の話を娘にしたところで、理解してもらえる分けも無いことなど十分理解していたから、ごまかしながら連れて行くしか方法はないと思っていた。「無いと思うなぁ、難しい話するところだからねぇ、でも、遊べるところがあると良いねぇ」ちょっと含みを持たせた言いまわしを聞いたところで、子供に理解できるわけも無く「遊べるとこあるよね？きっとあるよね？」と、繰り返す娘に、ご飯を口に運びながら、一点を見つめ頷いている美香がいた。その目は、すでに戦闘モードで、今日一日のこれからを考え込んでいる目だった。「ねぇママ？」娘の一言に、「あぁ、ごめんね」と返すのが精一杯。（あれ、私なんでこんなに戦闘モードなんだろう・・・　　家を買うって戦いなのかなぁ？もっと穏やかな気持ちで、もっと楽しくできないのかなぁ？）美香の中でうごめいていた気持ちが、フツフツと湧き上がっていた！（家って買うものなのか？）（何でこんなに苦しいいんだ？）いろんな疑問がわいてきたけど、美香にとって、当面の敵は夫の修一とあのおじさん不動産屋だ！（あの、主人の通勤際の不適な笑みは「やっぱりな」的な笑い「だから言ったとおりにしてれば」って笑いだった！ここで負けるわけには行かない）と、美香は思いながらも（でも、なんで夫婦で勝負？）（これから一緒に住むのに？）（いずれは一緒の考えになれるのかなぁ？）（主人は同じように思ってくれるのかなぁ？）と、色々な疑問が心の中で行きかっている。一点を見つめて、想像を張り巡らせている美香に、娘の美樹が・・・「ママ！鼻水たれてるよ！チーンしなさい」考えすぎ「あっ！すみません」－－－続く－－－今日はここまで、一回に読む量を長くすると大変かと思い短くしてみましたなので、１週間に書く回数を増やそうとは思っています！次回も宜しくお願いしますねブログランキングは、現在、３位ありがとうございます１日１回クリックしてくださると嬉しいです　

  2010.06.02

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  久しぶりに小説を

  家創り小説を放置してから、はや、５ヶ月がたちました「えっ小説なんか書いてたの」と、知らない人も多いはず・・・すっかり内容も忘れたでしょうねこんにちは「なんちゃって小説家」篠原ですまぁ、「小説家」と言う言葉を使っては、小説家の方々に失礼ですね趣味の一環として、読んで下されば結構です単純に文章を書くのが好きなだけですさて、今までの物語をすっかり忘れてしまった　もしくは読んだ事も無いというかたは、こちらからさかのぼってください前回までの物語それでは、５ヶ月ぶりの「家創り小説」スタートです－－－－家創り小説－－－－朝から妻は、慌ただしい。「もうなんだかどの広告見ても同じ物件ばっかり」ぶつぶつと言いながら、妻は広告を見ていた。「おはよう」私は、軽く妻を見た。「あっ！おはよう、いまご飯よそうね」床に座って広告を眺めていた妻が、広告から目を離して、早足で炊飯器の前に寄って行く。「どうしたの？」なんとなく分かっていたけど、あえて聞いてみる。「なかなかどの不動産会社が良いのか、見当がつかないんだよねぇ」私のお茶碗にご飯をよそいながら、妻は言った。「どの広告見ても、たいして変わらないのよ。出ている物件、いつもと変わらない気がするし、目新しいものは見つからないし」炊飯器のふたを閉めながら、私にお茶碗を手渡した。「ありがとう」苦戦しているのは、その姿を見れば容易に見て取れた。私は心の中で（ほらね！）とつぶやいた。（面倒なんだよ色々するのは）と、心の中で思いいながら、「いただきます」そんな私の声を、聞いているのかいないのか、妻はそのまま広告の前にひざまずいた。「朝ごはん食べないの？」私が投げかけたその言葉に「いつも一緒に食べないじゃん」と、不服そうに答える妻。確かに、妻は娘が起きてから、一緒に食べているから、この時間に私と食べることは無かった。でも、その滑稽な妻を見ていると、声をかけたくなってしまったのだ。妻も当然それは分かったようだ。広告を見るのをやめて、私のほうを見るなり、「楽しんでるでしょ？」少し怒った口調で私に問いかける。「楽しんでないよ、大変そうだなぁと思ってさ」少し笑った私を見て「ああ！やっぱり楽しんでる、私が言い始めたことが、間違いだと思ってるんでしょ」「思ってないよ！でも、どこも変わらないなら、あのおじさんに任せればいいんじゃない？」私は少し余裕を見せて、もっていた味噌汁を口に運んだ。「嫌です！絶対に！ああ！もういい、ここが一番情報が多いから、今日はここに行こう」妻は、私との会話の中に、私の言っていることが正しいと思いたくないから、強引に、訪問する不動産会社を決めてしまった。「そんなんで良いの？」目の前の漬物を取りながら、私は、妻の気持ちをいたずらに聞いてみた。「これでも考えたの、１箇所より、２箇所、３箇所って行ったほうが良いんだよ」もう後に引けない彼女がそこにいた。でも結果は、わかっているはずだ、どこにいったって一緒だって、それでも言い出した以上、引っ込みがつかないのも分かっている、これ以上、妻を刺激するのはよくないと思った、なにより気持ちよく仕事に行きたかった・・・「じゃあ、お願いね」と、ちょっと妻に期待してる感をだしながら、私は家をでた。期待はしていない、むしろ「ダメだった」という報告を期待している自分がいる。－－－続く－－－今日はここまでです。お付き合いありがとうございましたブログランキングは、現在、３位ありがとうございます１日１回クリックしてくださると嬉しいです　

