ウッドデッキのある風景

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• イペ VS ウリン その1

  昨日のコメントからちょっと書きたいことができましたので今日のテーマを変更して イペ VS ウリン としてみました。ウリンが使われだしてまだ10年程しか経ちませんので、これまでに市場に出回っているハードウッドはおそらく圧倒的にイペが多いと思いますが、現在の売れ筋はどうなのでしょうか？私は関東の事情は分かりませんが、関西の事情はだいたいのところを把握しているつもりです。私の実感では、ウリン3:1イペ あるいは ウリン4:1イペ 程度だと思われます。公共事業や大規模な施設ではこの比率は逆転し、民間需要ではもっとウリンの比率が高いのが実情でしょう。多分DIY向けの通販ではウリンに力を入れているところは多くてもイペに力を入れているところは少ないと思います。だからイペの欠点を強調するサイトをよく見かけるのは私だけでしょうか？次回はそれぞれの材の長所や欠点を見ていきたいと思います。（写真上・イペ、国営讃岐まんのう公園 7～8年経過 写真下・ウリン、私が2005年暮に施工したデッキ&フェンス）

  2006年03月08日

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• なんだ100年腐らない木って前から目にしていたのか

  2002年春 ウリンと言う木を知りました。ウリンを紹介しているうちにチョッとした疑問が沸きます。香川県ではその頃サンポート高松の再開発事業が大詰めを迎えていました。高松駅付近から赤灯台まで延々1kmに渡って木が敷き詰められています。（写真）あれって何の木？坂出駅にもそういえばボードウォークがあります。あれって何？数年前に妻と東京に行ったときに、竹芝桟橋横のホテルに泊まりました。あそこにもそういえばボードウォークがあったな。ぜーーんぶイペそうか100年腐らない木はあんなところに使われていたのか。それなら神戸のモザイクもそうだろうし、お台場もそうだろうな。マジレンジャーなどのスーパー戦隊でよく映る六本木ヒルズもそうなんだよなぁ。というわけで、あなたの近くのボードウォークを見てください。たいてい「イペ」が使われていると思いますよ。

  2006年03月07日

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• えっ？ レッドシダーってこんなに材の違いがあるの？？？ その6

  2005年夏に大阪に行ったときの話です。Mさん「今横浜にレッドシダーのKD（人工乾燥）材があるんですが、これが良い。色目は揃っているし、不良率が5%以下なんです。」私「へー？ レッドシダーを現地でKDしているところがあるんですか？」Mさん「現地の製材所に頼んで作ってもらったんですよ。これから全面的にKDに切り替えようかと思っているところなんですよ。」それから3ヶ月ウエスタンレッドシダーKD材の販売を開始することにしました。私が知っている限り全国にレッドシダーのKD材を扱っているところは他にありません。（もしかしたら国内で人工乾燥をしているところはあるかも知れません）さっそく地元でパーゴラの仕事を請けましたので、KD材を取り寄せてみました。これまでの材と比較をすると、滑らかさという点では若干劣りますが、色目が薄いピンクで綺麗に揃っています。（1枚だけ黒っぽいのがありましたが）反りやねじれはほとんどありません。「これ良いじゃない!!」ここで一つの方向性が見えました。うちは「乾燥材」で差別化しよう。木は乾燥する過程で収縮し、反ったりねじれたりします。乾燥前に選別するのと乾燥後に選別するのでは、全然意味合いが違うのです。ソフトウッドのラインナップを改めて見直してみるとSPFはKD材レッドウッドはAD（エアードライ・自然乾燥）材広島のレッドウッドもAD材いずれも乾燥材と言って問題ない材ばかり。そこで2005年11月「ソフトウッド乾燥材宣言」と銘打ったのです。

  2006年03月06日

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• えっ？ レッドシダーってこんなに材の違いがあるの？？？ その5

