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闘魂日記-苦悩の日々-

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清春1919

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2007/03/31
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カテゴリ:高校野球
9日目

常葉菊川 000 000 011|2
大阪桐蔭 000 001 000|1
<観戦記>
大阪桐蔭がまたもや接戦に弱いところを露呈してしまった。大阪桐蔭の先発は予想通りの中田。2回戦で他の3投手がピリッとしなかったのをみると、この大事な一戦は良くも悪くも中田しかいない。その中田が予想外の粘ったピッチングを披露した。ストレートのコントロールもまあまあで、ランナーを背負ってからの攻撃的な投球はこの試合にかける気合を感じさせた。終盤の2失点はしょうがないであろう。大阪桐蔭が負けた原因はやはり1点しか取れなかった攻撃陣であろう。常葉菊川の左腕田中がインコースを積極的に攻める投球は見事であったが、大阪桐蔭の打撃の工夫の無さはなんとかならんのか。3回の先制のチャンスもスクイズ失敗で流れを手放すのは、相変わらずの西谷監督のヘボ采配である。4番中田のバッティングは、全打席一発狙いでフライアウトを積み重ねる。それでもスイングスピードには驚かされるが、最終打席はバットの先端でスタンド手前で失速してしまった。大阪桐蔭は選手の素材では全国トップクラスながらも、今大会もまたしてもファンの期待を裏切った形となった。昔のPL学園のように、高校野球の盟主になるには遠い道のりである。一方、金星を挙げたヤンキースのようなユニフォームの常葉菊川は非常に良いチームである。監督の機動力を使った攻撃でチャンスをことごとく潰していたが、左腕の田中は好投手で、初戦で9回に救援したもう一人の左腕も擁しているので、今後の戦いに非常に有利である。優勝を狙うなら、次の準決勝でもう一人の左腕を先発させ、決勝で田中の登板が良いと思えるが、監督にそこまでできるかな。準決勝の相手は熊本工業で常葉菊川有利と思われるが、意外とそうはならないものである。

室 戸 010 000 002|3
熊 工 040 000 10×|5
<観戦記>
旋風を起こした室戸の快進撃が止まってしまった。2回に先制したまでは良かったが、2回裏にエース森沢が突如乱れ3四死球にタイムリーを浴びて4失点してしまった。結局この回の失点が最後まで圧し掛かり、安打数で下回る熊本工業が室戸の反撃をかわしてベスト4入りを決めた。室戸の打者をみていると本当に甲子園に来たのが不思議なくらいレベルが低い。そんな弱いチームを引っ張ったエースで4番の森沢の原動力は素晴らしいものがあり、最終回の攻撃では無死で3連打をするなどあわやと思わせるミラクルぶりは甲子園独特の不思議な力が働いた様子である。最終回は4番の森沢まで回ればチャンスありとみていて、実際に森沢まで回ったときは思わずテレビの前に踊り出てしまったが、肝心の森沢が気負って空振り三振をしてしまったのは残念である。つなぐ打撃ができれば面白かったのだが。いずれにせよ今大会を盛り上げた要因に室戸は入るわけであり、夏に再びみることはないであろうが、彼らの頑張りには拍手を送りたい。一方、勝利した熊本工業は伏兵の観があるが、準決勝で常葉菊川を破るのは相当難しいであろう。





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Last updated  2007/04/01 12:29:57 AM
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