  2010.05.25

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• いい時期です（小説の続きも）

  ここ２日間、お客様のところに泊まったため、ジョギングと筋トレをサボっていました久しぶりに、朝走りましたが寒いですねぇこんにちは、体を寒冷地仕様にしたい篠原ですそのためには脂肪つけて、かつらをつけるしかありません体脂肪落とそうとしているので、それはできませんじゃあ、かつらつけるか・・・こんにちは、「サプラーイズ（CM風でお願いします）」篠原ですさて、昨日は、午前中、金消契約で鶴見駅近くの銀行に行ってました担当の女性の、ちょっとしたミスで、倍の時間かかってしまいました「指摘しなかったほうが良かったか」とちょっと思ったりして・・・もう、１２月も後半戦になりますねぇもう、土地探しは終了と、思っている方も多いともいますが、実はこの時期は、土地を見るには、とてもいい時期なのです２月くらいまでは、日当たりの良し悪しがはっきりと判断できる月ですこの時期に、集中してみるのはいいことだと思いますし、こんの時期の日の角度を、覚えておくのもいいと思いますよさて、最近、曜日のテーマを完全無視して書いてるブログですが、今日は、小説の続きを前回までの話はこちら前回までの話では今週もスタートです「さあ、いよいよ家探しが始まるな」店を出た私は、不動産屋に来たというだけで、満足感を得ていた。ただ、そんな私の言葉を否定するかのように妻がつぶやく「あの不動産屋だけでいいの？」もともと気にいっていないのは分かっていたので、その言葉自体は、すんなりと受け入れられた。「大丈夫だろ、それに他のところに行っても同じだよ」確かに、あまり気の合いそうにない「おやじ」だったけど、私の中では、他の不動産屋に行くという、面倒な選択肢は無かった。「でもさあ、色んなところに行ったほうが、沢山情報があるんじゃない？」この妻の話に対して、私が返した言葉は「なんかお腹すいたな、とりあえずどっか食べに行こうか」と、その質問には、あまり答えたくないと思わせる言葉を返していた。「わーい！ごはん！ごはん！おなかすいたー！」娘のその言葉で、その話は、そこで終了した。私達は、近くのファミリーレストランに入ることに決めた。娘は、久しぶりの外食に、落ち着かない様子、うれしくてたまらないのだ、メニューをぺらぺらめくっては、おちゃらけて見せた。「美樹は何食べる？」私が聞くと「これ！」娘が指したのは、ぺらぺらとめくっていたメニューではなく、その隣においてあった、お子様メニューの、お子様ランチだった。そのお子様ランチに、おもちゃが付いていることを娘は知っていたからだろう、目的はだいたいそこにある。「じゃあ、それにしよう」私は、店員さんを呼び、全ての注文をすませた。その注文が済むのを待っていたかのように、妻が口を開いた。「ねぇ、正直さぁ、私あのおじさん苦手なんだよね」予想通りだ。「なんとなく分かっていたよ、ママはすぐ態度にでるから」私は、少し笑いながら答えた。「ええ、分かってるなら他にも行ってみようよ、私、あの人とずっと一緒にいるの耐えられないかも」「まあまあ、我慢しなよ、取り合えず良い家が見つかれば良いわけだから、人なんて関係ないよ」私の中で、他の不動産屋に行くという行為は、あの、店に入る前のドキドキ感を考えると、とても賛成できるものではなかった。それに、一度話した人間に、任せたほうが楽だと思っていたから、妻のその要求は受け入れがたかった。「あの人で、良い家が見つかると思えないんだけど」妻は妻で、なんとか自分の意見を通そうと必死のようだ。「別に、あのおじさんを買うわけではないからさ、案内してもらって、自分で判断すればいいじゃん」「でも、こんな気持ちで家見ても、良い家には見えない気がするんだけど」「まだ見てもないんだからさぁ、とりあえず見て判断すればいいじゃん、新しい家見ると違うと思うよ」そんな会話の中、食事が運ばれてきた。妻は娘の食事を手伝いながらも、私に話しかけてきた。「美樹、こぼさないでね」娘の目に微笑みかけた妻は、こちらを向いて「なんか、新しい家を買おうとしているのに、スタートがこんな気持ちじゃ、気が重いよ」「みれば変わるって」「そうは思えないけど、見る前からマイナスの目で見ちゃいそう」妻は、あの不動産屋がよほど嫌だったようだ、すると、何か思いついたように、こんな提案をしてきた。「じゃあ、パパが仕事行っている間に、私が不動産屋に行っても良い？」「えっ？」「私が不動産屋探して、休みの日だけ、パパも一緒に案内してもらうの、そのほうが効率的じゃない？」妻は、私の気持ちを察したかのように、提案してきた。私の一番の難題は、不動産屋に第１歩を踏み入れることだったから、妻の提案は受け入れられるものだった、ただ、ここで安易に返事をしてしまうと、私の気持ちがそういうことだと分かってしまう。「でも、それじゃあ、ママが大変だよ、とりあえず何度か案内してもらって、駄目ならまたみんなで行けば良いじゃん」「ううん、私なら大丈夫、そのくらいはできるよ」「そお」妻の意志は固い「まぁ、ママに任せるよ行けなくても、いずれ、みんなで行けば良いし」そんな意思は無かったけれど・・・「うんわかった、頑張るね」とうとう勝ち取った、違う不動産屋への訪問に、妻は上機嫌になっていた。娘とニコニコ笑いあいながら食事を続ける姿を見ていると、そのしてやったりぶりが見て取れる。まあ、私としては、面倒で勇気のいる、不動産屋への第１歩が省かれるわけだから、それはそれで良かった。次の日から妻は、古い広告を引っ張り出し、新しい不動産屋探しを始めたのだった。－－－続く－－－今日はここまで、今日もお付き合いありがとうございました

  2009.12.22

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• 家創り

  今日は、ふたご座流星群がよく見えるそうですこんにちは、「いいえわったしは、ふたご座のおとこ」篠原です私は６月生まれのふたご座です流星群を見ようかなぁ願い事でもしてみましょうかね　まあこんなおじさんの願い事は後回しでしょうけどねさて、お約束の小説です前回までの話はこちらでは、スタートです結局、一方的な質問攻めにあい、私は始めて体験する家探しの、はじめて接する不動産屋のおじさんに、色んな話をしていた。私の名前が、沢村修一で、年齢が３５歳であること、妻の名前は美香で３２歳、娘は美樹３歳勤め先は、全日本電子株式会社という上場企業、勤続は１３年、出身は長崎、自己資金は、家を買うために、お金を貯めていたわけではないので、５００万円程度、こんな答えを次々としていた。「上場企業か！うらやましいねぇ、俺にもそんな頭があればなぁ」高笑いしながら、おじさん２本目のタバコです。「それでどんな物件探してんの？」やっと家の話になった、しかしこのとき既に、私たちはだいぶ疲れていた、私でさえこの状況だから、妻と娘はもっと疲れているんだろうという状況は理解できていた。「はぁ、このあたりで駅に近い物件がいいんですけど」私の言葉を聞いた、おじさんの顔が少し変わる・・・「この辺？」「ええ、できれば生活環境を変えたくないので」「沢村さん、物件探し始めたの最近？」おじさんは、こんこんと灰皿に灰を落としながら、私たちを見た。「ええ、はじめたばかりです」私の言葉を聞いて、おじさんは（なるほど）というような顔をした。「沢村さん、チョット便利なとこに住みすぎたね！この辺りは、とても人気のある地域なんだよ、いくらぐらいするか知ってる？」おじさんは、私たちを少しさげすんだ目でみながら、質問を投げかけてきた、私たちもそれなりに、チラシを見ていたから、金額的には高いと思っていたけれど、それだけではないだろうと思っていたし、広告なんて、高いものを売りたいから、高い物件を載せているんだろうと思っていた。「この辺りはさぁ、坪単価で、駅徒歩圏なら、１５０万くらいは見ておかないと無理なんだよ、どのくらいの家が欲しいの？」「そうですねぇ、できれば３０坪以上の家が欲しいですねぇ」「３０坪？３階建てでいいの？」「いや、できれば３階建ては避けたいです」「２階建てで３０坪はきついなぁ」おじさんはタバコの火を消しながら、私の顔をみた「沢村さんさぁ、建ぺい率と、容積率って知ってる？」おじさんは消したかと思ったら、間髪をいれずに次のタバコに火をつけた。「はあ、なんとなくは」「そう、じゃあわかるでしょ？」「はぁ」「例えばさ、建ぺい率、容積率が。４０パーセント、８０パーセントの地域だったら、３０坪の家を建てるためには、３８坪くらいの土地が必要なのよ」「ええ」「ということは、３８坪の土地で、坪単価１５０万円だと、土地代だけで、５７００万円になるんだよ、沢村さんが６０００万借りられるから、それに自己資金５００万円、総額６５００万円でしょ、そこから土地代ひくと、残りは８００万円でしょ！ここから諸費用の３００万円引くと、残りは５００万円ぐらいなのよ、さすがに５００万円で家は建たないわけ、わかる？」そんなことを言われてしまうと、私たちの家探しはこの時点で終わってしまうことになる（じゃあ買えないのか？）と、思っていると。「まぁいいや。取りあえずさ、物件見に行こうよ、物件見れば３階でも良いと思うかもしれないからさ」この私たちの条件無視の発言は、今後の家探しに暗雲をもたらしていた、何より、６０００万円のローンって月々いくら払っていくんだろ・・・「じゃあ今度案内するからさ、予定決めようよ、休みは土日なの？」この強引に聞こえる質問に「そうですね」と答えるのが精一杯だった。「じゃあ、今度の土曜日ね、１１時くらいに事務所に来て、そしたらいろいろ見せるから」おじさんは４本目のタバコを消すと、もう帰っていいよという空気を流しはじめた、まだこちらの都合も聞かないうちに。「パパ、土曜は無理だよ」私よりも冷静にこの状況を見守っていた妻が、私に教えてくれた。そうだった、土曜日は予定が・・・「すみません、土曜日はちょっと」「駄目なの？」「ええ」「じゃあ日曜日は？」「日曜日は大丈夫だよね？」私はうつむき加減の妻を見た。「とりあえずね」妻は今後に含みをもたせるような言い方で、返事をした。「日曜なら」私は答えた「じゃあ日曜に来てよ、案内するから」私の中で６０００万円のローンが月々いくらの支払いになるのかが気になっているじょうたいのまま、その不動産屋を後にすることになってしまう。－－－続く－－－今日もありがとうございました。