  皆さんコメントありがとうございます。コメントのおかげで今日書くネタの方向性が定まりました。広島のTさんと平行して、大阪のMさんとも話を進めました。Mさんも同じマクミラン社のMBデッキグレードを扱っていましたが、ココで面白い話を聞きました。バンドル出し（2x6の場合144本が1バンドル）と、バラ出しで単価が違うのですが、品質も違うというのです。バンドル出しはワンフェイス・バラだしはツーフェイス。ワンフェイスは、片面が綺麗だと片面が多少悪くてもOK。ツーフェイスは両面綺麗な材のことです。全国に流通しているレッドシダーウッドデッキ材の大半はワンフェイスです。販売するときの検品体制により、どの程度の材をハネるかでツーフェイス限定で出荷しているところはあるかも知れませんが、キッチリやると2割～3割程度はハネ材になってしまいます。ですから通常は良い材も多少劣る材もあわせて出荷をします。Mさんはこうも言いました。「うちの材は、全国に流通している材のランクで言うと中の上です」この方はとても正直な人です。この人は信用できると直感しました。私もサイトでその言葉を使いました。中の上というのは、全ての材が中の上というのではなく、上や中の上や中が混じっているという意味です。中の下はハネるのです。よくホームセンターの材は悪いという話を聞きますが、当たり前のことです。ホームセンターでは、検品をして並べることはまずしないと思います。並んだものからお客様が検品して良い材から順番に買って行きます。ですから、並んだ当初には上も中もあるはずなのですが、まず上が売れ、中の上が売れ、中や中の下が残るというわけです。天然材ですから、工業製品のように均一なものはありません。良い材を出荷することは販売する側の使命だと思いますが、多少の傷・汚れ・割れがある材が混じることがあります。それがダメだといわれると、価格面を見直さざるをえなくなります。このあたりのバランスが難しいところです。レッドシダーで全国で一番素晴らしいと思われる材を私は知っていますが、私が販売している価格の3～4倍します。原木を持っていて、国内で数年掛けて自然乾燥をして、製材をしています。巧の技術。 それらが見直される時代がくればいいのですが。

  2006年03月05日

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• えっ？ レッドシダーってこんなに材の違いがあるの？？？ その4

  ちょうどその頃、地元の業者さんから、店舗の外壁のアクセントにレッドシダーを使いたいというお話を頂き、さっそく広島から材を取り寄せました。着いた材（写真）は、やはり滑らかすべすべ。 私は自信を持って、指定された塗装店に納品しました。ところが納入の翌日電話があり、全品キャンセル。「こんな悪い材は使えないとお客様が言っている」ということでした。どこが悪いのか納得できなかったので聞いてみると「節が多い」、「色目がバラバラ」、「欠けたり、割れたりしている材がある」という話でした。100本近い納品でしたので、その中の数本が悪かったというのであればそういったこともあるかと思いましたが、根本的に材の選定が間違っていたようです。レッドシダーは「節があります」、「色目は揃いません」、「中には多少欠けたり割れたりしている部分もあります」この部分を強調せず、「良い材ですよ。」と言った自分を後悔しました。翌日材を引き取りに行ったときに、業者の人に聞いてみました。「こんなに短時間でこれよりいいレッドシダーが手に入ったのですか？」「ホームセンターでホワイトウッドを買ったんですよ。」うーん。 これは深入りせずに正解だったようですね。

  2006年03月04日

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• えっ？ レッドシダーってこんなに材の違いがあるの？？？ その3

  2004年秋、会社の人からウエスタンレッドシダーを輸入している業者の人を紹介して頂きました。そのうちの一人が広島のTさん。彼は、営業も仕入れもしているのですが、レッドシダーの品質に関して非常に厳しく、常に良い材を求めて現地と交渉していました。「結局マクミランに戻ってしまいました」彼は笑いながら、私に話してくれましたが、いろいろな製材所の材を見た結果、カナダ最大手のマクミラン社（ウエハウザー社に買収され、現在はカスケディア社に変わる）のMBデッキ（プレミアム）グレードに行き着いたといいます。彼は国内での保管や検品にも気を使い、必ず梱包をばらし、1本1本桟を入れて風が通るようにしています。（写真）そのレッドシダーはそれまで私が見ていた材とは明らかに別ものでした。触るととても滑らかで、しかも明らかにシラタと思える材はありませんでした。これだ!!在庫を持って商売をするよりも、全国にいる信頼できる業者さんと手を組んだ方が良い材を提供できることを感じました。それまでDMBホームのサイトのおまけとしてデッキ材通販を運営していましたが、ウッドデッキネットとして完全に独立をすることを決めたのです。ネーミングはドメインそのままなのですが、「ネット」という言葉が気に入りました。仕入れのネット、お客様のネット、インターネット。 見えない網がドンドン広がっていくような気がしたのです。

