イタリア・ピエモンテ編
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ワインの基礎知識&デイリーワイン的オススメワイン~イタリア・ピエモンテ編
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| 各国ワインの基礎知識と私個人の勝手なデイリーワイン的考察を紹介します |
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デイリーワイン的オススメワイン
長期熟成ワインの産地ピエモンテも、 デイリー価格なら華やかタイプに。
アルプスの麓、トリノ市を州都とするピエモンテ州は、イタリアでも屈指の高級ワイン産地。
白ワインはすっきり辛口、赤は力強い熟成タイプのワインが多いこともあり、デイリー価格ではなかなか手の届かない地方です。
そんななか、デイリー価格なら、地ブドウ「バルベラ種」を使った
バルベラ・ダルバ
(Barbera d’Arba:「Arba」は、アルバ市なのことで「アルバ市のバルベラ」という意味)
バルベラ・ダスティ
(Barbera d’Aati:同様にAstiはアスティ市のこと)」を。
この2つのワインは1500円前後から8000円くらいするものまで、本当に様々なクラスがありますが、デイリー価格のものは軽やかで華やかなタイプになって、日常で気取りなく飲めるタイプになっています。
白ワインの有名なものでガヴィ(Gavi)があり、これは2000円以下でも手に入りますが、しっかり辛口から、ちょっと甘ったるい印象が残るものまで様々です。
いろいろ試すのもいいですが、失敗の確率少なく確実に選びたいなら、「ガヴィのなかのガヴィ」を意味する、ガヴィ・ディ・ガヴィ(Gavi di GavI)を。
価格はガヴィよりも若干高めですが、コクがあるしっかり辛口です。この風味、フランスや他の地域にはない味ですよ。
ピエモンテ州の赤ワインを見てみる?
ピエモンテ州の白ワインを見てみる?
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ピエモンテの基礎知識
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| 【主要品種:赤】ネッビオーロ、バルベラ、ドルチェット
【主要品種:白】コルテーゼ、スパンナなど
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イタリアワインは4つのカテゴリーに分かれています。
それが、テーブルワインクラスから順に「VDT、IGT、DOC、DOCG」。
イタリアでは、あえてDOCやDOCGの規格外で自分の理想のワインを作っている作り手も多いので、値段や品質がこの順になっているかというと、全くそうではないのがイタリアワインのおもしろいところ。
それでもこれはひとつの目安になります。
このDOCとDOCGをあわせた総数がイタリアで最も多いのがこのピエモンテ州。
特に赤ワインのバローロ(Barolo)(DOCG)はイタリア国内でも「王のワイン」と称されるほどのしっかりした、長期熟成ワイン。
伝統的な大樽で熟成されたワインの奥深さとなめらかさは、とても表現しきれないほどです。
近年は、ワイン雑誌で「バローロ・ボーイズ」とも紹介される、若手醸造家たちが台頭してきていて、とても美味しいワインをつくっています。
他の赤ワインでは、より華やかなバルバレスコ(Barbaresco)、枯れた印象が魅力のガッティナーラ(Gattinara)などがあります。
■主なDOCG |
●バローロ(Barolo):赤
●バルバレスコ(Barbaresco):赤
●ガッティナーラ(Gattinara):赤
●アスティ(Asti):スパークリング(白:甘口)
●ゲンメ(Ghemme):赤
●ブラケット・ダックィ(Brachetto d'Acqui):赤(甘口)
●ガヴィ(Gavi):白
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