  2009.12.14

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• メンテナンスとは・・・

  今日は、早起きをして、ブログをしっかり書いて、ご案内に望む予定だったのですがいざ書こうとすると、楽天ブログはメンテナンス中で書くことができませんでしたこんにちは、「早起きしなくていいならば、夜、もう少し呑んでも良かったかな」篠原ですまぁ、実際には晩かろうが早かろうが、関係ない気もしますが昨日は、ご案内をしましたが、藤沢方面のご案内でしたので、その後は自宅に帰宅私は、自宅にて貝になっていたわけです何もしていなかったわけではありませんよ今取り組んでいる、いろいろなものの文章を考えたりしておりました一人でないと、何も考え事ができない集中力の無さでございます集中力が欲しいさて、そんな自宅での集中時間で、１週間ぶりに小説が書けましたので、久しぶりに日曜日のテーマ「家創り小説」です前回までの話はこちらさて、久しぶりに家創り小説スタートです私たちが選んだ不動産屋は、昔から地元にある不動産屋だった。会社自体はあまり大きくないけれど、今住んでいるところから環境を変えたくなかったし、このあたりで探すなら、地元に根付いている不動産屋のほうが良いと思ったわけだ、ただ、その判断が正しいかどうかさえ、私たちにはわからなかったけど・・・少なからず、本屋に行き、その類の本を購入多少なりとも勉強はした。不動産屋には、免許番号というものがある。○○○知事免許　（○○）　○○○○号この（　　）内の数字が大きければ大きいほど、昔から不動産業を営んでるらしいことは、わかった。昔から、やっているからといって、良いのか悪いのかは、わからないけれど、読んだ本には、選ぶひとつの理由にはなるのではないか的なことが書いてあった。今回選んだ会社は、その番号が１０だったからというのもあった。不動産屋についてから、中に入るまでは、気持ちの上でかなり葛藤はあったけれど、妻に向かって宣言した以上、ここで気持ちを悟られるわけにはいかなかった。周りから見ても、何事も無くスムーズに扉を開けたように見えたはずである。最近の不動産屋、では、あまり見かけなくなった手動のスライドドアが、昔から営業している不動産屋を演出している。不動産屋の入り口を開けると、座っていた全員の顔が一瞬こちらに向いた。恐そうな顔、気難しそうな顔、神経質そうな顔、そのどれもがこちらを睨みつけるように見えたが、僕らの存在が、間違いなく客であることを確信したのだろう、次の瞬間、間違いなくとってつけたような笑顔に変わった。「いらっしゃいませ」（練習でもしているのか？）と、疑いたくなるほど、しっかりとあわせられた迎え言葉は、逆に、僕らをかまえさせる結果となってしまった。私は周囲を見回し「あの・・・」「はい、いらっしゃい。どういったご用件？部屋を借りたいの？それとも購入を考えてるの？」私が周囲を見回して、もっとも出てきてほしくないと思った、年配の男が、ニコニコしながら私たちに寄ってきた。ダブルのスーツと、どこかの展示場の目玉商品として飾ってありそうな金ピカの腕時計、それにあわせるように金のネックレスといった、いでたちである。（映画で見たことある）心の中で私は思った。「新しく、家を購入したいと思いまして」と、妻と子供に、最低限威厳を保てるように返事をした。なぜなら、少し恐かった、そして後悔していた。「そう、買いたいんだ、じゃあ私が話を聞きますよ、私の名前は・・・」そういうと、ダブルのスーツのうちポケットから、ブランド物の名刺入れを取り出し、私に向かって名刺を差し出した。「私、英（はなぶさ）といいます。ここの社長だから、なんでも聞いて」差し出された名刺には株式会社　英興業　　代表取締役　英　二郎と書かれていた。「あっ、社長さんですか」私は小声でつぶやいた。「ああ！いいのいいの社長だからって、気を使わなくて、ざっくばらんに話をしようよ！はっはっはっ」高笑いをあげると、早速、社長はタバコに火をつけた。（ざっくばらんてこういうことか？）と、私は思いながら、「この近くで、家を探そうと思っているのですが」と、何を聞いていいか分からなかったので、とりあえずストレートに聞いてみた。「あっそう！それじゃさあ、とりあえず年収教えてよ」あまりにも軽すぎる会話の、あまりにも重過ぎる質問で、初めて会った、このキラキラおじさんに、いきなり年収を教えなければいけないのか？「はぁ」私は少しけげんそうな顔で、返事をした。「そりゃあそうでしょ、まずは資金計画だからさ、年収分からないと、借りられるお金が分からないでしょう？」私の返事にすぐに反応した。さすがに私の思っていることがわかったようだ。確かにそう言われてみれば、資金計画からという話は、私にも理解できたから、「８００万くらいだよな？」と、妻のほう見ると妻は、「たぶんそんなもんだよ」と、軽く答えた。店に入ってからの妻の様子を見ていると、どうも目の前のおじさんのことが気に入ってない様子だ、もうすでに態度でわかるほどだった、ここで私が「やっぱり帰るか？」と言っていれば、妻は何も言わずに、「にこっ」と笑って席を立つだろう。「おお８００万もあるんだ、良いとこ勤めてんだ、どこ勤めてるの？」年収を聞いてからというもの、このおじさんの顔色が急に変わり、そこから矢継ぎ早に質問が飛んできた。勤務先、勤続年数、年齢、名前、住所、電話番号、そして、今現在抱えている、その他の借り入れなど、一瞬の間に、私たちはこのおじさんに丸裸にされた様な気分だ。そして私が６０００万もの住宅ローンが組めることも分かった。上機嫌のおじさんの顔を見ながら、（６０００万円の住宅ローンって、月々いくら返済するんだ？）と単純な疑問にぶつかりながらも、よく喋る嬉しそうなおじさんの話は続いていく－－－続く－－－今日はここまで、久しぶりの小説にお付き合いくださってありがとうございました。

  2009.12.06

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  体にいいのか、悪いのか・・・・

  昨日はご案内でしたしかし、良い物件はそうそう無いもので、少し視点を変えて、ご案内することになりました頑張りましょう、どこまでもそして、夜は、OBさんと呑み会でした呑むのに一生懸命で、写真にやる気がありませんねぇ昨日もたらふく呑みましたが、体脂肪率１桁を目指している私は、今日もジョギングをしましたよしかし、私が走っていると、いろんな臭いを発しています「アルコール臭」「加齢臭」「頑張りま臭」・・・・こんにちは「体臭酒場」篠原ですしかし、OBさんと呑むのは楽しいです呑み会１時間前くらいから、子供の遠足前みたいな気持ちになりますそれから、昨日は、すごく嬉しい報告がありました久しぶりに電話したOBさん宅待望のお子さんができたという知らせこれは嬉しかったですねぇ電話で話しながら涙出てきちゃいましたいまはわかったばかりなので、これから、大事にしていただきたいと思います祈るしかないですねさて、今日は家創り小説の日ですすみません、今日はちょっと短めです先週までのお話はこちら前回までの話では、今週もお付き合いください珍しく感情的になっている妻に対して、その感情を抑えさせようとしたが・・・「だって、ママが言ってる理想はありえないだろ？」この言葉は使ってはいけなかった「だから言ってるじゃん、自分のことしか考えていないんだよ！家を建てるのって、家族で住むためだからじゃないの？私の意見は建てる前から聞いてくれないの？」こんなに感情をぶつけてくる妻を見るのは初めてだったが、妻の言っていることは、私からしてみると現実離れしていたから、私はそれを受け入れることができなかった。「だから、ママが言っていることは、常識的に考えてありえないんだって！」私も声を荒げていた。「パパの常識ってなに？まだ何も見ていないんだよ！まだ探し始めてもないんだよ！私の言っている条件は、パパから見て非常識なんでしょ？でも、本当にそうかはわからないじゃん！自分だけ頑張ってるみたいに言わないでよ」いつも笑って、家の中を楽しくしてくれていた妻が、はじめて見せた感情だった。でも、その目は、しっかりと私の目をとらえていた。ただ、涙はこぼれていた。「自分だけで考えてるっていうけど、自分のことしか考えてないんでしょ？私たちの意見は聞いてくれないじゃん！だから話したくないんだよ！でもさぁ、働いてるのはパパだから、パパの考えについていくよ、でもさ、でもさ、もっともっと考えたいよ」その涙を見せられても、妻が言っていることが現実的でないことが私にはわかっていた。「じゃあ一緒に家探し、しようよ」私は、その時思いついた、妻の感情を抑えるための回答をしてみた。「うん」「うん」妻は泣きながらうなずいた。ただ、現実はそんなに甘くは無い、その現実をわからせるため、その場しのぎに発せられた言葉だと、妻にはわからないはずだ。「じゃあ、今度の週末に不動産屋に行ってみようよ」私は、ありえない決断をこの場をとりつくろうためだけに妻に発していた。「うん、うん」妻はありったけの頑張りでうなずいていた。その週末、僕らは沢山のチラシを見て、ひとつの会社にのりこむ決断をした。はじめての不動産屋、本当に不動産屋のイメージは悪くて、でも、ここに行かなければ、家創りは始められない・・・たしかに、その気持ちはあったけれども、ここにくる羽目になったのは、先日の妻をなだめるためにくだした、たいして気持ちの入ってない決断だったから、私には、まだまだ、気の重い作業だった。ある土曜日の休日、私たち家族は、ある不動産屋に向かった。たいして大きくない不動産屋だったけど、私には要塞のように感じられた。異様な威圧感をもって迎えてくれたこの不動産屋にはたして入れるのか・・・・ここから、私たちの家創りが始まった。たくさんの経験をすることになる、家創りの第１歩。後悔しないように。－－－続く－－－今日はここまで、今週もお付き合いくださってありがとうございました。

