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カテゴリ:六合
初めて来ていただいた方に
こちらから続いています。 『宵闇の残光』の1曲目は「招霊」(しょうれい) ここで触れたように、儀式が始まり 六合の世界へと導く、ダークでゴリゴリのリズムが繰り返されます 『幽遠』(ゆうえん)の延長線上にある 決して単純ではない不協和音が心地よい。 前作で絶賛されたドラムとベースは、その一体感を増し 音質は耳に優しく、聞き手の表層ではなく内面に響き堆積し そこに、時には聞き逃しそうになるのですが 様々な音色のキーボードが彩りを添えています。 最初のノイズは禍々しい雰囲気さえ醸し出し 次に0:26から0:51までのフレーズは 『幽遠』の「出郷」(いづくに)の最初に使われていたものに似て 「出郷」は故郷からの旅立ちを歌っていたのですが 今度は六合の出発点であった『幽遠』からの 新たな旅路を暗示しているかのようです。 パーカッションも多彩で、中でも和太鼓の端を叩く音は 荘厳な雰囲気の中に、少し諧謔味を出しているよう。 最後にはボーカルが早口で呪文のようなものを唱えていますが これは、『宵闇の残光』のCDケースの CDを乗せるところの裏に書いてあります。 扉が開かれ、新たな風景が出現するかのようなノイズで この2分10秒の儀式は終わりを告げる。 次は「身鏡」(みかがみ)です。 iTunes Storeでも六合をどうぞ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.10 00:47:38
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