枕草子誕生、10年越しの愛、越前編のはじまり
大河ドラマ「光る君へ」である。吉高さんファンなうえに、キラキラ輝くファーストサマーウイカさんの撮影裏話を聞いたこともあり、ハマりにハマっている。平安時代は学生の頃から好きな時代で、詳しくはないものの馴染みはある。はっきり言って、史実にどこまで忠実なのかも定かではないのだけれど、物語としてとても楽しんでいる。枕草子の誕生の由来が清少納言の定子さまへの想いによるものだ、という。実際には関わり合っていないであろうと言われる紫式部が発案者というのも良いエピソード。まひろとききょうが築いてきた友情&言葉遊びの応酬も。枕草子の「春はあけぼの〜」は必ず学校で習うし、年齢重ねても覚えていて、季節が移ろうたびに思い出す。ウイカさんは書道経験者だそう。全てを御本人が書いたのかはわからないけれど、めちゃくちゃ練習はされたそうで。とても美しい文字だった。まひろの字もそうだけど。私も書道経験者で、また習いたいと思いながらも、なかなか実現出来ないままでいる。文字には心が現れる、と恩師から言われたことを覚えている。丁寧に書けば、その気持ちが伝わるよ、と。書くことが少なくなった現代だけれど、筆をとるときには丁寧に、を心掛けたい。文字には人が出るのだ。まひろと道長の燃え上がった恋は、別れから10年経っても燻っている。身分違いの恋が愛に姿を変え、時を経てようやく本心を告げることが出来る。けれど、それは再びの別れの挨拶でもある。まひろの素直な言葉はその後の行動へと繋がり、互いの想いを確認し合う。父、為時と共に越前へと向かう道中。船で琵琶湖を北上するシーンは高島市で撮影されたそう。越前市は何度か訪れたことがある。個人的に好きなところ。かこさとしさんのゆかりの地でもある。ちなみに私が折に触れて読み返したいと思う、かこさんの本がある。未来のだるまちゃんへ (文春文庫) [ かこ さとし ]子育て中の人にもおすすめ。かこさんの絵本をモチーフにした公園もあり、ファミリーにも人気がある。武生中央公園。光る君への大河ドラマ館があるのもこちら。ここから車を少し走らせると、紫式部公園がある。吉高さんが訪れていたところ。私は行ったことがないけれど、平安時代を思わせる庭園があるよう。越前編もどうなるやら?史実通りならば長くはないだろうけれど。今回はほんの少し、匂わせがあったような気もする。