  2009.11.22

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  セミナーでした（小説の日）

  昨日は、いつもお世話になっている加賀妻工務店さんで、セミナーでした出かけるときは、ひどい天気でしたねぇこんな感じこちら、セミナー中の私です今回は、８組だったかなの、お客様に参加していただきましたこんにちは、「たまにはまじめな講師」篠原ですほんの一瞬だけまじめな顔を見せます←いつも見せろやー今回は、加賀妻工務店さんで始めてのセミナーだったので、緊張してしまいました朝の天気は回復してましたねぇ帰りは真っ赤な夕焼けでしたよさて、今日は「家創り小説」の日です前回までのお話はこちら前回までのお話では、今週もお付き合いください仕事を終えたのは、２２時を過ぎていた。私は会社から駅に向かって歩いていく、今までは意識していなかったからよくわからなかったが、会社から駅に向かう間に、こんなに不動産会社があったのかと思うくらい不動産会社があったんだと、変に感心させられる。しかし、会社の近くで家を探すわけではなかったから、そのまま素通りをして、私は駅に向かう、電車を降りて、自宅に向かう途中の不動産会社に貼られている物件情報を見て回った、当然この時間は、不動産会社もしまっているから、自分のペースでゆっくりと見て回ることができる。どうも不動産会社に入るのは抵抗がある。１軒１軒、ウィンドウに貼られている情報を見てみるが、なんだかよくわからない、そもそも、自分達がどのくらいのものが買えて、どのくらいの支払いができるのかさえもわかっていないわけだから、見たところでわかるはずも無かった。私は、途中からこの行為が無駄なことに気がついた。「もう少し勉強しなきゃ駄目だな、それにちゃんと話し合わないと・・・」家に帰ると、当然のことながら、娘は寝ていた。アイロンをかけていた妻が私を迎えてくれる。「おかえり、お風呂にする？ご飯にする？なぁ～んて、昼メロみたいだね」「昼メロでも使わないよ」「そっか」この明るい性格に、ずいぶん助けられてきたのは、確かだったけど、今は少し違っている。家を買うことを真剣に考え始めていたから、もっと真剣に向き合って欲しいと思っていたからだ。家の話をしているわけではなかったけで、なんだかこの態度が、鼻についてしまう。「風呂はいるよ」私は、そっけなく返事をした。「はいはーい、じゃあご飯準備しとくね」相変わらずはじけた言葉が、なんとなく嫌な気分にさせた。私は、お風呂に入りながらも家のことを考えていた、家のことを考えれば考えるほど、家のことを話した時に、真剣に考えてくれない妻を思い出し、苛立ちが増えてくる。私からすると、実家に帰るという選択肢があるわけだから、その選択肢を考えないようにして、家を購入しようとしている。その思いがなぜ通じないのだろう「わかるわけないか、俺の気持ちなんか・・・」自問自答が続くたび、私の中で「俺が何とか」という気持ちが大きく膨らんできた。お風呂から上がると、鼻歌を歌いながら、料理を並べる妻がいた。「このままじゃいけない、ちゃんと話をしよう」私は心の中でそうつぶやいていた。私が席に座ると、いつものように妻が私にビールを差し出した「お疲れ様」私の手に、グラスを渡し、ビールを注ぎ始める。いつもと変わらないこの光景さえ気にさわってしまう。私は注がれたビールを一気に飲み干した。「おっ！いい飲みっぷりだね～」妻がおどけて見せた。いつもなら、そこにビールを注いでもらうのだが、このときは、グラスをテーブルに置いた。「あれ？会社でなんか嫌なことあった？」妻は私の行動に対して、すばやく反応した。「いや別に」私はタイミングをうかがった。「そう、なんかあったのかと思ったよ、じゃあ元気のためにもう一杯どうぞ」妻は私のグラスにビールを注ぎ始めた。この行為が私には許せなかった。「ママさぁ、家についてどう思ってるの？」私は思っていた感情を妻にぶつけていた。妻は、あっけにとられたような顔をして、私に言った。「なにが？」「何がじゃないだろ、俺がさあいろいろ考えてるのに、何も思わないの？」「いろいろ考えてる？」妻が不思議そうな顔をして、私の顔を覗き込む「そうだよ、今日だって不動産会社見てきてさ、そんな話がしたいんだよ」私は、何もわかってもらえない苛立ちを伝えたかった。「知らないよ・・・そんなこと言ってもらわないとわからないよ」妻は感情を出さずに、低い声で言った。「だってさぁ、こないだから家について話してるじゃん、俺がいろいろ考えてることわかるでしょ？」私は、感情を押さえ切れなかった。そんな私に「パパは真剣に考えているの？」「考えてなきゃこんなこと思わないだろ」「考えているならなんで話してくれないの？自分だけで動いてるだけじゃん！なんで私や美樹にも話してくれないの？」意外にも妻は感情的に・・・－－－続く－－－今日はここまで、今日もありがとうございました。