  2006年03月03日

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• えっ？ レッドシダーってこんなに材の違いがあるの？？？ その2

  書き込みがあると楽しくなりますね。 皆さんこれからもドンドンお願いいたします。さて、昨日の材をひっくり返してみました。下から2番目の材を見てください。両端の色がなにかおかしいですね。これはカビです。カビるのは、シラタと呼ばれる辺材部分。辺材は、まだ成長過程にある部分で、木が生きています。その分養分が多く、カビたり腐ったりし易いのです。昨日の質問に戻りましょう。まずいのは上から2番目と下から2番目。いずれも「シラタがかんでいる」ので、あまり望ましい材とは言えません。ウエスタンレッドシダーを使う方は、「レッドシダー＝腐りにくい木」だと思っていると思いますが、「レッドシダーの心材（赤み）＝腐りにくい部分」ということを忘れてはいけません。残念ながら国内に入ってきているレッドシダーの品質は年々悪くなっています。赤みを指定しても、かなりの確率でシラタがかんでいる材が入ってきています。特に2x4に関しては、シラタがかんでいない良材を入手することなど不可能なのではないか？一昨年前の秋までそう思っていたのです。

  2006年03月02日

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• えっ？ レッドシダーってこんなに材の違いがあるの？？？ その1

  ウリンの通販をはじめた2003年夏。私の事務所の横にウエスタンレッドシダーが山積みされていることに気付きました。うちの会社は、小売はやってませんので、香川県の工務店や造園業者さんへの卸売り用。インターフォー社のエリートもしくはリーガルクラスで、2x4,2x6,4x4の12F・14Fを常時在庫していました。それまでの私はウッドデッキにさほど興味もなく、そこにレッドシダーがあることすら知りませんでした。「なんや! レッドシダー在庫しとったんか! それなら通販の第2アイテムは決定やな」ウリンほどではありませんでしたが、チョコチョコご注文を頂きました。多くの方から、ホームセンターにあるものより良い材だとお褒めを頂きました。それから1年ほどして、レッドシダーの在庫は辞めるとの通達が・・・？？？「通販できないやんか。」理由は単純明快。良い材が思ったような価格で入手できないことと、保管・検品体制の問題。写真は当時販売していた材なのですが・・・今見たらこれはまずいな!!という材があります。皆さんどれか分かりますか？

  2006年03月01日

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  ウリン材のウッドデッキを作りました

  昨日、DMBホームで新築をしている三豊市のF様のお宅のウッドデッキを作ってきました。間口7.3mx奥行2.7m・19.7平米のウッドデッキ。手摺りはなく、東側に2段のステップを作ります。床板はウリン材20x105 RIB根太はウリン材50x70束は外周部がウリン材70角・内周はプラ束特別要望がなければこの仕様が多いです。朝8時20分 作業開始私と現場監督のYさん、大工のKさんの3人で作業をします。隅出しをして、外周部の束を切り込みます。切り込みはKさん、ビス止めは私とYさん。このあたりの仕事は2人でも3人でもそんなに時間は変わりません。2時間で概ね外周部はできました。午前中に根太組み完了。午後からプラ束を取り付けて、床板を張ります。床板は私とYさんの担当で、Kさんにはステップ部分の根太組みをお願いしました。この作業は3人いると抜群に早くなります。午後4時20分床板とステップの根太組み完了。普通なら、ココで仕事終了となるところなのですが・・・Kさんは、ステップの床板を張っていました。？？？「おーーい 何処まで今日やるん？」「・・・」「まさかやりきるつもりかい？」「灯光器あるで」日没まであと1時間ほどでしょうか。どうみても1時間でできる作業ではありません。でも私もKさんも明日は別の仕事が待っています。「しゃあないな」休憩などしている暇はありません。それから3時間。7時30分作業終了!!!後ろを振り向くと雲辺寺スキー場のナイター照明が!。一昨日は子供があそこで雪遊びをしていたんですよね。ちなみに、当初の予定では、2人でピッタリ2日の予定でした。束石を置くときはプラス半日程度かと思います。香川県や近県なら施工もいたします。ぜひウッドデッキネットまでご相談下さい。

