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女性医師のキャリア、転職・求人情報               BY  ニューハンプシャー医局

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2006年11月15日
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11月12日日曜日、東京駅にある丸ビルコンファレンススクエア(丸ビル8階)にて『これからの女性の健康研究会』が開催されました。
私”女性”というキーワードは敏感に反応してしまいます。参加してまいりました!!

こちらは産婦人科学会や更年期医学会が後援、某製薬会社が協賛して開催され、産婦人科医師や産業医の皆さまが主にご出席されておりました。

この『これからの女性の健康研究会』は第1回。なぜ開催されたのかが、とても興味がありました。
簡単にいうと、「女性の更年期障害」の治療に「ホルモン療法 HRT」の使用の是非が問われており、現在日本ではホルモン療法は怖いというイメージと閉経後治療のためとはいえもう一度出血するので、嫌がられ普及が遅れている。さらに米国でのデータから乳癌や子宮癌のリスクが高くなるというデータが発表されたのでさらに縮小傾向にある。

しかし、米国で行われたホルモン療法の投薬方法とは別の投薬方法で行えば安全で癌のリスクも抑えられ、更年期障害を治療できるのでぜひ推奨していきたいというのが主旨のようでした。


更年期障害はのぼせ・ほてり・うつ・骨粗しょう症・高脂血症・性交痛などの障害や不定愁訴の症状があり、日本ではあまり女性は口にしたがらないし、病院にかからずなんとか乗り越えてしまうケースがおおいのだそうです。
ほっておいて骨粗しょう症などになるよりも、ホルモン療法をしたほうがいいですよとのことでした。

さて、この研究会、ホルモン療法の誤解を解き、普及させ幸せな”幸年期”を過ごしてもらおう!!というテーマの他に、もうひとつテーマがあったように思います。

それは「女性外来のあり方」であると思います。
女性外来は最近とても増えておりますが、こちらを受診される方のデータを分析するとその多くが中高年女性、ようは更年期障害を訴えている患者様が非常に多いのだそうです。
更年期の症状が不定愁訴の要素が強いので内科や精神科を受診し、原因不明で終わったり、うつと診断されたりすることもあるそうです。

この症状の不明瞭さが、更年期障害の治療を主として行う産婦人科と患者様が受診する科とのギャップが生まれてくるのでしょうか?

このことから女性外来=更年期外来との構図も見えてまいります。
患者が知っていれば内科や精神科で無駄な受診をする必要が無く、また産婦人科の負担も減ります。

また、私は門外漢のため女性外来=女医外来とのイメージを持っておりましたが、それはどうやら違うようです。
産婦人科での女性医師のニーズが高い反面、女性外来は特段デリケートな部分の受診というよりは精神的なニーズでの受診ですので、女性外来は男性でも大丈夫なようですね。
実際のアンケートでも女性医師である必要はないと答えた方が多かったようですので、産婦人科医師不足で悩まれているのであれば、更年期障害の患者様を男性の産婦人科医が女性外来で診るという方法も見えてきます。

医師の紹介をしていく上でも非常に為になる研究会でした。


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最終更新日  2007年01月17日 14時11分26秒
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