  2009.11.15

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  家創り小説

  昨日から鼻水がとまりませんそこに追い討ちをかけるように、またまた机で寝てしまいました朝起きると、鼻水の量が倍増「ダム決壊です」こんにちは、「ティッシュマン」篠原です。１分間に１回のはやわざでティッシュを使いこなしますさて、昨日は、午前中１件ご案内をしたあと、火災保険の更新の件でＯＢさん宅を訪問そのあと、「クレアレッテラ（クレアの手紙）」の取材でＯＢさん宅に訪問３時半でこの日当たり　いかしてます久しぶりにお話ができて楽しかったですしっかり料理会の約束もしてきましたさて、今日は、「家創り小説」の日です前回までのお話はこちら　　　　前回までの話では、今週もスタートです「家創り小説」金曜日のある朝、私は新聞の広告に目を向けていた。「すごいなぁ、この広告の数は」それまで、不動産の広告にまったく興味がなかったから、こんなにも広告が入っていることに気がつかなかった。私の目の前には、やけにたくさんの不動産広告が踊っていた。「不動産屋の広告ってきれいだな」と、つぶやいてしまった。「そりゃあそうか、商売だもんな」妻が、カップに注ぐコーヒーの音が、ゆったりとした朝の風景を持続させてくれる。「ねぇママは、どんな家が欲しい？」このまったく持って、抽象的な私の質問は、妻にとってあまり重要ではなかったようだ。「パパの通勤が楽ならいいよ」その答えは、先日の夜から続いている、私たちの会話の延長でしかなかった。「そんな事言ったってさぁ、希望とかあるでしょ？」私は優しい言葉で聞いてみた。「自然があって、のんびりしているところ（私の希望はずっと変わってないよ）」「ああ！それはこの前から言ってる夢の話でしょ？現実的にはどう？」妻は料理をしている手を止めて「私にとっては、それが現実になればいいと思っているの」止めていた手を動かし、レタスを洗い始める。「えっ？まだそんなこと言ってんの？無理だよ」「そうでしょ、だからパパの好きにすればいいじゃん」妻の相変わらず投げやりな言葉が続く「好きにすればって言うけど、家族で住む家だよ、みんなで考えなきゃ」「（だからあなたが一番自分勝手なんじゃないの）考えても、実現できないなら、パパが一番楽なほうがいいよ」「なんか投げやりだね」「（はいはい）そうかなぁ」妻は、テーブルに、目玉焼きとレタスののった皿を置きながら、つぶやくように言った。「でもさぁ、この広告よく見ると、違う会社の広告なのに、載ってる情報が同じような気がするんだよね」私は、色んな会社の広告をテーブルに並べて、広告を比較した。「これとこれは同じだよね」テーブルに焼きたてのパンを運んできた妻が、広告を覗き込んだ。「ほんとだ、これは一緒だね」「別の会社なのに、同じ情報が載ってるんだ」私は、運ばれてきたパンをかじりながら、広告を眺めていた。私の目の前に座った妻も、パンをかじりながら「なんでだろうね」と、答えのわからない問題に首をかしげていた。「あっ！これとこれも一緒じゃない」と、妻が広告に指をさす。「ホントだ、あっ！こっちも」「なんか神経衰弱やってるみたいだね」二人は、顔を見合わせて笑っていた。「あれ、これとこれとこれも一緒だ」「どこも変わらないんだね」妻は、目玉焼きを箸で割りながら、実は興味がなさそうな言い方をした。「でもこっちの広告のほうが見やすいし、綺麗だから、この会社のほうがいいんじゃない。この会社に行ったほうがいいような気がするよね」私は、コーヒーを口に運びながら、広告の選別を始めていたが、妻からは意外な言葉が・・・「そうかな、広告がいいから良い会社とは、限らないんじゃない」「だって、綺麗な広告入れられるってことは、稼いでるわけだから、たくさんの人がここに来てるってことじゃない？」「そうだけどさぁ、稼いでいるから良いってわけでもないと思うけどなぁ」「そうかなぁ」不動産会社にまったく知識のない二人は、答えの出ない会話をいつまでも続けていた。「どうすればいいんだろう」私は、答えの出ない会話に少し疲れていた「とりあえづ不動産会社に行って見ればいいんじゃない」「なんか行きづらいよな、行くとしつこくされるって聞いたことがあるし」「ああ、それは近所のママさんたちも言ってたよ、マンションの営業からよく電話がかかってくるって、どうやって調べてるんだろうって」最後のひとかけのパンを口に入れながら、妻は首をかしげながら言った。「そうなんだよな」私たちは、まだ経験もしていないのに、周りから入ってくる情報だけで、その会話をしていた。「岡田さんに聞いてみれば」いとも簡単に、私が口にできない言葉を妻は発していた。「岡田には聞けないよ」「経験者に聞くのが一番だよ」「そうだけどさぁ・・・」「あっ！家は買わないとか言ったから聞きづらいの？」わかっているなら聞くなと思ったが、その方法が、手っ取り早いということもわかっていた。「聞きづらくはないけど、もう少し自分で調べてみるよ」私の最低限の抵抗だった。「じゃ任せる」と、妻は席を立ちながら、お皿に残っていたトマトをほおばっていた。まかせるか・・・「相変わらず無責任だな」と思いながら、最後のコーヒーを口にした。「じゃあ、行って来るね」私は、一度、娘の寝顔を見てから玄関を出た。「そういえば、不動産会社って、店の前にたくさん情報貼ってあったな、帰りに表から見てみよう」私は、自分で何とかしようと言った以上、少し行動を起こしてみようと思った。－－続く－－今日は、ここまで、今週も読んでくださってありがとうございました

  2009.11.08

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• 家創り小説

  普段、ネクタイをすることがありません年中、クールビズです。ネクタイをするのは契約のときだけなので、私のネクタイ姿を見られるのは、一生のうちにそんなにないと思いますネクタイしている私を見たら、とりあえず拝んでおいて下さいこんにちは、「ご利益地蔵」篠原です色んなところから、光を放ちます昨日も、ご契約がありましたので、ネクタイをしていました今日の夕方からも、ネクタイ姿の私が見られますお供え物は忘れずにさて、今日は、「家創り小説」の日です前回までのお話はこちら　前回までの話それでは、今週もスタートします「家創り小説」「家ねぇ、パパがいつも実家に帰るから家はいらないっていうからあまり考えてなかったよ」妻の投げやりなこの言葉から、夫婦は家について初めて話し始めた「それはわかってるけど、家欲しいな～とか思わなかったの？」「思ったけどさ、実現しないものを考えても仕方ないじゃん」「お前、ずいぶんさめてるね」私は、テーブルにあった、ビールに手をのばした。「（さめてるのはあなたです）まぁね、チョットそこまでは、考えられなかったかな」相変わらず妻は、真剣みがなく、箸でつまんだご飯を口にほおりこみながら会話をする。なんだか、その真剣のなさが、私の感情を逆なでしていた。「なんかさぁ、俺が一生懸命聞いているのに、なんでちゃんと答えてくれないの？」「（だからあんたのせいだって）う～ん、そうだなぁ、ちょっとのんびり過ごせるとこがいいかなぁ」「のんびり？」「そう、なんだかこの辺も、せわしなくてさ、もっと時間がゆっくり流れていくところがいいかなぁ」妻は、何かを想像するように、上目使いで天井のほうに目をやっていた。「子供も、のびのび育てたいし」と、また、口にご飯をほおりこんだ。「今住んでいるところからすると、のんびりできる所って、かなり遠いでしょ？　それでもいいの？」私たちが住んでいるところは、都心にも近く、かなり雑然とした場所だったので、その言葉が意外だった。本当は、そんなこと思っていないんじゃないかと、私は思い、矢継ぎ早に質問をした。「なんだかここは、息苦しいんだよねぇ、それにどこ行っても子供はゲームやってるし、外でゲームやってるんだよ、健康的なのか不健康なのか・・・もっと自然の中にいて欲しいとおもってるわけ」私からするとこの場所は、通勤がしやすく、とても便利な場所だったから、この場所を離れることは、あまり考えていなかった。「ママはそう思ってるんだ？でもさぁ、さっきもいったけど、自然求めると、ここからだいぶ離れないと無理だよね？」「そうだよ、だから理想の話をしてるんじゃん！もともとパパは実家に帰るつもりでしょ？」相変わらず妻は、食事の手を止めることなく、あまり真剣でない様子でしゃべっている。「理想に近づけたいと思うでしょ？」「近づけてくれるの？パパはどうなの？」口元に運ぶ箸を止めて、妻は僕に言い放った。「そうだな家を持つなら、なるべく早く家に帰って、子供と居られる家がいいから、駅に近くて、すぐ帰れる場所がいいかな」私はやっぱり家族が大事だから、すぐに帰られる場所を選びたかった。「パパ！いつもパパと遊べるようになる？」会話を聞いていた娘が、デミグラスソースを頬につけた顔を、持ち上げて、笑いながら僕たち夫婦を眺めていた。私は少し、笑みを浮かべながら娘を見た。「パパ、あんまり期待させるような、雰囲気は出さないでぇ、いつも帰ってくるの、美樹が寝たあとじゃん。今の距離で、寝てる時間だよ！今の駅より、もっと都心によるの？同じ寝てるなら、遠くなっても一緒じゃないの？」「そうだけど、家を買えば変わるよ」「（そんな話で変わったためしがない）そう、そうしてくれるならいいけど、パパが帰ってこないなら、近くに家を買うメリットはないと思ってるよ」そんなことはわかっている言葉を、妻はずっと言い続ける。私は、その私に対する批判的な言葉がゆるせなかった「大丈夫だよ、俺がちゃんとするから」意味のわからない自信を、大声で語っていた。少し恐かったのか、娘の私を見る顔が、こわばっていた。「じゃあ、家買うの？」妻の言葉は、すでに最終判断を導き出すものだった。私が今日切り出した会話は、その最終判断ではなく、もっともっと話し合いをして導き出されるであろう内容にするはずだった。「まだわからないけど、ママの意見を聞きたかったんだよ」「そうなんだ、私は働いていないから、偉そうなことは言えないよ、パパの気持ちが大事だから、パパの好きな家を考えれば」私の気持ちの中心に、どんどん追い討ちをかける言葉が続く、私からするとすべて私の責任にしようとしか考えられない、なぜもっと一緒に考えようとしてくれないんだろう。私は、自分がここまで悩んで考えていたのに、なんだか邪険にされた会話が許せなかった。「ごちそうさまでした」食事を終えた娘の顔が、私の気持ちを一段と奮い立たせた。妻が投げやりなら、自分がなんとかするしかないと・・・「とりあえづさ、どうなるかわからないけど、自分たちの条件にあう家とか見てみようと思うんだ」「いいんじゃない（自分たちのじゃなくて自分のでしょ）」あいかわらず妻の言葉はさめている。でも、家を購入するということは、そんなに簡単ではないし、私からすると、一大事であることは間違いなかった。ここから、我が家の家探しがスタートした。－－続く－－今日はここまで、今日もありがとうございました

