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カテゴリ:高校野球
5年連続で甲子園出場を決めた駒大苫小牧であるが、去年、2年生ながらベンチ入りし、準決勝、決勝と大舞台でエース田中を差し置いて先発のマウンドに上がった菊地は、南北海道大会では投手としての出場はなかった。そのかわり、3番や5番センターとして出場し、攻撃面で活躍していたのを観て、投手としての出番は無くなったようだと観ていたが、今日の日刊スポーツ北海道版には下記の記事が記載されていた。
駒苫・菊地が聖地での復活へ向け投球練習 投球練習中に香田監督(右)から指導を受ける駒大苫小牧の菊地投手 南北海道代表の駒大苫小牧が25日、甲子園へ向け練習を再開した。今夏室蘭地区、南北海道大会を通じて登板のなかった菊地翔太投手(3年)が初日からブルペン入り。捕手を座らせ、82球を投げた。南大会1回戦で左肩を亜脱臼した影響などから登板回避していた昨夏の準Vメンバーが調整のピッチを上げてきた。 甲子園で復活だ。4人の投手陣で真っ先にブルペンに入ったのが菊地。直球にカーブ、フォークを交えて投げた。50球を過ぎると香田誉士史監督(36)が隣でアドバイスを送った。「久しぶりの投球練習だったので、いつもより球が指にかからない感じがしたが悪くなかった」。南大会休養日の20日以来の投球練習を終え、表情はすがすがしかった。 4人が同じ力を持つとされる投手陣でただ1人、今夏の登板がない。地区は不調で、香田監督の「バランスが悪い中で打たれて立ち直れなくなるなら無理しなくていい」という方針で外野に回った。南大会は右翼手で先発した1回戦北海道尚志学園戦の2回無死でダイビングキャッチを試みた際に左肩を亜脱臼。投手3人に「頼むから甲子園に行ってくれ」と願いながら準決勝、決勝は左肩をテーピングで固め、出場した。 昨夏の甲子園は4試合に登板。決勝の早実戦では2試合とも先発した。全国での知名度も十分なだけに、香田監督は「去年の決勝で投げた投手がいるぞ、となれば相手に与えるパンチが大きい」と復活に期待する。「去年のことは緊張で何も覚えていない。甲子園でまた投げられたら、伸び伸び集中して投げたい」。昨夏の準優勝をグラウンド上で経験した唯一の選手、菊地が史上初の4年連続決勝進出を狙う甲子園で切り札になる。【北尾洋徳】 [2007年7月26日9時17分 紙面から] この記事を見て、さすが百戦錬磨の香田監督だ!と感心した。南北海道大会での菊地以外の3投手を観たが、この投手では甲子園を勝ち抜くことは難しいと感じた。レベルの低い北海道大会では通用するが、全国屈指の実力校である横浜、帝京、大阪桐蔭に勝てる見込みは少ない。となると、去年、胃を痛めながらも翌年へ一石を投じた菊地の甲子園での起用はうなずける。組み合わせにもよるが、駒大苫小牧より各上の高校と対戦が決まれば、菊地先発も十分ありえると予想する。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/07/27 12:01:44 AM
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