  2006年02月26日

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  ウリン材は素人には施工できないのだろうか？ その6

  ビスの横打ちを一時していたことがあるのです。写真のように、ステップの根太をこのように付けるときはやっぱり横打ちをするほうが楽のように思えました。この写真。 束は70角で、根太は50x70です。ビスは120mmを使用したのですが、ものの見事にどれもこれもねじ切れてしまいました。1本ももどくことができません。こんな施工では一発勝負。 後で修正することはできませんし、強度も？？？ですから今ではこんなことはしていません。やっぱり基本はこのように束の上に根太を置くこと。左の方が簡単なのですがちょっとぐらつきます。右のようにすればかなりしっかりとした根太組みになりますが、これはちょっと熟練が必要です。構造上どうしても横から留めなければいけないときは、ボルトが一番確実。もちろん欠きこめばより良いのは言うまでもありませんが、この堅い木ではあまりそういうことを多用しない方がいいと思います。このあたりを考えておけば、そんなに怖がることもないのではないでしょうか？私はハードウッドは上級者向けというよりもチョッとしたコツを知っているかどうかだと思っているのですが。習うより慣れろ。 サンプル材は無料で差し上げますのでウッドデッキネットよりご請求ください。

  2006年02月24日

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  ウリン材は素人には施工できないのだろうか？ その5

  最後に根太組みの構造についてDIY向けの本とかサイトでは、[1]のように束に根太や大引きをサンドイッチする方法を奨めています。ウリン材でこの方式をそのまま採用すれば、まず途中で投げ出してしまう可能性が高いと思います。その理由は次の2点。●長いビスを多く打つことは非常に困難。●反っている材があったときに、修正がきかない前者を改善する方法は思いつきますが、残念ながら後者を解決する方法はありません。ではどうすればいいのでしょうか？[2]は住宅の根太組みと同じ方式。束木の上に根太あるいは大引きを置きます。切断に自信がある方は[3]のようにすれば更に強度も増します。ココまでの説明では反っている材の使用方法が分かりませんよね。これはある現場で大工さんが教えてくれました。「ノコ目を入れる」矢印の所で材を半分くらい切って、折ってしまうのです。針葉樹だとこれくらいの反りは、ビスでひきつければなんとか補正できるのですが、ハードウッドでは絶対に無理です。だからハードウッドのときはサンドイッチをお奨めしないのです。明日チョこっと補足をしたいと思います。

  2006年02月22日

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• ウリン材は素人には施工できないのだろうか？ その4

  次に道具。ウリン材を施工するときに特別な道具は必要なのでしょうか？●切断 普通の丸のこでOK。ちなみに私が使っているのは近所のホームセンターが開店したときに2980円で買った特売品。 これで充分使えるのですが、刃はいいものを使った方がスムーズ。 この間金物屋さんで買った3000円の刃に変えたら切れ味が全然違うのでビックリしました。 20mmの材でしたらジグソーでも切れます。複雑な切り込みやアールをつける時は必需品かと思います。●ビス止め 下穴を空けるときに座掘りもしなければいけませんので、皿錐（写真）は必需品。 インパクトですが、私は最初ホームセンターで8000円くらいで売っている特売品を使っていました。 これは使い捨てだと割り切らないと使えません。 力不足以上にどうしようもないのが、電池。 充電に時間は掛かるし、真夏は充電できないし、使うほどに能力は落ちるし・・・ インパクトは良いものを買っておいたほうがいいと思います。もうひとつコンクリートにビスを揉むときの必需品が振動ドリル。これが無いとコンクリートに下穴をあけることができません。●カンナ・ノミ 前は使っていませんでした。 こういったものを使わずに済む構造にする方が失敗をしないかと思いますが、やはりカンナやのみを使うと仕上がりが一段と美しくなります。 但し直ぐに刃が欠けますので、しょっちゅう研いだり替え刃を交換したりしなければいけません。電動工具に慣れている人ならそんなに恐れることはないと思います。ビス止めのコツさえつかめば怖いもんなしです。何せ2年前までインパクトも丸のこも触ったことがなかった私でもできるのですから。私の試行錯誤の様子はウッドデッキネットでご覧下さい。つづく