  2009.11.01

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  家創り小説

  辛い食べ物が好きですが、実は、甘いものも好きですこんにちは、プリティシュガー篠原ですお酒を呑みながら、甘いものも食べられますが、カロリーが異常に高くなりそうなので、やめています　でも、ケーキやらアイスはかなり好きです昨日は、ご案内だったのですが、お昼ご飯にラーメンを食べることに、横浜から藤沢方面のご案内だったので、藤沢のとあるラーメン屋さんをチョイスしました現地に着くと・・・「ない」「店がない」ビルの１階に入っていたのですが、１階は改装中どこに行ったんだ・・・困ったあげくに食べたラーメンがこれこのラーメンで、妥協してしまった自分が恥ずかしいさて、今日は「家創り小説」の日です前回までの話はこちら前回までの話では、今週のお話です「家創り小説」あの新築祝いから、４週間が経とうとしていた。いつもどおりの仕事をこなし、いつもどおりの生活をこなしていた。ただ、いつもどおりでなかったのは、私の気持ちの中だけにある、ほんの小さな１部分だった。小さくても、自分の居場所を探して、前よりも少しかもしれないけれど、幸せな家族の姿を見ながら生活している後輩の岡田の姿は、なにかしら影響を与えているのは確かだったし、胸の奥に何かしら、違和感を感じながら生活をしていたのも正直なところである。残念ながら、その気持ちを誰かに伝えるわけではない。ある日、公園を歩いていると、目の前にボールが転がってきた。「あぶなっ」と、つぶやきながらボールをよけたのだが、そのすぐ後を、青い帽子をかぶった、４歳くらいの男の子が私の体ぎりぎりのところを走り去って行った。「おいおい」と思って、子供の背中を追いかけていると、すぐ後ろから、その子の母親らしき女性が走ってきて、私に向かって「すみません」と、軽く頭をさげて、子供を追っていった。ごく当たり前の言葉だったけど、なんとなく心地よかった。実はその後、同じような光景にであった。唯一違うのは、公園ではなく、道路だったこと・・・私の目の前を、ボールが転がったかと思うと、すぐその後を子供が走り去っていく、たまたま車はきていなかったけど、「ひやっ」とする光景だった。私は、同じようにその子供を目で追っていた、すると、同じように母親らしい女性が走ってきた、「すみません」と、頭をさげた。さっきと同じような光景だったが、私はその時、ちょっと違う感覚を持ってしまった。もし、車が走ってきていたら、大変なことになっているわけで、母親が最初に、するべき仕事は、その子を注意することなんじゃないか、私に、頭を下げるのは、その後でも十分間に合うのだから、日常の生活で、まわりに気を使いすぎていると、親の心は繊細になり、子供の成長を止めてしまうんじゃないか・・・こんなことを考え始めたのは、あの新築祝いの後、いつもの生活に戻った私の、子供に対する考え方の変化によるものかもしれない。今までは、この二つの出来事を同じように処理していたと思う。いつもより早く仕事が終わったその日、少しその思いを話してみようかと思った。「ただいま」玄関を開けると、チョットびっくりした顔で、妻が迎えてくれた。「お帰り、早いじゃん」「ああ、めずらしく早く終わってさ」「みき～、パパ帰ってきたよ」妻が、奥で遊んでいるらしい、子供を呼んだ部屋の奥から、バタバタと音をたてて、娘が走ってきた。すかさず妻が「こら、バタバタ走らない」と、注意する。私たちの住まいは３階建てのアパートの２階部分だから、いつも四方に気を使う必要があったのだ。娘は少しあごを前に突き出し、「おかえりパパ」と、ニコリと笑って、おどけて見せた。娘の顔を見て、「ホッ」とする自分と、たいしたことではないのに、注意されている現状に、なんとなく心苦しさを感じていた。つい最近までは、注意することが日常的で、ごく当たり前のことだったから、こんなに気にすることは無かったのだ。「まだ、ご飯できてないんだ」妻は、キッチンで料理をしながら、背中越しに話していた。「じゃあ、お風呂先に入るよ、みき、パパと一緒にお風呂入ろうか？」「はいる、はいる」娘は嬉しそうにその場で小躍りした。「みき～、ドンドンしないの」見てもいない、妻の声が家中に響く。（その注意する声もたいがいうるさいけどな）私は、心の中で笑っていた。久しぶりに、一緒にいられる娘との時間を私は楽しんでいた。いつもは、娘が寝ている時に帰ってくることが多いから、こうしてすごせる時間は、すごく貴重である。お風呂で、散々遊んでいると「ねぇ、ご飯できたよ。いい加減にでてくれない」ちょっとあきれた妻の声が、ずいぶん遊んだであろうその時間を、思い出させてくれた。「ママが怒ってるね、でようか？」と、みきに言うと「いいよ、ママ恐いからね」と、娘はニコっと私に微笑みかけた。意外な返事と、このなんだか大人ぶった対応で、娘が成長していることを感じさせてくれた。二人は、お風呂から上がると、さっそくテーブルについた。「ずいぶん楽しんできたはね」妻がひにく混じりに笑う「休みの日以外は入れないからな」私は、テーブルに置かれた缶ビールのふたをあけ、いっきにのどに流し込んだ。「ふぁ～うめぇ～」「うめぇ～うめぇ～」娘がふざけてつづく「やめてよ、すぐ真似するんだから」と、妻が少し困ったような顔で私を見る「そういえば、さっきお風呂でママみたいな喋り方してたな」「でしょうぉ、困るのよねぇ」何も言わず、娘はひたすらハンバーグに夢中だった。（あっ！そうだあの話だ）私は、今日こそは話そうと思っていた、家の話をきりだした。「あのさ、ちょっと最近思ってるんだけど」「なに、かしこまって」妻は、ご飯を口に入れながら私を見る。「家、何だけどさ・・」「いえ？」「ああ、ママは家を買うことをどう思う？」「あれ、もしかして、岡田さんち行ったから、気が変わっちゃった？」その言葉は、わかっていても口に出してほしくない言葉だった。（まったく、少しは気を使ってほしいよ）と私は心の中で思いながら、「そんなんじゃないよ」と、少し不機嫌に返事をした。「あら、ごめんなさい。じゃあ、急にどうしたのよ」「なんとなくだけどさ、どう思ってるのかと思って」「家ね・・・」この、今までに話したことの無い題材の会話は、今まで気がつかなかった、意外な夫婦の考え方の違いを発覚させてしまうことになる。－－続く－－今週はここまでですお付き合いくださってありがとうございました

