精製水、純水、超純水、脱イオン水とは?精製された不純物のない水です。「精製水の作り方」 (日本薬局方品) 地下水→RO膜処理(1回目)→RO膜処理(2回目)→蒸留 →中空糸ろ過 →イオン交換→ろ過 →充填 (工業用) 地下水→RO膜処理(1回目)→RO膜処理(2回目)→蒸留 →中空糸ろ過 →充填 日本薬局方精製水は、薬品の溶解水、医療用器具の洗浄水、化学分析用水、その他医療用水等に用います。 工業用精製水は、薬品の溶解水、化学分析用水、バッテリー補充液、洗浄水、原料用水等に用います。 ※注射液の製造に用いないでください。 水の規格には、日本薬局方規格・水道法規格・工業用規格(JIS)等があります。 本薬局方規格には、「常水」「精製水」「滅菌精製水」「注射用水」があります。製法は下図のようになります。 純水とは? 純水(じゅんすい)とは、不純物およびイオン成分を除去した水である。一般にろ過や蒸留により不純物を除去した水を精製水と呼び、これをイオン交換樹脂により脱イオンしたものを脱イオン水と呼ぶ。狭義には脱イオン水が純水であるが、蒸留水や精製水も純水と呼ぶことがある。 純水の純度はイオン量で決定されるが、通常測定が簡単な比抵抗(比電気抵抗)で評価される。水は極くわずかの部分が水素イオンと水酸化物イオンに電離する為、純粋な水にも必ずイオンが存在し、比抵抗の理論値は18.3MΩ・cmとなる。これに対して1~10MΩ・cmの範囲を純水と呼ぶ場合が多い。これより純度の高いものは超純水と呼ばれる。ちなみに、平均的な水道水の比抵抗は0.02~0.08MΩ・cmである。 ※導電率は比電気抵抗の逆数である(MΩ・cm=1/(μS/cm))。 |