  2006年02月19日

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• ウリン材は素人には施工できないのだろうか？ その3

  今日書こうと思っていることはウッドデッキネットで詳しく書いていますので、ここでは要点だけにしたいと思います。ウリンのウッドデッキの施工で何が一番悩みの種かって言われたら迷わず「ビス止め」です。結論を一言で言うと、「ビスは太く短く 下穴は手を抜くな」このことには直ぐ気付きましたが、最適のビスを求めて試行錯誤をしました。まず長さから。いろいろ試してみましたが、一番施工性に優れているのは板材+20mm。つまり床板でよく使われる20x105の場合40mm。 30x105の場合だと50mmということになります。実際には15mmあれば掛りますので、20x105の場合は38mmを使っています。太さもいろいろ試しましたが、ベストは4.1mm。一時4.5x50というサイズを使っていたのですが、この太さだと根太材が割れてしまうのです。4.1でも割れることもありますが、その頻度は全然違いました。また太さを統一することで、ドリルの種類を減らすことができることも忘れてはいけないポイントです。次に形状たいていの人はコーススレッドか万能ビスを使うと思いますが、そんなものを使うとまず100%ネジ切れてしまいます。なぜって？・ビスの首が細いからねじ切れやすいんです・フレキのものは先が食い込みやすいのがあだになって頭がねじ切れ易いんですだから、木ネジを使っています。もうひとつ色ステンレスのギラツキは結構目立つんですよね。それが嫌だというお客様がいらっしゃったもので、色付きステンレスを探しました。あるにはあったのですが・・・た・か・い!!!!!!!!よく出るサイズで2割増。ほとんど出ないサイズだと2倍～3倍。うーーん。そこでねじ屋さんで聞いてみた方法を試してみました。ビスを焼くのです。なかなか良い感じになりました。最後に材質私は100年腐らない木には最も錆びにくいビスを使うべきだと考えました。ステンレスの・・・あれ？ステンレスって1種類じゃなかったのですね。いろいろ種類があって値段もピンキリ。プロのねじ屋さんがステンレスって言っているのは、「SUS XM7」これはとても錆びにくいですが、多少柔らかなネジ。これって・た・か・い・んですよ。でもハードウッドにはこのタイプを使っています。言葉を覚えるのは大変ですから、錆びにくいステンレスとそうでないものが一目で分かる方法をお教えしましょう。安物は「磁石にくっつく」ではまた明日

  2006年02月18日

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• ウリン材は素人には施工できないのだろうか？ その2

  昨日書きそびれましたが、スロープを作ったことで、インパクトが調子悪くなりました。ドリルは折れる!ビスはねじ切れる!インパクトは壊れる!ウリンなどのハードウッドを施工して欲しいと大工さんに頼むと、嫌がる人が多いのもうなずけます。そんなある日 仕事を手伝ってもらっている設計事務所の草原さんから相談を持ちかけられました。「狭い隙間をウッドデッキにしたいって言う人がいるんだけど、木は腐るからダメだし、木樹脂だとオーダーすると無茶苦茶高くなるし・・・」彼女にもウリン材は何度も見せていたのに!!「これでえーんとちゃうん？」「そやな。 お客様にみせてくるわ」うまく行くときはこんなものです。隙間いっぱいにウリンのウッドデッキを作ることになりました。その時私は暇だったので、自分で施工をしてみようかな？いや、施工をして見たいな。お願いします、ぜひやらしてください。さすがに素人ですから何から手を付けていいものか分かりません。知っていそうな人に聞いてみることにしました。

  2006年02月17日

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• ウリン材は素人には施工できないのだろうか？ その1

  2003年夏、ウリン材の通販をはじめました。これまでに書いたとおり、まず疑問に思ったことは材のこと。本当に100年もつの？アクがでることを嫌う人が多いけれど？？？次に疑問に思ったことは、ウリン材でウッドデッキを作るのは素人では無理なの？？？お客様から構造的な質問を受けるようになりましたが、ちんぷんかんぷん。できるだけそのことには触れないようにしていました。その頃、SPFの端材木工を始めたおかげで電動工具を少しは触われるようになっていました。そんな私にスロープを作って欲しいという依頼がありました。切るのは安物の丸のこでも問題ありませんでした。何が困ったって、ビ・ス・ど・めまぁ写真を見てください。ドリルは折れる! ビスはねじ切れる!3本に1本くらいのペースでビスをねじ切ってしまいました。完成した頃には、そこら中にビスの残骸が転がっているし、どうしても抜けなかったビスやドリルの刃が木に残って・・・商品にはなりませんでした。結局大工さんに作り直してもらう羽目に。うーん。やっぱり素人に触れるような代物ではないのでしょうか？