  2009.10.25

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• 家創り小説

  今日は、とても楽しい１日になりそうですご案内の日なのですが、ある意味、究極のご案内今日も１日、ニコニコの笑顔で過ごしますこんにちは、ひまわり息子、篠原です「ひまわり娘」にかけてみました・・・歌っていたのは、伊藤咲子さん、今から３５年も前の話です←だれも知らないか昨日は、１日ご案内をしていましたが、その模様は、月曜日の「楽しい土地探し」にて今日は、「家創り小説」の日です。また、長文お付き合いください。先週までの物語では続きをどうぞ「家創り小説」岡田と私は、昼間のお酒を存分に楽しんでいた。明るいときのアルコールは、なぜ、こんなに人間をぐだぐだにしてしまうのか、当然、呑んでいる理由が、楽しい理由だからお酒も進む。人間酔ってくると、色んなことを語り始める。しかし、母親というものは、こんなとき、子供のことが気になって、つねに冷静さを持ち合わせているもので、二人のだらしない生き物をみながら、つねに正常でいられるよう自分を制御できるのが母親である。ちょっとさめた二人の母親は、楽しげに遊ぶ子供たちを見ながらも、熱く語り合う、この子供以上の子供二人は、こっけいに写っているに違いない。岡田からこんな言葉がでた。「沢村さんは、家を買わないんですか」（買わない？）私は、なんとなくこの言葉に違和感をもったが、この質問は、私がこの家に来てからずっと考えていた最大のテーマで、「実家に帰るからいい」と思っていた私の気持ちに、少し変化が現れはじめていた矢先に飛び出した。だから返事にはずいぶん苦労した。まだ、自分の中でハッキリとした答えが、見えなくなっていたからだ。ここで、ふっと思った。（妻はどう思っているんだろう）私は今まで、自分のことしか考えていなかったから、このかすかに記憶が残る状況の中で、かなり重要なことがらに、足を踏み入れたことになる。（ママと話したことなかったなぁ）重いまぶたが、酔っている自分を感じさせる。これだけ家について考えたことの無い人間に対して、岡田の質問はかなりコクな話だった。これから答えをだすことは、知らないふりをしている奥さん連中が、間違いなくこの先覚えているであろう、会話になることは、その場の雰囲気でわかる。二人とも聞いていないふりをしているけど・・・・私の考えた答えは、「今はあまり考えてないな、俺、長男だしさ、実家に帰るつもりだし」この答えは、妻に対して「この思いはかわらない」という事実を、遠まわしに伝えるための手段として使った。しかし、この時点で、私の心の中に少し違うものが芽生え始めていたのも事実だった。「沢村さん家買わないんですか？ズット賃貸暮らしですか？お子さんたちかわいそうだと思わないですか？」酒のはいった後輩に「お前失礼だな」と言える訳も無く、笑って答えるしかなかった。ただ、さっきから耳に残る言葉は、少しずつ少しずつ私の気持ちに変化を与えている様な気がした。なぜなら、そんな会話の間、私は妻と子供たちの、楽しそうな姿を見ていたからだ。「パパそろそろ帰るよ」妻の言葉がずいぶん遠くから聞こえる感じがした。「まだ早いだろ」だいたい呑んでる人間はこう言う。「奥さんうちはまだ大丈夫ですよ」岡田のここち良いフォローがはいる。「ありがとうございます。でもこれ以上、呑ませると連れて帰れないんですよ」妻の頭の中には、電車で帰る様子があるけれど、男の頭の中には、タクシーが電車にかわる乗り物として考えられている。「だめだめ帰るよ」妻のその言葉が、もう一人の子供に接触する。「やだ」「帰りたくない」もっとも自由で気を使わなかった、我が家の娘は、私にとって、嬉しい追い風となっている。そこから、娘は大泣きし始めてしまう。こうなると、強制的に帰るか、このまま残るかの選択肢になる。「はーっ、もう、じゃあ、あと少しだけだよ」妻が降参した。私は娘に、渾身のピースサインを送った。泣いていた娘は、満面の笑みで私に答えた。それから１時間ほど延長された時間で、私の気持ちと、「遊びたい」と言っていた娘の気持ちに変化があらわれた。娘は「遊びたい」から「眠い」へそして、さっきとは違う大泣きが始まってしまった。「帰ろ」妻がつぶやいた。「あぁ」私の気持ちは・・・結局、男の思惑どおり、タクシーを呼ぶことに。「岡田、どうもありがとう」「いえいえこちらこそ、ありがとうございました」「明日また会社で」「ええ、沢村さんも遅刻しないように」「俺はしないよ、お前だろ」そんな、どうでもいい会話で挨拶を交わし、私たちはタクシーに乗り込んだ。このとき既に、美樹は眠りに入っていた。しばらく無言のままタクシーは走り続けていたが、私は、何か会話がしたかったので、妻に話しかけていた。「楽しかったな」「そうだね、岡田さんも満足そうだったね、美樹も十分遊ばせたもらったし」「あのさぁ」「んっ？なに？」私は、ある言葉を言いかけたが、そこでやめてしまった。そこからまた、無言のタクシーが走っていた。妻も、私が言おうとしていたことを、少しだけ理解していて、その会話を、「今していいのか」と、思いとどまった私の気持ちを知っているかのように、その会話を続けようとはしなかった。タクシーはまもなく自宅である。－－続く－－今日はここまでですまた来週お楽しみに←楽しみにしてなかったりして

  2009.10.18

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• 「家創り小説」

  今日は、「家創り小説」の日です昨日は、「土地発掘セミナー」の日でした昨日の様子と、小説だと長くなりすぎるので、セミナーの様子は、夜中にアップしましたので、そちらもご覧ください昨日の様子さて、小説の続きです前回の話はこちら今週もよろしくお願いします。「家創り小説」インターフォンを鳴らして、私は、２，３歩後ろに下がった。そのインターフォンは、最近では当たり前になった、カメラつきのインターフォンで、あまり近づきすぎると、変な顔に映ってしまうし、ましてや耳を近づけようものなら、中から笑い声が聞こえてくるだろう。それはそうだろう、私の耳がアップになっているわけだから。インターフォンから少しはなれた位置に立ち、目線は少しカメラから放していた。「はい」中から、岡田の奥さんの声が聞こえた。すっきりした笑顔を作って、私は答えてみた「沢村です」声は完全によそ行きだ。「こんにちは、今行きマース」明るい、奥さんの声が聞こえたかと思うと、バタバタと階段を下りてくる足音。日当たりを考えてか、岡田の家は、２階がリビングのようだった。「この足音は、集合住宅ではだせないな」と、ふと自分の今の生活を考えてしまう。「あーすみません。はじめまして」思ったとおりの、明るい奥さんが、玄関を開けて、出迎えてくれた。その扉を開いた腕と体の間から、二人の小さな子供たちが顔をのぞかせている、照れ笑いを浮かべながらも、これから起ころうとしている、楽しい時間を期待しているような感じにも取れた。「こんにちは、お邪魔させていただきます。」妻と私は、軽く会釈をして、なかに入る。「あら、寝ちゃったんですか？」奥さんは、寝ている美樹を見て、ニコリと笑った。「ええ、途中までは大騒ぎだったんですけどね、疲れたんだと思います」妻が答える。「美樹ちゃんでしたよね？」初対面ではあるけれど、岡田から聞いたのか、その名前をしっかりと覚えているところが、招待した側の礼儀なのかもしれない。「そうです。寝ているほうが良いんですけどね」と、いった言葉は、ものの数分後に崩れ去っていくことになる。玄関を入ると、陽のあたらない廊下が姿をあらわす。「狭いですけどどうぞ」訪問者が感じる前に、それを当たり前だと認識させるために出た言葉は、それを確信に変えてくれる。１階は、あまり見ることなく、２階へと招待される。２階に上がると、私の後輩である岡田が出迎えてくれた。「わざわざすみません」すまなそうな言葉を使いながらも、「どうですか」と言われているような感じがした。（俺も人間が小さいな）自分で勝手に思っていた。そのリビングは、明るかったけれども、直接的に陽があたっているわけでは無かった。しいて言えば明るいかな、そりゃそうだ、これだけ囲まれてると・・・・私たちは席に着く前に、もってきたお祝いの写真たてと、マグロの刺身、そして子供たちに、お菓子を手渡した。このお菓子が、子供たちの心を射止め、その歓喜の声が、我が家の「寝てて姫」を目覚めさせてしまった。（もう起きたか）岡田の家は、５歳になる長男の勇気君と、３歳の美夕ちゃんの二人の子供がいる。上の子が男の子だと、だいたいその家は、さわがしい。我が家の「寝てて姫」は、３歳で、この二人には、やっかいなほどぴったりな年齢だから、起きた後のことは、想像がつく。私は、岡田に、なんとなく買った写真たての話をした。奥さんから「ちょうどあそこに飾り物を考えていたです」と、指を指された。その指の先にあったのは、階段を上りきったところにあるニッチだった。その場所は、この家の中でも、来客が最初に目を引く場所かもしれない。玄関を入ってすぐに見る場所は無く、階段を上りきったその場所が、明るくなる最初の場所で、そこにあるニッチは、お客さんを出迎えてくれる場所であることは明確だった。「写真たてでよかったのか？」が「写真たてが良い」と思わせてくれる、私たちにはとてもありがたい場所になった。子供たちはこのとき既に、違う世界にはいっていた。大人には好都合なのだ。この空間の中に、二つの家族がいて、子供たちがどこで遊んでようが、誰にも迷惑をかけないわけだし、その間、大人たちは気兼ねなく話をすることができる。妻と私は、ゆっくりとリビングダイニングの椅子に腰掛けた。「じゃあ、とりあえず」という岡田の号令で、冷凍庫で冷やされた、グラスに、ビールがそそがれる。昼間から飲むビールは、楽しさを倍増させてくれる。斜めに傾けたグラスを、垂直に直して、泡立ちを楽しむ。私は何も考えず「新居に引越しおめでとう！かんぱい！」と、右手を高く上げていた。「ありがとうございます」岡田夫婦の、満足げな返事が、リビングダイニングにひろがる。「今日で何日目？」私はグラスを置きながら尋ねた。「もう２週間になりますかねぇ」と、岡田は答えたあと、ビールをもう一度、口に運んだ。ビールは一気になくなってしまう。「良い飲みっぷりだねぇ」私は、少し彼をちゃかす感じで、ビールを彼に継ぎ足した。「やっぱり、良いもんですね、自分の家って」岡田は、遊んでいる子供たちを見ながらつぶやいた。確かに、これだけ遠い目線で子供を見ることは無かった。アパート暮らしでは仕方ない話だ。広さはともかくとして、気分的にも近く感じる。回りに気を使いながら、騒いでいる子供と、それを監視している大人。いま岡田が見ている子供との距離は、それとは違い、心地良い距離なのかもしれない。私はそのときまで、家について考えたことが無かった。なぜなら、実家があったからだ。いずれはそこに住めばいいと思っていたし、それまでは賃貸生活で十分だと思っていたから、家にはそんなに執着心がなかった。だから少し疑問もあった。「なんでお前家買ったの」そんな思いが、やけにストレートな質問になってしまった。岡田は九州の出身だ。実家には帰らないのか・・・「俺、たぶん、実家には帰らないんですよ、だって実家に帰っても仕事ないし、帰るなら定年後、今、３３ですから、２７年後ですかね、２７年後は、子供も家にいないでしょうし、そうなれば帰ることも考えるかもしれませんね。でも、帰らないかな」私は心の中で「お前帰らないんだ。俺は帰るよ」と、話しかけていた。しかし、その思いに、少しだけ違和感を感じている自分にも気がついていた。なぜだろ・・・　　－－つづく－－お付き合いくださってありがとうございます。批判は受け付けません（笑）自己満足なので

