1月30日見た映画『ジャーヘッド』
久方ぶりの映画である。と言っても世間的に見れば全然久方ぶりじゃないんだけど(^_^;)試写会で当たったので見る。一応戦争映画らしい。一言で言えば「フルメタル・ジャケット(湾岸戦争編)」である。戦争映画なんだけど、戦闘シーンはほとんど無いに等しい。メインは訓練訓練に明け暮れる日々。そして戦場でも、ずっーと待機中(大いに暇をもてあましていると話)なんで、派手な撃ち合い等を期待する人には残念な戦争映画です(^_^;)最後は無事に帰るんだけど、なんと言えない感じの映画ですね。(反戦映画の部類なんでしょう)印象に残ったシーンは(^_^;)派遣される兵士のために戦意高揚映画として「地獄の黙示録」のベトナムの村をヘリで攻撃する場面(BGMにワルキューレの騎行」の流れる奴)を見て、皆が興奮するところ。(悪=フセイン、正=米国を皆に認識させる為なんでしょうね。)実弾訓練中に実際に兵士が死ぬ場面。(日本で、やったら大問題でしょうが、海兵隊じゃ普通の感じで描かれてました。こわいわ(^_^;))砂漠で取材に来ているテレビクルーにいい顔をしようとする下士官に目論見をぶちこわす行為には洋の東西を問わず、嫌な上司にはこういう反発もあるんだなと。)んでふと思ったこと。米国って本当に合理的。兵にはきちんと休暇を取らしたりするところは立派。下手な精神論には傾きそうな某国とは偉い違いだ(^_^;)映画的にはフセインは悪魔(敵方)なんですが、相手方の兵隊は出ません。(死体では出てますが)戦場といった物が、常日頃撃ち合いばっかりやってるわけでは無いと言ったことが分かります(^_^;)撃ち合いはないけど、空爆とかそんなんで出来るだけ自軍の死者を減らす努力なんでしょうけど。人命尊重をする米国です。(ここで言う人命尊重とは自国民および味方だけ。敵は虫けら以下の扱いです。)湾岸戦争の内側といったところはなかなか興味深く見れましたね(^_^;)