  2006年02月16日

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• ウリンのアクってなんとかならないの？ その6

  ウリンのアクについて6日も引っ張ってしまいましたが、これでひとまず置かせて頂きます。ウリン材は最初の一雨で真っ赤なアクがでますので、知らない人が見たらビックリすると思いますが・・・次の雨ではどうでしょうか？3回目は？4回目は？残念ながらそのことに触れているのを私は見たことがありません。世の中には情報が溢れているように見えますが、残念ながら画一的なことが多く、本当に知りたい情報は案外入手でき辛いものです。ウリンのアクは、もちろん徐々に出にくくなります。またそれに伴い材の色が少しづつ黒っぽくなります。そして、コンクリートのアクは雨に流されて自然に目立たなくなるのです。ちなみに写真のお宅では一回もキッチンハイターを使っていません。屋根がある分雨の掛かる量は少ないかと思いますが、それでも半年の間に結構雨が掛ったと思いますよ。つまり最初に大げさに騒がなければ徐々に落ち着いていい感じになりますよ。というのが今日の段階での私の見解です。これで100点満点。もういちどおさらいをしてみましょう。・ウリン材は風雨に晒されると真っ赤なアク（ポリフェノール）が流れる・アクは家庭用の塩素系洗剤（キッチンハイター等）で簡単に分解をする・切り屑からは大量のアクがでるので、施工時には切り屑を残さない工夫をする・真っ赤なアクも当初は目立つが、放って置けばそのうちいい色に馴染んでくる

  2006年02月15日

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• ウリンのアクってなんとかならないの？ その5

  知っている人はなんでもないことなのですが、知らないものはそういったものがあるのかないのか見当もつかないものなのです。コンプレッサーの代替品を探そうと金物屋さんに相談をしていました。電気で、圧縮空気がでるような機械は無いものだろうか？その場では返事がもらえなかったのですが、後日パンフレットを持ってきてくれました。名前はブロア。でも価格が2万円ちかくもする!!うーん。 これではちょっと手がでませんねぇ。そんなある日ホームセンターを歩いていたら1,680円でブロアを売っています。これくらいなら失敗しても惜しげがないし、明日現場作業なので、試しに買ってみることにしました。充分使えます。床下の細かいところも、床板の隙間のゴミも綺麗に吹き飛んで行きました。ウリンのウッドデッキをつくるなら必需品。多分どこのホームセンターでも売っていると思います。さて、これで100点かと言えばまだちょっと足りません。最後にもう一つのポイントをお話して、ねばく引っ張ったこのコラム最終回にさせて頂きたいと思います。

  2006年02月14日

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• ウリンのアクってなんとかならないの？ その4

  この写真は2004年12月に施工をしたウッドデッキのもの。12月4日の夜、季節外れの台風並の雨風にさらされました。そしてご覧のようにアクでコンクリートが真っ赤になり、キッチンハイターを2本振りかけて下の写真の状態まで回復をしました。ここまではサイトに書いてあるとおりです。その後何回かウッドデッキの施工をしているうちにこの説明では足りないことに気付きました。一体どの部分から最も多くのアクがでているのか？ここまで踏み込んで考えたとき、天候や材の特性以上に、施工をしていた私自身が気をつけなければいけないことがあることが分かりました。そう、一番多くアクがでるのは切り屑なのです。つまり、切り屑をキチンと取り払らうだけで、アクは随分減るのです。箒で掃くだけでは、床板の隙間のくずは取れません。水で流したら、アクがたくさんでるだけでこれもダメ。掃除機で吸い取るといっても限界があります。一番いいのは、圧縮された空気で吹き飛ばすこと。大工さんならコンプレッサーを持っていますので、何でもないことですがDIYerでそんなものを持っている人はほとんどいないでしょうし、もちろん私も持っていません。ある日ホームセンターを歩いていていいものを見つけました。つづく