  2009.10.11

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• 家創り小説

  歩いているときに、ウィンドウに映っている自分の額が、やけにてかっている事に気がつきましたこんにちは、戻り鰹篠原です今が旬ですあぶらがのってます←違うと思うよはげ上がってるんだよ今日は、「しまさん」宅からの出勤です昨日は料理会でした　楽しかったですこの模様は、木曜日の「居酒屋クレア」のかいでご紹介しますちなみに今日も料理会ですあっ　ちゃんとご案内もしてますよ昨日の私は、なぜか助手席に座ってましたたぶん初めてです。お客様の運転でご案内したのは久々に秦野方面へご案内に行きましたお昼ごはんは、愛甲石田駅がもよりの、いつもの「とん吉」に行ってきましたやっぱり美味しいですさて、今日は、いよいよ「家創り小説」の日ですほぼ自己満足なので、批判は受け付けませんでは、「家創り小説」いつからだろう自分で家を持とうと思ったのは・・・・そんなに堅い意識もないまま、家を持とうと思った。後輩の岡田が新築住宅を買ったからかもしれない。別に後輩に負けたとか思わなかったけど、少し悔しい思いはしたかもしれない。新築祝いに呼ばれた「新築祝いって何買っていけばいいんだ？」なれない作業に、ついつい妻に聞いてみる。「分からないよ、今日初めて呼ばれたんだから」落ち着かない様子は否めなかった。そりゃあそうだな、新築祝いに呼ばれたことなんてないんだから３歳になる娘の美樹を連れ、デパートに向かった。デパートの前まで来ると、何を買っていいか分からない気持ちが、この建物を要塞のように感じさせる。「どこに行けばいいんだ？」「わかんない、花瓶でも買う？」妻が頑張ってみつくろった言葉は、とてつもなく平凡な言葉で、しかも、いまどき「花瓶はないだろ」と、突っ込みを入れたくなる言葉。それくらい、初めての時の心理は、変な方向に向かっていく、私は、ずっとデパートのフロア案内盤をを見つめていが、ふと、岡田には２人の子供がいる事に気がついた。「子供の遊び物を買っていこう」と発していた。「岡田さんの家ってどのくらいの大きさ？どんなおもちゃなら遊べる？」矢継ぎ早に妻の質問が飛ぶ「知らないよ行った事ないんだから」たしかに、新築祝いで初めて訪問するわけだから初めてである会話が、全てを無意味にしてしまう。娘の美樹は、知ってか知らずか、眉毛をハの字に、口をへの字にして、不安そうな顔をしている。結局、エスカレータで１階づつ登ったけど、「どうする」という結論にはならず、１回づつ登る度に、娘の顔をみながら、微笑むしかなかった。・・・・なんだか会話もおぼつかないまま、ある店の前に飾ってあた、写真たてを手にとっていた。「写真たて？」と、自分に疑問を投げかけてみたけれど、家族の写真をいれて、新しい家に飾って欲しいと単純に思ったのである。ただ、その写真たてが、家のイメージにあうかまでは考えられなかった。しかし、「写真たてだけではさすがに」と思い、地下の食品売り場へむかい、鮪のさしみを買っていた。「とりあえづつまみになるか」という、自分達も楽しめる、シチュエーションを考えたわけである。当然、２人の子供達へのお土産として、お菓子も購入。しかし、このお菓子が、おとなしくしていた娘に火をつけてしまった。「お菓子が食べたい」と、騒ぐ娘に妻と２人で「ダメダメ」サインを送るが、これが逆効果叫び声は、屋上の駐車場に向かう途中の、２階、３階と、変化していくこうなっては手がつけられない。そこで出てきた言葉が、大人の秘策「泣いていると、あとで、食べられないよ、じゃあパパ食べちゃおうかな」このくだらないあやし言葉が、通用しないのが子供だ。「食べてもいいよ、これ以上泣いてやる」と言わんばかりに泣き叫ぶ「はっはっ」参ったな・・・「まっ、いいか」と、ついつい別のお菓子を買えあたえて、あまくしてしまう。結局は、自分達にも甘いということかもしれない、早くこの叫び声から解消されたいから、周りの目が気になるから岡田の家は、駅からあまり離れていないところだと聞いていた。電車を降りると、休日だというのに、ホームには多くの人たちが、「これじゃあ通勤のときはもっとなんだろうな」と、朝の大変さを想像して、その場で疲れてしまった。改札をでると、大型のマンションやビルが建ち並んでいた、その間をぬうように、道が続いていた、買い物する場所は豊富で、生活には便利そうな感じだ。でも、なんだか・・・・駅から歩いて１０分ほどで、岡田の家に着いた。美樹はすっかり疲れてしまい、さっきの叫びがうそのように、「すー、すー」と寝息をたてながら眠ってしまっていた。「ここだな」大型のマンションや、ビルが建ち並ぶ隙間に、隠れるようにその家は建っていた。「・・・・」私はインターフォンをならした－－つづく－－第１回目はこれにて終了です。たいした文章ではありませんが、お付き合いくださってありがとうございます。自分なりに頑張って書いていきますので、暇なときにでも読んでやってください。

  2009.10.04

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