  2006年02月13日

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• ウリンのアクってなんとかならないの？ その3

  引っ張って済みません。でもココが大事なところなのでもうちょっと付き合ってください。キッチンハイターでアクが取れることは、サイトで公開しましたし、大阪の木材会社の人にも話をしました。いつの間にか、そのことは全国に知れ渡っていました。でもねぇ、所詮人から聞いたことを書くだけでは真実は見えないんですよねぇ。実はココに書いていることではまだ足りないことがあるのです。そのことに気付いたのは、2004年12月。それからずっと疑問に思っていたことが1年経って、去年の暮れようやく分かりました。近々サイトを手直ししようと思っています。そこで書くことが、残りの30点 と言うよりももしかしたら最大のポイントかも知れません。このブログで先行発表しますが、この続きは ま・た・あ・し・たPS 多分自分で施工をしている人は気付いていると思いますよ。 というよりこの実験を真剣に見てくれていた人は多分、最初から気付いていたのだと思います。

  2006年02月12日

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• ウリンのアクってなんとかならないの？ その2

  昨日の日記で書いた3つの洗剤。 おそらくどこの家庭にもあるかと思いますし、なくてもどこでも手に入るものばかり。答えは・・・え？知っているって？どうして？そんなのウリン材を販売しているサイトを見れば書いてますってそう答えた貴方には30点をあげましょう。ウッドデッキネットに詳しく書いてあるじゃないですか貴方フライングをしましたね。 でも努力に免じて70点。なんで100点じゃないのかって？それは明日のお楽しみ今日のところはこちらを見ておいて下さいねさっきも書いたとおりこれではまだ30点足りないのです。つづきは あ・し・た

  2006年02月11日

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• ウリンのアクってなんとかならないの？ その1

  価格表を載せるとウリン材の問合せが来るようになりました。これまで目をつぶってきた欠点に対する答えを出さなくてはいけなくなりました。ウリン材を使うことを躊躇っている人の多くはアクを気にしていました。1日雨が降ると写真のように真っ赤なアクが流れ出します。いろんな人に聞きましたが、コレだ!といういいものはありませんでした。大阪の木材会社の人から洗剤を紹介してもらいましたが、その人も実際にはそれを使ったことが無いといいます。その人は「サンポールが効くと言っていた人もいましたよ。」と笑顔で話します。でもそんないい加減な話を紹介するわけには行きません当時ウリン材を紹介するホームページは少なく、アクがでることは書いていましたが、こうすれば取れますよ。 と書いているところはどこにもありませんでした。仕方がないな。 自分で試してみようか？家にあった洗剤の中で効きそうに思えたものを3種類ピックアップしました。大阪で聞いた「サンポール」お風呂で見つけた「バスマジックリン」妻が台所でよく使っている「キッチンハイター」果たしてこんなものでこの真っ赤なアクは取れるものなのでしょうか？つづく

  2006年02月10日

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• ぶっちゃけウリンって何年くらいもつの？

  とりあえず価格表を載せたものの、自分には何の知識も無い。コンテンツを増やそうにも何をしていいのか分かりませんでした。自分の興味のあることを載せてみよう一番の疑問。100年腐らない木は本当に100年腐らないの？？？パンフレットには150年もった柵とか、50年耐えた杭とか書かれています。それはそれで紹介しますが、自分が納得したものが欲しかったのです。ならば自分で実験するしかないじゃありませんか。サイトのコンテンツ第1弾は、耐久性実験さっそく土の上、ベランダ、海中に木材を放置してその変化を記録することにしました。でもさっそく大問題が発生。海の木材は1週間もしないうちに行方不明。こりゃダメですね

  2006年02月09日

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• ウリン材を売りたい人と買いたい人

  現場見学会では誰も欲しいと言わなかったウリン材ですが、サイトを見て、全国からメールが届き始めました。でも私は香川県の住宅会社の一介の営業マンです。ウリン材についてのノウハウはありませんし、先ほど書いたとおり欠点ばかりがクローズアップをされてとても材の話をする余裕はありませんでした。ですからお問い合わせ頂いた皆さんに大阪の木材会社の女性営業を紹介していたのです。と・こ・ろ・がその中の一人岡山の方は違っていました。坂出まで取りに来るので材を売って欲しいというのです。そこまで言われたら何とかしなければいけません。その方はとても喜んでくださいました。これまで私は物を売ってこんなに喜んでいただいたことがありませんでした。いいものを買った喜びは、売るものの喜びに変わります。こんなに喜んでいただけるのなら試しにネットで通販をしてみようか？2003年夏、ウリン材の価格表を公開。インターネットで資材の販売を開始しました。

  2006年02月08日

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• 真っ赤な汁がでるアイアンウッド

  初めての作品はこのお客様にプレゼントをしました。その後コンクリートをうって、この場所に収まりました。ところが1ヶ月ほどしてお宅に伺うと、この縁側が奥の方にしまわれているのです。「どうしたんですか？」「どうもこうもないよ。 雨が降ったら赤い汁がでてわやになったんじゃ」「・・・」ウリン材の欠点としてアクが出ることを聞いていました。でもお客様の使用に耐えないほどとは・・・こんな木！ 使い物にならないのじゃないか？部長はこのデッキパネルを2バンドル仕入れていましたが、私たちには単なるお荷物にしか過ぎなくなっていました。

  2006年02月08日

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  ウリン材初めての作品

  DMBホームの住宅見学会では、懲りずに毎回「100年腐らないアイアンウッドのデッキパネル」を紹介していました。それが欲しいと初めて言ってくださったのは、見学会に会場を貸してくださったHさん。縁側にしたいと言うことだったので早速みんなで作ってみることにしました。といっても当時の私はインパクトを触ったこともありませんでした。設計をしていたT君とリフォーム営業を主にしていたTさんが作業の中心で、私はもっぱら写真担当。「ひえーーー!」「煙を噴いてる!!」「ビスが折れてしまった!!」悪戦苦闘をして何とか完成したもののこんな木使いのものになるんかいな？という思いだけが残った1日でした。

  2006年02月06日

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• 100年腐らない木をどうやって紹介しようか？

  この時見せていただいたのは、ウリン材で作ったデッキパネルと根太材。私にはウッドデッキなんて想像もできない世界でした。何はともあれ人に紹介をしないことには話が進みませんので、ウリン材を紹介することにしました。まずはDMBホームのホームページ。名づけて「ディーエムビーホームのツーバイフォー住宅に使われる木材」ちょうどその時KSBのOさんと「ギュッと!KAGAWA」のコラムの内容を打ち合わせていました。ホームページと同じ切り口のものを作っても仕方が無いので、こちらは木から住宅を考えていただける方向で行こうということになり、2003年4月末に「住まいづくり☆はじめの一歩」でウリンを紹介しました。バーチャルだけでは信憑性に薄いので、DMBホームの住宅見学会に展示。その時の写真なのですが・・・うーん。 如何にもおまけで紹介している雰囲気がありあり。これでは誰も飛びつきませんよね。

  2006年02月05日

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• 100年腐らない木？？？

  DMBホームを立ち上げたとき、部長からムクのいい木を使いたいと言われていろいろな木を見せられた。正直なところ、これまで木には大して興味がなく、ムクのフローリング=カナダ産21mmのオークフローリングくらいしか知りませんでした。住宅会社の営業っていい加減なもんだな。心底そう思いました。話は戻ってアイアンウッド。パンフレットには「水中でも100年の耐久性がある木として、ヨーロッパ各地でも長くつかわれてきました」と書いています。インドネシア・ボルネオ島原産の木で、現地では桟橋とか住宅の土台や屋根なんかに使われているらしいです。何せ無茶苦茶重くて硬い、これまで見たことのあるどんな木とも異質のものでした。「ふーん100年腐らない木ねぇ」「いったい何に使うんだ？」どこまでもいい加減な住宅の営業マンです。 これまでの概念を覆されると思考回路がストップしてしまうのです。

  2006年02月04日

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• ウッドデッキは腐るものだと思っていた

  皆さん始めまして。香川県坂出よりウッドデッキに役立つ腐りにくい木材を通販している「ウッドデッキネット」のアイアン・ウッドです。別に本名で書いてもいいのですが、どうしても知りたい人はウッドデッキネットの方を見てください。 でも、私の本業はDMBホームという住宅会社の営業マン。住宅を売りたくて作ったホームページだったはずなのに・・・2002年3月、大阪の木材会社の女性営業の人が持ってきた1枚のデッキパネルが私の運命を変えてしまいました。「ウリン」別名を「ボルネオ・アイアンウッド」なんと水に沈むほど重く硬い木。（写真で水に沈んでいるのが分かるでしょうか？）住宅業界に10年程携わりましたが、こんな木がこの世にあるとは知りもしませんでした。いい加減なもんですね。「ウッドデッキなんて直ぐに腐るから止めたほうがいいですよ」その日までそう信じていました。

  2006年02月03日

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